「井桁弘恵のリアルな恋愛観」恋愛相談はする？恋愛は本能に従う？【ドラマ『私の町の千葉くんは。』で主演】

恋愛観や高校時代の思い出を深堀り……最近ときめいたのは、あのキャラクター！？

──またまたみどりとのシーンに絡んだ質問になりますが、井桁さん自身、普段から恋愛の相談などは友人にするタイプですか？

井桁　します！だけど相談と言いつつ、もう自分の中で答えが決まっていることが多くて。だから自分が言われたいことは、もう元から自分の中にあるんですよね。それを言ってくれる存在に相談したいなって思ってしまうんですよ。自分の欲しい意見を誰が言ってくれるかな？って探してしまいます（笑）。

──なるほど、背中をそっと押されたいタイプなんですね。

井桁　そうです。最近はやっぱり年齢を重ねていくにつれて考え方も人それぞれ変わってしまうので、どんどん相談できる人は限られてきていますが……（笑）。

──分かります……（笑）。だけどマチにとってのみどりのように、一人でも相談できる人がいれば心強いですよね。

井桁　本当にその通りです。

──さて、本日（取材日）は衣装合わせでしたが、雰囲気などはいかがでしたか？

井桁　想像していたマチの衣装に近いなって感じました。教師という立場もありつつ、女性として可愛くてテンションが上がるような服装で。自分のイメージとかけ離れていなかったので、安心しました。

──本作は高校時代の初恋というテーマを描いていますが、井桁さんはどのような高校生でしたか？

井桁　今思うと、絵に描いたような青春を送っていたなって感じます。恋愛も楽しんでいたし、部活も頑張っていたし、友達ともよく遊んでいました。制服で海に行ったり、昼休みに人のいない校舎でいっぱい写真撮ったり……（笑）。本当に楽しくて、はしゃいでいた記憶ばかりです。

──いいですね。聞いているだけで眩しいです。その中で特に高校時代、大切にしていたもの・ことはありますか？

井桁　部長を務めていたということもあって、部活が大部分を占めていたかなと思います。部員たちとも仲が良かったです。

──部活での特に思い出深いエピソードなどあれば、伺いたいです。

井桁　一年生のときに『2013ミス・ティーン・ジャパン』というコンテストに出場したんですけど、その東京大会が、部活の新人戦と被っていて……。どうしようって思ったときに、監督や先輩が「行ってきな！」って背中を押してくださったのを今もよく覚えています。それがなかったら、たぶんこの業界にも入ってなかったかもしれないので、いまの自分があるのもあの時のおかげですね。そのコンテストで賞をいただいたのを、部全体でいっしょに喜んでくれたのも嬉しかったです。

──最後に、作品の見どころであるキュンキュンにちなんで、最近 私生活でときめいたことがあれば教えてください！

井桁　お仕事でフィンランドに行ったんですけど、コーディネーターさんにムーミンのお話をいろいろ教えていただいて。今まで読んだことがなかったけど、こんなに面白くて素敵な作品なんだな～！と感動したんです。そのお話を聞いた次の日、たまたまテレビを流していたら、一番印象に残ったエピソードが、ちょうどアニメで放映されていてテンションが上がりました。ずっと知っていたようで知らなかったムーミンの可愛さや奥深さに触れて、久々にときめきました！

今回はドラマに関するお話をはじめ、リアルな恋愛観や高校時代にまつわるエピソードをたっぷり伺いました。アラサー世代はもちろん、生き方の多様化によって様々な恋愛観が生まれる昨今において刺さる人も多そうな本作、ぜひチェックしてみてください。

（了）