【体験談】1対1の相席居酒屋「THE SINGLE(ザ・シングル)」に1人で行ってみたら、2人と連絡先を交換できた!
執筆者: ライター/佐藤隼秀
アラサー世代の独身男性にとって、年末年始になにかと脳内にチラつくのが“恋人の存在”だ。クリスマスが過ぎたと思ったら、帰省シーズンで実家に帰ると両親から「良い人いないの?」なんて探りも入れられて、恋人がいないと居心地の悪さを感じる機会も多い。
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アラサー世代にもなると、周りの友人も既婚者が増えてきて、合コンなんかも誘いづらい。かといってマッチングアプリはやりとりが面倒だったりと、なにかと婚活するのも億劫に……。
そう思いながらも、手持ち無沙汰に婚活について調べていると相席屋がヒットした。相席屋といえば、見知らぬ男女が同席し、即席で合コン状態を楽しめる居酒屋のことだ。いわばナンパ公認の場として、恋活や婚活に励む男女が集う場所になっている。
ただ、実際は結構チャラいイメージだ。筆者も20代前半に何回か行ったことあるが、ぶっちゃけ飲み会の二次会で行くことが大半だった。お酒の勢いを借りて、カールズバー感覚で女の子と喋って、あわよくば2軒目に連れ出せたら……なんて軽いノリで行くことがほとんど。実際に、YouTuberの「相席屋でお持ち帰りしてみた」なんてコンテンツも腐るほど見てきたし、もはや“相席屋=ナンパ目的が主流”という印象すらある。
「真剣な恋人探しには向いていないだろう」とページを消そうとしたが、その流れで目に留まったのが、“マンツーマン専門の相席屋『THE SINGLE(ザ・シングル)』”だ。通常の相席屋といえば、男女ともに複数で来店するのが決まりで、飲み会や合コンのように盛り上がるイメージがある。ただ『THE SINGLE』では、20分交代制で、マンツーマンで女性と相席できるらしい。
しかも相席するブースは、カーテンで仕切られた個室型ということで、知り合いにばったり遭遇する気恥ずかしさもない。あとメニューがドリンクのみなので、通常の相席屋のようにフードを頼んで会計が膨らんだり、食事目的で来店する冷やかしの女性も少ないという。いわば“恋活ガチ勢”が集まりやすい業態となっているようだ。
料金は1人相席するたびに、税抜き価格で平日が2500円、週末が3000円とわかりやすいのも嬉しいポイントだ。1人で行くのは少し勇気もいるが、予約不要で1人で行ける手軽さも後押しし、ふらっと店舗を訪れてみた。
事前に相手のプロフィールが把握できる
「いらっしゃいませ~」
シックな内観の店内で、スタッフが出迎えてくれると、まず専用アプリの登録の有無を聞かれた。どうやら『THE SINGLE』では、事前にアプリ登録が必要で、簡単なプロフィール(年齢・職業・趣味など)を記載する決まりになっているようだ。
登録したプロフィールは、相席した瞬間にお互い見れるようになっており、しかもアプリを通して相手とメッセージを送れる仕様になっている。1から相手のプロフィール情報を質問したり、相席中に連絡先を交換する駆け引きをしなくていいのが魅力らしい。
簡単に2~3分で登録を済ませると、すぐに相席ブースに案内された。各ブースは厚手のカーテンで仕切られており、広々としてゆったり座れる。ブースの内部はかなりシンプルで、テーブルの上にはコースターと、20分を測る砂時計が置かれているぐらいだ。ドリンクもアプリから注文するので、相席する途中にスタッフを呼ぶ必要もなく、ほぼ完全密室の空間が提供されている。
「好みの容姿や年齢はありますか?」
相席前後にはスタッフが、女性のタイプをヒアリングしてくれるホスピタリティがあった。その時の男女比にもよるが、お店側は極力好みの女性をあてがうよう采配してくれるらしい。「年齢はそこまで離れていなくて、そこまで身長が高くない人がいいです」と、恥ずかしさもあってふわっとした回答をしてしまったが、とりあえずスタッフも意図を汲んでくれたようだ。
その後スタッフはいなくなり、相席する女性を采配してくれるまでの間に、アプリから飲み物を注文。「どんな女性が来るのか」「果たしてちゃんと会話できるのか」と落ち着かない様子で待っていると、「失礼しま〜す」とスタッフが相席する女性を連れてきた。
この記事を書いた人
1995年生まれ。大学卒業後、競馬関係の編集部に勤め、その後2021年頃から本格的にフリーライターに。Webメディアを中心に、マネー、芸能、ノンフィクションなどを執筆。趣味は飲み歩き、競馬、読書。好きなお酒はキンミヤのソーダ割り。
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