ベトナムのセブン-イレブンは日本とどう違う? “コンビニ天国”ベトナムではおみやげもコンビニでゲットせよ!
執筆者: エディター・ライター/相馬香織
入国が緩和されて以来、欧米や韓国、東南アジアからの観光客が日に日に増しているベトナムですが、実はコンビニ大国って知っていますか? とくに南部に位置するベトナム最大都市のホーチミンには、日系コンビニが数多く出店しています。日本同様、ベトナムのコンビニにもたくさんの商品が並び、なんでも手に入るのでベトナムの人からも愛されているスポット。ベトナム旅行のおみやげだってコンビニに行けば揃えることができてしまうんです!今回はそんなベトナムのコンビニ事情と、おみやげにぴったりなベトナムグッズを紹介します。
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ベトナムにはどんなコンビニがあるの?
人口が1億人に迫りつつあるベトナムは、経済成長の著しい国。国民の生活が豊かになるにつれて、なんでも揃うコンビニ需要は年々高まりをみせ、人気を集めています。首都ハノイや港湾都市ハイフォンにはサークルKが台頭していて、ベトナム企業が展開している「WinMart+」はベトナム全土で展開。ベトナムのコンビニ業界は熾烈(しれつ)な競争を繰り広げているんです。
そんなベトナムにおいて、さまざまなコンビニがしのぎを削っている都市といえば南部に位置するホーチミン。セブン-イレブンやファミリーマートといった外資系コンビニの大半はホーチミンを中心に展開していて、ホーチミン市内におけるコンビニ店舗数は、2018年末の時点で1144店舗を超えていたのだとか(参考記事)。今後、ますます競争が激化していきそうです。
ホーチミンで見かけたコンビニを一挙ご紹介!
地元企業のコンビニやサークルKが並ぶハノイと異なり、外資系コンビニが多いホーチミン。今回はホーチミンの中心地である1区で見かけたコンビニを一気に紹介します。
セブン-イレブン
まずは、日本でもお馴染みのセブンイレブン。清潔感のある真っ白な外観で目立ちますね。ベトナムの街並みにも自然と馴染んでいます。
ファミリーマート
お次は緑とブルーの看板のファミリーマート。ぱっと見だとベトナムであることを忘れてしまうような雰囲気です。
ミニストップ
ホーチミンにはミニストップも進出。こちらも日本のミニストップと同じような外観で、どことなく安心感があります。
サークルK
日本からは消滅してしまったアメリカ発のサークルKですが、ベトナムでは健在。首都ハノイではサークルKを多く見かけます。
Gs25
ホーチミンには韓国系コンビニGS25も数多く展開されています。とくに中心地の1区をはじめとし、韓国人が多く居住する2区や7区で見かけることができます。
日本のコンビニとほぼ変わらない⁉︎
ベトナムコンビニの内部
ベトナムのコンビニの中でも特に日系のコンビニエンスストアは、展開されている商品も商品の陳列方法も日本のコンビニと同じような雰囲気。
例えばレジ横にはホットスナックが並び、ベトナムのサンドウィッチ・バインミーのほか、肉まんやソーセージも購入できます。
おにぎりはもちろん、お弁当やサンドウィッチなども豊富に展開。たくさんのカットフルーツが並んでいたりヤシの実が売られているところは、いかにもベトナムらしい光景ですね。
一方ベトナム企業が展開している「WinMart+」は野菜や生のお肉なども売られていて、スーパーに近いような商品ラインナップになっています。
「お米を切らしてしまった!」なんていうときにも、これだけしっかり陳列されていると安心です。
店舗にもよりますが、薬剤師さんが駐在する薬局コーナーもあります。日本のコンビニでも同様の取り組みが行われている店舗がありますが、コンビニで薬を購入することができると旅先で体調を崩してしまった時やいざという時に助かりますね。
コスメコーナーも充実。日本でも人気の「メディヒール」のシートマスクや、ベトナムブランド「コクーン」のスキンケアアイテム商品などが並んでいます。
お菓子売り場やアイスコーナーも充実していて、ロッテのコアラのマーチや雪見だいふくなども購入可能。日本の味が恋しくなった時にも安心です。
おみやげに最適!ベトナムのコンビニで手に入るアイテム
豊富な展開で、買い物にも便利なベトナムのコンビニ。ベトナム旅行のおみやげもコンビニで十分に揃えることができます!コンビニで購入ができ、おみやげにぴったりな商品を紹介します。
①ベトナムコーヒー
ベトナムみやげの定番かつ代表的なものといえば「ベトナムコーヒー」。ココナッツコーヒーのカプチーノ(左)やベトナムのコーヒーチェーン「HIGHLAND COFFEE」のインスタントコーヒー(右)なども購入可能です。
②カップ麺
ベトナムのカップ麺もおみやげの定番アイテム。タイのトムヤムクン味のカップ麺(左)や牛肉のフォーのカップ麺(右)など、さまざまな種類のアイテムが手に入ります。ちなみに、この2つのカップ麺は、どちらも日本企業の「エースコック」が手がけている商品です。
③おつまみ系アイテム
お酒のつまみにもぴったりなビーフジャーキー(左)と豚肉を乾燥させた「KHÔ HEO(コーヘオ)」。ピリ辛ですが、しっかりと味つけされていてお酒が進みます。豚肉のほかに、鶏肉バージョンのものもありますよ。
④ポテトチップス
ポテトチップスも人気のアイテム。「Lay’s」のポテトチップスは和牛風味。日本でも人気の「カラムーチョSTRONG」やベトナム限定の「コイムーチョ」もおみやげに喜ばれそうです。
⑤調味料
お料理好きの方には、調味料もおすすめ。カルディでも人気の「MUỐI TIÊU CHANH(ライム塩胡椒)」や具材と一緒に炒めるだけで本格的なベトナムの味を楽しめる調味料はいかが?
⑥チョコレート
ばらまき系にはチョコレートもおすすめ。ベトナム中部・ダナン生まれでベトナム産のカカオを使ったチョコレートショップ「TBROS」のチョコレートは、学校や会社などで配るのにちょうどいいサイズ感のアイテムです。
入国の水際対策が緩和され、海外旅行を始める人も増えてきている昨今。物価も安い東南アジアのベトナムは、今のうちに訪れたい国のひとつです。現地のコンビニ巡りをしてみると、そこに並ぶ商品や雰囲気からベトナムの新たな魅力を発見できるかもしれません。ベトナムを訪れた際には、ぜひコンビニにも足を運んでみてください。
この記事を書いた人
映画配給会社を経て、出版社で企画立ち上げ、海外取材などを数々こなし編集長に就任。現在はベトナム・ハノイを拠点に、日本、韓国を飛び回りフリーランスの編集者として活動中。趣味はアクセサリー製作。インスタではベトナム情報をメインに発信中。
Instagram:@_kaori.soma
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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