トム・ブラウンみちおが悩みを告白「仏像が怖い」「布川が厳しい」納言・薄幸にお悩み相談をしてみたら…
執筆者: 編集者・ライター/佐々木 笑
読者のお悩みに納言・薄幸さんがコラム形式で答える連載「スナックみゆき」。不定期でゲストをお招きし、対面でお悩み相談をおこなうことになりました!
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初回のゲストは、みゆきさんとコンビそろって親交が深いトム・ブラウンみちおさん。少し変わったお悩みを打ち明けてくれました。
トム・ブラウンみちおのお悩み①人間の気持ちを解りたい
みゆき ふだん、悩みごとなんて話さないですからねぇ。今日はどんな悩みを持ってきてくれたんですか?
みちお 俺さ、趣味が……多いんだよね。
みゆき え? “多い”ほうの悩みですか?
みちお そう。精神年齢が高2ぐらいなんだよね。
みゆき それはわかる。
みちお 映画観たりとか、漫画観たりとか、何やってもおもしろいんだよ。
みゆき (笑)。バカっぽいけどめっちゃいいじゃないですか。
みちお でも、周りの芸人とかもみんな売れていくなかで、ハマれるものがないって嘆いてるじゃん? なんで何もハマれないんだろうって、みんなとの違いが怖くて。俺は新しいお店に入るだけでもすごい楽しいのに。
みゆき 芸人って、仕事にしちゃうと楽しくなくなっちゃうことありませんか?
みちお 俺はそれも理解できなくて。布川も似たようなこと言ってたんだよね。
みゆき 私もそうですね。好きな番組とかを「これ観といてくれ」って仕事として送られるとめっちゃ残念なんですよ。私は仕事になると嫌になっちゃうから。
みちお 1.5倍速で観ればいいじゃん?
みゆき 速さの話じゃなくて(笑)。
みちお ご飯食べながらとか。
みゆき それが一番嫌ですよ! ご飯が楽しくなくなっちゃうから。
みちお なんかこの、人との違いというか歩幅の差……? どうしたらみんなの気持ちがわかるのか。
みゆき 人間の気持ちを解りたい、ですか?
みちお そうなんだよね。学生のころって、みんなで集まってウイイレとかボンバーマンやったじゃん。俺は未だにああいうことを毎日やりたくて、取り残されてる感じがすごいんだよ。多分これ、死ぬまでずっとこうなんだと思って。たまに、おじいちゃんになってもずっとテレビゲームとかやってる人いるけど、ああいう人って……変な奴じゃん。
みゆき (笑)。まあ、常人ではないかもしれないですよね。今、何が一番楽しいんですか?
みちお 一年ぐらい前にSwitchを買ったんだけど、それがまだまだおもしろすぎるんだよね。今はスーパーファミコンのゲームが30作ぐらい入ってるソフトにハマってて、1作ずつクリアしていってる。
みゆき たぶんあれ満遍なく楽しむやつですよ。でもそれが一番楽しいんだ。ていうか、なんでそんな時間あるんだ?
みちお 例えばさ、23時に家帰ってきて1時に寝るとしたら、俺はその2時間ずっとゲームやってるから。朝もわざわざ早めに起きて2時間ぐらいやるからね。
みゆき はぁ~。すごいなぁ。
みちお バケモンでしょ? 子供のころの“好きなゲームに人生捧げられる感じ”が、未だに続いてるのって……絶対変なんだよ、これ。
みゆき 変ですよ? でもみちおさんが変なことなんてみんな知ってるんだから、今さら寄り添わなくたって。
みちお じゃあ、もう気にしなくていいってこと?
みゆき うん。だって、力加減とか温度とかもわかんないじゃないですか。
みちお うん(笑)。夏もエアコンない部屋で扇風機だけで寝てる。
みゆき 石焼きビビンバを混ぜたスプーンを、私の腕にジュッって押し付けてきたこともありますよね。
みちお そんなに熱いわけないでしょ~って笑ってたら、みゆきちゃんすごい熱がってて(笑)。あれは本当に申し訳なかったよ。
みゆき そのあと布川さんに注意されて(笑)。そんな人が寄り添うなんて無理ですよ。そのままのみちおさんで居てください。
みちお しょうがない、ってことですね。
この記事を書いた人
主な仕事は芸人さんの取材や、書籍・コラムの編集など。本名通りお笑いが大好き。ライブは年間約200本、365日芸人さんの活躍を追っています。
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