「井桁弘恵のリアルな恋愛観」恋愛相談はする?恋愛は本能に従う?【ドラマ『私の町の千葉くんは。』で主演】
執筆者: ライター/黒川すい
10月9日(水)よりテレ東系・ドラマNEXTで放送がスタートするドラマ『私の町の千葉くんは。』。「2020年ananマンガ大賞」で準大賞も受賞した、おかもととかさの大人気漫画の実写ドラマ化で、ハラハラドキドキ展開満載のトライアングルラブ・ストーリーです。母校で教師をしている主人公を井桁弘恵さん、主人公のクラスに転入してきたイケメン高校生を山下幸輝さん、その高校生の兄であり主人公のかつての初恋相手を犬飼貴丈さんが演じています。今回は、主演として2年半ぶりにテレビ東京に帰ってきた井桁弘恵さんをクローズアップ。撮影の意気込みなど、いろいろと深掘りしてみました。
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アラサー教師が“初恋”に振り回されるトライアングル・ラブストーリー
──主人公は母校で教師をしている小野寺マチ(おのでら・まち)。彼女のクラスにイケメン高校生・千葉悠人(ちば・ゆうと)が転入してくるところから物語はスタートします。なんと悠人はマチの高校時代の初恋相手・千葉悠一(ちば・ゆういち)の弟で、かつての彼と姿が瓜二つ!一気に初恋の記憶が蘇ってしまう……というのが、本作のポイントですよね。そんな中、悠一ともまさかの再会を果たしてしまい、イケメン兄弟に振り回されながらストーリーは展開していきます。「本能的な恋」と「約束された恋」のはざまで揺れ動くマチ役に決まった時の感想をまずはお願いします。
井桁弘恵(以下、井桁) 主演として作品に携わることができて、嬉しいです。ラブコメということで、緊張もありながら楽しみだな~という気持ちが強かったですかね。
──ラブコメで感じる緊張というのは、どのようなものでしょうか?
井桁 キュンキュンする表情って、普段なかなか人に見せるものではないじゃないですか(笑)。なので、そこをどうしようかなってドキドキしています……!
──これまでの作品では、あまり見せてこなかった顔になりますか?
井桁 そうですね。こういうラブコメを扱う作品に出演するのは2回目くらいなので、また新しい一面が出せたらなと思っています。
──ポスター撮りなどでお相手2人(山下幸輝・犬飼貴丈)とも顔合わせの機会もあったかと思います。印象はいかがでしたか?
井桁 兄弟は瓜二つという設定なので、もともと誰がキャスティングされるのかなっていうのがすごく気になっていて。実際に犬飼さんと山下さんにお会いしてみると、空気感であったり、顔立ちや骨格が似てるなって感じて安心しましたね。この2人ならマチがどっちにも揺れる気持ちが分かるし、原作ファンの方が観ても共感してもらえるんじゃないかなと思いました。
──原作や台本を読んだ感想についても伺いたいです。
井桁 この作品はマチのモノローグが結構多いんですよね。心の様子が丁寧に描かれているので、“本当はこう動きたいのに……!”みたいな行動と心情のギャップが分かりやすくて、共感できる部分が多かったです。あと悠一・悠人それぞれのシーンは、台本で文字を追っているだけでも思わずキュンとしてしまうところがいっぱいあります。ラブストーリーとして引き込まれるポイントが散りばめられている印象です。
──今から楽しみなシーンはあったりしますか?(※取材時は撮影前)
井桁 もちろん兄弟とのシーンはいっぱいあるので、楽しみではあるんですが、坂下みどり(演・樋口日奈)とのシーンが楽しみですね。みどりはアドバイザー的なポジションで、マチの心の支えでもあります。マチとみどりのわちゃわちゃ感や、“こういう会話あるよね~”っていう共感も作品の醍醐味の一つかなと思っています。あと、樋口さんとの共演は初めてなので、どんな方なのかなという意味でも楽しみだし、仲良くなれたら嬉しいです。
──作品内では「本能的な恋」や「計算的な恋」など、様々な切り口で恋が描かれています。マチと同じアラサー世代を筆頭に、刺さる人も多そうだなと思いますが、井桁さん自身はどう感じますか?
井桁 私自身も分かるなぁって思います。まだ本能で恋愛したい部分もありつつ、年齢的には先のことを考えて、いろいろなことを考慮しながら恋愛したほうがいいのかなぁ……ともやっぱり思ったり。相談する相手によっても、「そろそろ落ち着いたほうがいいよ」って言う人もいれば、「まだまだ先は長いんだしやりたいようにしなよ」ってタイプももちろんいる。この年齢ならではの恋愛の捉え方って様々ですよね。友達と話していても本当にそう感じて。そういう恋愛における葛藤をこの作品では上手く落とし込んでいるからこそ、リアルなんだと感じます。
──ご自身でもそう感じているからこそ、みどりとの会話もより一層面白いと思ったのかもしれませんね。単純にキュンキュンするだけのストーリーではなくて、この世代の本音が覗ける感じ……。
井桁 確かにそうですね。友達との距離感によっても、アドバイスやテンションって変わってくるんだろうな。ちなみにこの作品では2人の距離感がかなり近いです。みどりはマチの悩みも全てわかってくれているからこそ、いっしょに悩んでくれるところもいい関係性だと思います。
──ここまでお話を伺っていて、マチに共感できる部分がかなりあることが伝わってきました。よりマチに近づくために、現時点で行っている役作りなどはありますか?
井桁 やっぱり共感できる部分が多いので、内面的にはあまりかけ離れていないなぁという感じはあります。ガッツリと作りこむというよりかは、ナチュラルにマチの感情に乗っかっていけたらなと。あとは明日前髪を切ろうかなって思っています!マチ仕様に整えようかなって(笑)。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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