【白ご飯に合いすぎる】マニアが選ぶ北海道の大人気なご飯のお供5選!鮭ルイベ漬け、やみつきタコほか
執筆者: エディター・ライター/相馬香織
あつあつのご飯にのせるだけでお箸が止まらない、絶品“ご飯のお供”を紹介している本連載。紹介者は日本全国のご飯のお供を食し、「おかわりJAPAN」を運営しているご飯のお供マニア・長船クニヒコさん。今回は、日本有数のグルメ王国・北海道のご飯のお供をご紹介。北海道に行かずとも、家で楽しめる北海道の味!ぜひお試しあれ。
目次
『家事ヤロウ!!!』でバカリズムがうなった“ご飯のお供”5選!鮭&明太子の完璧コンビ、ドンキで買える絶品ザーサイほか
①佐藤水産「鮭ルイベ漬け」
北海道産の天然鮭いくらを、鮭醤油が入ったタレに漬け込んだ珍味「鮭ルイベ漬け」。1998年から試行錯誤を繰り返し、2001年に発売された絶品ご飯のお供で、全国の百貨店で開催される北海道物産展では、1回で約1.8トンの販売数量を誇る佐藤水産の人気商品です。
ご飯のお供マニア”長船クニヒコさん「ルイベとはアイヌ語で『ル=溶ける、イべ=食べもの』を意味し、お刺身用に凍らせた生鮭をルイベといい、北海道ではおなじみの鮭のお刺身です。本品は、天然の鮭といくらのみを使用し、上質な旨味を凝縮させています。口に入れた時のとろける食感も絶品。製造元の佐藤水産は北海道でも有数の高品質海産物専門店で、主力の鮭は、養殖ではなく天然のものだけを取り扱っています。JR札幌駅の駅前や新千歳空港にお店があるので、北海道旅行のおみやげにも最適です」
※現在のパッケージと異なります
②ノフレ食品「南極料理人やみつきタコ」
香ばしく焼き上げた北海道産のタコライスとタコそぼろをホタテ、玉ねぎ、にんにく、唐辛子に合わせて瓶詰めした商品。そのままご飯にのせて食べるのはもちろん、パスタやチャーハンの具材として使用したり、サラダやトーストのトッピングとしても使えるご飯のお供です。
ご飯のお供マニア”長船クニヒコさん「北海道出身で、南極基地の料理人としての経験を持つ西村淳氏が監修したご飯のお供シリーズのひとつ。北海道産のタコの旨味と食感、にんにくのパンチ力の組み合わせがインパクト大。玉ねぎの甘味のほどよい存在感で、ホタテ特有の旨味や食感が満足度を高めてくれます。唯一無二の味わいで『さすが南極料理人!』と思わず唸ってしまうような、オリジナリティのあるご飯のお供です」
③はこだて朝市土田水産メール
「つたばあちゃんのみそ味いか塩辛」
北海道・函館朝市表通りに店を構える水田水産メールの人気商品。つたばあちゃんこと土田つたさんが手がける本品は、いかの腸(はらわた)を使用していないため、いかの刺身を食べることができる方なら誰でも食べられると話題に。塩辛の臭みが苦手という人にもおすすめです。ご飯のお供だけでなく、マヨネーズやチーズと一緒にアルミホイル焼きをすれば立派な酒の肴に変身。
ご飯のお供マニア”長船クニヒコさん「いかの塩辛は、肝(内臓)の独特な風味が特徴で、好みが分かれる食べもののひとつ。しかしこの商品は肝を使用しておらず、塩味と甘味のバランスがほどよい味噌と糀を使ってやわらかな味に仕上げています。そのため、いかの甘みと味噌のコクが引き立ち、角のないまろやかな塩味でご飯がどんどん進みます。塩辛が苦手という方も、こちらの商品で塩辛デビューしてみてはいかがですか?」
④くにをの鮭キムチ「くにをの鮭キムチ」
2012年から鮭キムチの製造・販売を専業にしているくにをの鮭キムチ。その始まりは、焼肉店を開業した2001年。当時より裏メニューとして、後にグランドメニューとして提供してきた商品で(焼肉店は現在閉業)、特製秘伝ダレに発酵度合いや酸味、辛みなどを絶妙なバランスで組み合わせ、素材の旨味を生かしながら作り上げています。白菜は使用せず、新鮮な大根やネギのほか、わずかな調味料で製造。ほどよい酸味とマイルドな辛味で、一度食べたらやみつきになる一品です。
ご飯のお供マニア”長船クニヒコさん「創作系ご飯のお供の『くにをの鮭キムチ』は、もともと北海道で焼肉屋を営んでいた店主が商品開発し、店の看板メニューとして提供していたもの。今では北海道のご飯のお供として、人気や知名度が全国区に。お箸でつまみ上げると肉厚の鮭がキムチ漬けになっていて、辛さ控えめでフルーティな甘さもあり食べやすい!以前テレビ朝日で放送されていた『SmaSTATION!!』で中居正広さんが美味しいと絶賛していたことで広く知られるようになった人気商品です」
⑤カネヨシ水産「ほやの塩辛」
北海道根室市の前浜で漁獲される赤ほやを使った塩辛。ほやが苦手という方でも食べやすいように加工されていて、炊き立てのご飯はもちろん、お酒のつまみとしてもおすすめのアイテム。お店のおすすめの食べ方は、ふかしたじゃがいもにほや塩辛をトッピングしたり、ほや塩辛をレタスで包むというレシピ。おかずをもう一品プラスしたい!という時にも最適です。
ご飯のお供マニア”長船クニヒコさん「ご飯のお供が好きな私でも、ほやの塩辛という食べものはそれほど好きではありませんでした。しかし、この商品は例外で好んで食べています!生臭さがなく、コリコリとした食感と控えめな塩辛さなので、ご飯なしでもそのまま食べることができます。お酒が大好きな方にもおすすめしたいご飯のお供です」
ご飯のお供とは?
一般的にご飯のお供に定義はなく、多くのご飯のお供を食してきた長船さん曰く「“単体としては成り立たない”おかずや調味料のこと。『味が濃く、単体では美味しくないもの、もしくは美味しいけれどいまいち物足りないもの』『それだけでは食事が完結しないもの』がご飯のお供に分類され、それだけを食べても満足感がなく、ご飯と一緒に食べて満足できるものをご飯のお供と考えています」
<代表的なご飯のお供>
おかず・丼もの系ご飯のお供 | 調味料系ご飯のお供 |
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Profile/ご飯のお供マニア・長船クニヒコさん
北は北海道・南は沖縄まで日本各地のご飯のお供紹介するご飯のお供専門WEBサイト《おかわりJAPAN》を運営。今まで食べたご飯のお供の種類は1500種類以上。ご飯のお供マニアとしてテレビ・雑誌・ウェブメディアでの出演も多数。ご飯のお供専門ECサイトやリアルイベントの運営・企画を行う。
長船クニヒコTwitter
長船クニヒコInstagram
取材・文=相馬香織
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この記事を書いた人
映画配給会社を経て、出版社で企画立ち上げ、海外取材などを数々こなし編集長に就任。現在はベトナム・ハノイを拠点に、日本、韓国を飛び回りフリーランスの編集者として活動中。趣味はアクセサリー製作。インスタではベトナム情報をメインに発信中。
Instagram:@_kaori.soma
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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