【プロカメラマンが絶賛したチェキ「instax mini 99™」】最上位モデルの多彩な機能によって“日常の一瞬がアートに”なる!
執筆者: フォトグラファー/田中利幸
4月に発売されたアナログインスタントカメラの最上位モデル「instax mini 99™」。大人のガジェットとして開発されたinstax mini 90™の進化版である本機は、光と色で自分だけの1枚を創り出せる、こだわりのアナログインスタントカメラです。連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない 〜 フォトグラファー田中利幸のガジェット“ガチ”レビュー 〜」、今回は、そんな最新のインスタントカメラ「instax mini 99™」で、実際に自分だけの1枚を探してみたいと思います。
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上質な素材感の外装とアナログ感を楽しめる操作部
上位機種にふさわしい高級感のある外観です。手に馴染むレザー調のテクスチャーはカメラを手に取るたびに所有欲を満たしてくれます。
側面のダイヤルで明暗や、カラーエフェクトを調整します。カメラの電源はレンズダイヤルを回転させることでオンに。回転させることで焦点距離を選べるのは、マニュアルフォーカスのレンズを思い起こさせます。これらのダイヤル操作は、昔のフィルムカメラのようなアナログ感が楽しめます。
裏面の液晶も、一昔前のフィルムカメラのような表示がどこか懐かしくも新しい気持ちになります。三脚穴があるので、バルブモードを使った撮影もしやすく表現の幅が広がります。
103.5mm×117.5mmの本体は、女性の手でも扱いやすいコンパクトさです。重量もバッテリー・フィルムを入れた状態で約354gと軽量なので、持ち運びも苦になりません。
カラーエフェクトコントロールで光と色を操る
側面のカラーエフェクトダイヤルを回転させることで、6種類の色表現ができます。カメラの内部に4つのLEDが搭載されており、カラーエフェクトダイヤルの設定に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで、プリントに様々な効果を及ぼします。今回は筆者が特に気に入った4種類を、作例で紹介します。
LL(Light Leak)はフィルムカメラの光漏れを幻想的に再現したエフェクトです。SP(Sepia)は黄色みがかった色ムラで昔ながらの写真表現を再現しています。一見すると似たエフェクトですが、SPは写真全体が黄色っぽくなるのに対して、LLは良い感じに光漏れを再現しています。個人的には、LLのランダム性がインスタントカメラとの相性が良いと思いました。
FG(Faded Green)はやや緑がかったクラシカルなフィルム調を再現しています。LB(Light Blue)は淡い青色で、爽やかな雰囲気を演出してくれます。白背景だったのもありますが、思ったよりもはっきりと色が出る印象でした。FGはカフェとかで使ったらクラシカルな感じが強調されて良さそうだと思いました。
この記事を書いた人
雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めている 。趣味で機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「Tanaka Blog」を運営。
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