【徹底比較】Anker Soundcore「AeroFit」vs「AeroFit Pro」使用レビュー。自分にぴったりのオープンイヤー型イヤホンを見つけよう
執筆者: フォトグラファー/田中利幸
装着感は結構異なる
装着感も2機種で結構違いがあります。
両方とも耳の穴に挿れないので、カナル式(イヤーピースを耳栓のように装着するイヤホン)はもちろん、比較的負担感の少ないインナーイヤー型(耳介にひっかけて装着するイヤホン)と比べても耳への負担感が少ないです。どちらもしっかりと装着できて、頭を振っても外れてしまう心配もあまりなさそうです。激しい運動をして汗をかくような場合は、ネックバンドが付けられるAeroFit Proを選ぶと安心感が増します。
両機種とも耳にかける部分は柔らかいTPU素材と強度の高いチタン合金を使用しています。しなやかで手触りが良く、耳の形によらず多くの人が違和感なく装着できそうです。眼鏡との併用に少し不安があったのですが、全く問題なく装着できました。
イヤホン本体の重さにも微差あり
イヤホン本体は、実測でAeroFit Proが片耳で約12.2g、AeroFitが約8.7gです。
どちらのイヤホンも耳にかけているのを忘れてしまうくらい軽量です。ただ、レビューのために8時間ほど連続で装着してみたところ、AeroFit Proのほうは耳たぶの上部に違和感を感じました。耳の穴でイヤホンを固定しない分、耳たぶを挟み込んでいるような形になるので、長時間の装着で耳たぶがつままれているような感じが気になってきます。片耳で約3.5gと数字で見ると大差ないように感じますが、長時間使用する場合はそのわずかな差が違いとなって現れます。
ボタンを押す際の操作感はどちらに軍配?
AeroFitProはにはカスタムできる物理ボタンが付いています。AeroFitのほうは「d」のロゴ部分がタッチボタンになっています。個人的にはイヤホンのボタンは物理ボタンのほうが操作がしやすいと感じていて、AeroFit Proのほうがしっかりとイヤホンを指で固定しながらボタンを押すことができるので、操作感が良かったです。
個人的にはワイヤレスイヤホンにマストで欲しい機能だと思っている、2つのデバイスと同時に接続できる「マルチポイント接続」に2機種とも対応しています。さらにスクリーンショットのように、一度接続した機器は履歴として残るので、接続したい2台のデバイスを簡単に切り替えられて非常に便利です。
自宅でのリモートワーク中などに、PCとスマートフォンに接続しておけばPCでのリモート会議とスマートフォンの着信をシームレスに切替可能です。イヤホンはAIノイズリダクション機能で、クリアな音質で通話相手に声を届けます。
リモートワーク中にイヤホンを使っていて便利だと思ったのが、自宅のインターホンが聞こえる点です。今までは宅配などが来そうなときにはイヤホンを外して待っていましたが、AeroFitの場合は装着したままでインターホンの音が聞こえるので、作業中にイヤホンを付けたままにしておけます。家族に話しかけられたときにもそのまま会話できるので、自宅でのリモートワークに向いていると思いました。
軽いつけ心地のイヤホンで軽快に街に出よう
AeroFitシリーズは耳穴を塞がないで装着するために、今までにない装着感を味わえるイヤホンです。軽い本体は長時間使用でもストレス無く装着できます。
実際に使用してみると、通勤通学時など外の移動では周囲の音が聞こえることで安心感が得られます。話しかけられたときも装着したまま自然に会話できるので、本当に装着していることを忘れてしまいそうになります。AeroFitシリーズのイヤホンは快適なオープンイヤー型ながら、音楽を楽しむ用途にも十分に使える高音質で、外出時や自宅作業中も気がついたらずっと装着している相棒になってくれます。
商品に関するお問い合わせ先
お問い合わせ先:アンカー・ジャパン カスタマーサポート ☎03-4455-7823
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この記事を書いた人
雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めている 。趣味で機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「Tanaka Blog」を運営。
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