美味い!安い!簡単!「下味冷凍」豚肉レシピ4選は庶民の味方
執筆者: ライター・エディター/鈴木恵理子
ひとり暮らしで最も面倒くさいと思われがちな自炊。料理が嫌い、苦手という人だけでなく、買い物も作るのも片付けも、とにかく全てが面倒くさい!という人も結構いるのでは? もちろんコンビニやスーパーのお弁当やお惣菜を活用する日がたまにあってもいいけれど、毎日続けていると、そもそも味に飽きてきたり、お金の負担になったり。栄養が偏り、身体にだって良くありません。そこで今回は、ひとり暮らしの自炊を簡単&楽にする「ジップロックⓇ」を使った下味冷凍の方法とレシピを紹介! 今回は、豚肉編です。
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そもそも《下味冷凍》て何?
下味冷凍とは、肉や魚などを調味料で味付けし、「ジップロックⓇ」などの保存袋などに入れて冷凍保存しておく方法のこと。解凍後に加熱調理するだけなので時間がぐっと短縮されるだけでなく、下味冷凍をすることによって肉や魚にしっかりと味が染み込み、うまさアップに繋がるのも魅力のひとつ。
《下味冷凍》のメリットと方法は?
下ごしらえの時間や後片付けの時間が短縮できる!
休日に下味冷凍したストックを平日に活用すると、料理の下ごしらえの時間や後片付けの時間が短縮! 通常調理と比べてトータル1日65分も効率UPさせることが出来ます。
同じタネでもあらゆるアレンジが楽しめる!
調理自体も下味冷凍のタネを火にかけるだけなので、シーンに合わせて簡単にあらゆるバリエーションレシピを楽しむことができます。
節約にもつながる!
週末にまとめ買いして下味冷凍をすることで、無駄な買い込みを防ぐことにもつながり年間50,589円の節約になります。肉や魚は特売で安くなっている時に、多めに買って下味冷凍するのが得策。
<下味冷凍レシピ~豚肉編~> 豚こましょうがにんにく味
しょうがとにんにくが利いたしょうゆ味の豚肉は、中華風のおかず作りに便利に使えます。
作成時間5分 666kcal/全量
【材料】(2~3人分)
豚こま切れ肉・・・・・・300g
【A】
しょうゆ・・・・・・大さじ2
酒・・・・・・大さじ2
みりん・・・・・・大さじ2
しょうが(すりおろし)・・・・・・小さじ1
にんにく(すりおろし)・・・・・・小さじ1
【豚こましょうがにんにく味の作り方】
- 「ジップロック®フリーザーバッグ(M)」にAを入れ、バッグの上からよくもんで混ぜ合わせる。
- (1)に豚肉を入れてよくもみ込む。なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存。
【ワンポイント】
しょうがとにんにくがきいた下味で、中華風の炒めものに向きます。
下味冷凍活用レシピ① スタミナどんぶり
作成時間15分 548cal/1人分
【材料】(2人分)
下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」※・・・・・・半量
玉ねぎ・・・・・・1/2個
にんにくの芽・・・・・・4~5本(40g)
えのきたけ・・・・・・1/2パック
バター・・・・・・10g
塩・・・・・・少々
ごはん・・・・・・適量
七味とうがらし、紅しょうが・・・・・・適宜
【スタミナどんぶりの作り方】
<下準備> 下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」は冷蔵室におき、解凍しておく。
- 玉ねぎは繊維に垂直に1cm幅で切り、にんにくの芽は4~5cm長さの斜め切りに、えのきたけは石づきをとり、長さを半分に切ってほぐす。
- フライパンに「クックパー®フライパン用ホイル」を敷き、「豚こましょうがにんにく味」を漬けだれごと入れ、中火で炒める。肉に火が通ったら火からおろし、「フライパン用ホイル」ごと取り出す(火傷にご注意ください)。
- あいたフライパンにバターを熱し、(1)を順に加えて炒め、塩を軽くふって野菜に薄く味をつける。(2)を加えて炒め合わせる。
- 器にごはんを盛りつけ、(3)をのせ、好みで七味とうがらしをふり、紅しょうがを添える。
【ワンポイント】
パンチのあるしょうがにんにくの下味とバターの風味がよくマッチし、がっつり食べたいときにおすすめのどんぶりです。
下味冷凍活用レシピ② ホイコーロー
作成時間10分 259cal/1人分
【材料】(2人分)
下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」※・・・・・・半量
キャベツ・・・・・・3枚
ピーマン・・・・・・1個
長ねぎ・・・・・・1/2本
サラダ油・・・・・・小さじ2
【A】
テンメンジャン・・・・・・大さじ1/2
豆板醤・・・・・・小さじ1
酒(あれば紹興酒)・・・・・・小さじ1
ごま油・・・・・・少々
【ホイコーローの作り方】
<下準備> 下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」は冷蔵室におき、解凍しておく。
- キャベツはざく切りに、ピーマンは1cm幅に、長ねぎは1cm幅の斜め切りにする。Aは混ぜ合わせておく。
- フライパンにサラダ油を熱し、「豚こましょうがにんにく味」を漬けだれをきって入れ、中火で炒める。肉に7割方火が通ったら端に寄せ、(1)を順に加えて炒める。野菜がしんなりしてきたら肉と炒め合わせ、Aを加えて全体にからめる。仕上げにごま油を加えて火を止め、器に盛りつける。
【ワンポイント】
肉に下味がしてあるから、簡単な調味料の組み合わせで、パパッと本格的な「ホイコーロー」が作れます。
下味冷凍活用レシピ③ 豚肉ときくらげの卵炒め
作成時間15分 211cal/1人分
【材料】(2人分)
下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」※・・・・・・半量
きくらげ(乾燥)・・・・・・3g
たけのこ(水煮)・・・・・・40g
長ねぎ・・・・・・20cm
卵・・・・・・2個
塩、こしょう・・・・・・各少々
サラダ油・・・・・・大さじ1
ごま油・・・・・・少々
小ねぎ(小口切り)・・・・・・適宜
【豚肉ときくらげの卵炒めの作り方】
<下準備>
・下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」は冷蔵室におき、解凍しておく
・きくらげは水に20分以上浸してもどしておく。
- 「豚こましょうがにんにく味」は食べやすい大きさに切る。きくらげは石づきをとり、2~3等分に、たけのこは細切りにする。長ねぎは1cm幅の小口切りにする。卵をよくときほぐし、塩、こしょうを加え混ぜておく。
- 中華鍋などにサラダ油の半量を熱し、長ねぎと豚肉を炒める。肉に6~7割火が通ったら、きくらげ、たけのこを加え、肉に火が通るまで炒め、軽く塩、こしょうし、いったん皿に取り出す。
- あいた中華鍋に残りのサラダ油を熱し、卵を入れる。大きくかき混ぜながら6割方火が通ったら、(2)を戻して炒め合わせる。ごま油少々を加え、全体をざっと混ぜて火を止める。
- 器に盛りつけ、小ねぎをふる。
【ワンポイント】
朝冷蔵室へ入れて解凍し、夜は塩、こしょうでパパッと炒めるだけで人気の中華風メニューが手軽に完成!
下味冷凍活用レシピ④ 黒酢風味の五目うま煮
作成時間15分 225cal/1人分(3等分として)
【材料】(2~3人分)
白菜・・・・・・1枚(100g)
チンゲン菜・・・・・・1株(100g)
にんじん・・・・・・30g
干ししいたけ・・・・・・2枚
うずらの卵(ゆでたもの)・・・・・・6個
サラダ油・・・・・・大さじ1
ごま油・・・・・・少々
【A】
干ししいたけのもどし汁+水・・・・・・100ml
黒酢・・・・・・大さじ1
酒・・・・・・大さじ1
鶏がらスープのもと(顆粒)・・・・・・小さじ2
砂糖・・・・・・小さじ2
【B】
水・・・・・・大さじ1
かたくり粉・・・・・・小さじ2
【黒酢風味の五目うま煮の作り方】
<下準備>
・下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」は冷蔵室におき、解凍しておく。
・干ししいたけは「ジップロック®スクリューロック®(300ml)」に水100mlとともに入れ、冷蔵室におき、もどしておく。
- 白菜は4~5cmのざく切り(軸の厚い部分はそぎ切り)にする。チンゲン菜は葉先を3~4cm長さに切り、根元は縦4~6等分に切る。にんじんは1cm幅の短冊切りに、干ししいたけは薄切りにする。
- 「豚こましょうがにんにく味」は大きければ、食べやすい大きさに切る。
- 中華鍋などにサラダ油を熱して(2)を炒め、7割ほど火が通ったら(1)を火の通りにくい順に加えて炒め合わせる。
- 合わせたAとうずらの卵を加えて全体を混ぜ、3分ほど煮る。Bの水どきかたくり粉を加えて全体をよく混ぜ、とろみをつける。ごま油をまわしかけてひと混ぜし、火を止める。
【ワンポイント】
豚肉に下味がついているので、あとは黒酢あんをからめれば、コクのある中華風の五目うま煮が簡単に作れます。
「ZiplocⓇ」が大活躍‼
ジップロック®があれば
液体保存も安心!
内側から開きにくい密封ジッパーで、液体も安心。指先感覚で「パチパチ閉まる」が分かるウルトラジッパーは開閉しやすくストレスフリー!オープンタブ部分に細かい凹凸がついて濡れた手でも滑りにくく開けやすい。
ジップロック®フリーザーバッグ(M)/旭化成ホームプロダクツ
豚のこま切れ肉は、比較的安く購入できて、ちょっとした炒めものにとっても使いやすいのが魅力。しょうがとにんにくがきいた下味をつけておくことで、「白ご飯」がどんどんすすむ定番の中華料理が簡単につくれます。同じ「豚こましょうがにんにく味」をつかった時短料理で、こんなに味バリエができるのも料理の面白さ。早速、肉のハナマサやジャパンミートで豚こま肉を大量買いして試してみよう! 次回の魚編もお楽しみに。
この記事を書いた人
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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