【ドキュメンタル13】ウエストランドとランジャタイがコンビ戦で激突!過去の因縁から“悪夢”再び?
執筆者: 編集者・ライター/佐々木 笑
井口「チャオズみたいに置いてこなきゃいけなかった」
──井口さんは、河本さんのことを「守備力0、防御力0」と紹介されていましたが……。
河本 終わっとるがな。
──(笑)。それぞれ自分のどんな力に注目してほしいですか?
井口 さっきも言ったように、僕は率先してボケるというより“カウンター力”的な芸風なんですけど……今思い出したら、なんか無作為にめちゃくちゃ悪口を言ったような気もする。不安になってきました。なんか色々言う時間があったような気がする。
伊藤 僕は“鬼力”じゃないですか?
河本 防御力が高いですもんね。
井口 確かに鬼みたいだもんなぁ。ツノがない怖くないタイプの鬼。
伊藤 で、ツノがないから鬼の間でも省かれてる。
井口 人間界でも受け入れられてない。居場所がない。
国崎 俺も井口と一緒で、“カウンター力”かな。
井口 全然違うでしょ。本当に嫌だったな〜。ずーっと同じことやるんですよ。
国崎 あれが一番楽しかった。
井口 ま、それが許される場ですもんね。
──河本さんはいかがですか?
河本 な、ないです。
井口 僕が冒頭で「一人でやりたかった」とか「こいつは守備力も攻撃力も0」とか言うじゃないですか。そうすると、偉そうだとか言ってくる人も一定数いるんですよ。でもまあ、本編観てください。
国崎 (笑)。そんな太くんが唯一持ってきたボケが、「なんでこれ?」っていう(笑)。あれは堪えるのに必死でした。
河本 あれは納得いってないですけどね?
井口 相方だしこれをはっきり言うのもあれですけど、お笑いのセンスがないんだよ。 今回で判明した。ドキュメンタルって、お笑い頂上決戦というかすごい場じゃないですか。一流の人たちがようやくココに……っていう現場で、やっぱり全然センスがない。来ちゃダメ。チャオズ(餃子)みたいに置いてこなきゃいけなかった。
河本 チャオズほどいいもんでもない。
井口 そうかそうか。戦闘力5の農家のおじさんぐらいか。(河本には)みんなの動きが見えてなかったと思う、早すぎて。
河本 何やってるかわかんなかった。
井口 だから助かったんだよ。
国崎 一人だけ農家のおじさんが紛れ込んで、面白い形のじゃがいも見せてきた感じ(笑)。でもね、それがめっちゃくちゃ面白いんですよ。太はイカれてますから。……昔、一緒に学園祭に呼ばれたとき、舞台上で裏の芸人たちに向かって恥部を見せてきたことがあったんですよ。そのとき、井口が前に出て必死に「僕、前歯2本並んでるんです〜!」ってお客さんに見せて練り歩いて止めてたんですよ(笑)。
井口 全仕事飛ぶぞ、あんなの。
伊藤 あれすごかったよなぁ。
国崎 そういう風にネジ飛んでる奴っていうのを昔から知ってるからね。
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主な仕事は芸人さんの取材や、書籍・コラムの編集など。本名通りお笑いが大好き。ライブは年間約200本、365日芸人さんの活躍を追っています。
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