「モバイルバッテリー3つ使い分け」が超便利!Magsafe対応のEZO 「Brick Series」最速使用レポート
すっかり涼しくなり、秋めいてきました。連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない フォトグラファー田中利幸のガジェット”ガチ”レビュー」の第9回は、秋の行楽シーズンのお供として持ち歩くだけでなく、デスクでも活躍してくれる、北海道生まれの日本ブランド・EZOのモバイルバッテリー「Brick Series」の3機種をご紹介します。
目次
「IQOSイルマに新フレーバー登場」TEREAに“ブラックな”強冷メンソール×柑橘系フローラルな香り
シリーズ最軽量!
装着したままの使用もラクラク
「EZO Brick Quos Black」
¥3,550
3機種の中で一番小さいモバイルバッテリーです。小型ながらバッテリー容量は5000mAhなので、ほとんどのスマートフォンを80〜100%まで充電可能です。
縦(約)110mm × 横(約)68mmで厚みは159mmほどです。
重量は約140gと軽いので、Magsafe機能でiPhoneに付けたまま操作する際も快適です。
iPhone12 Pro Maxに装着するとこのような感じに。カメラ部分にはバッテリーが被らないので、そのままカメラを使うことができます。
装着時の磁力は強すぎず弱すぎずで、軽く振ったくらいでは外れませんが、iPhoneからバッテリーを取り外すときは簡単に外すことができます(iPhoneにはApple純正のMagsafe対応ケースを付けています)。
バッテリー裏面にON/OFFボタンと残量・バッテリーの状態が分かるLEDのインジケーターがあります。バッテリー残量は4段階のランプでしか把握できないので、分かるのはだいたいのバッテリー残量です。
ワイヤレス充電だけでなく、USB-A・USB-Cの2つの端子から有線での充電も可能なので、ワイヤレス充電非対応のものでも普通のモバイルバッテリーとして使用可能です。
バッテリー本体はサラサラとしたゴム素材で、触り心地が良いです。iPhoneに装着した際に手が触れる角の部分に丸みがあるので、装着したまま使用するときも持ちやすいです。
簡易的なスマホスタンド機能付きで
“1台2役”を果たす
「EZO Brick Terminus」
¥5,480
2つ目はQuosの二倍の10000mAhのバッテリー容量を持つTerminusです。
横(約)152mm × 縦(約)75mmとQuosと比べると大柄なサイズですが、厚みは役14.1mmなので、持ち運ぶときにもバッグの隙間にスッと収まるサイズ感です。
重さも213gとそこそこあるので、長時間スマホにくっつけたまま持って使ったり持ち歩くには少し重いかなという感じです。
サイズはiPhone12 Pro Maxとほぼ同じくらいなので、結構大きいです。
縦にバッテリーをつけるとカメラ部分と被ってしまいますが、横向きに回転してあげることで、装着したままiPhoneのカメラを使用可能です。
磁力はしっかりとしていて、213gとそこそこ重いバッテリーですが、逆さにしても落ちたりはしません。
Quosと同じくバッテリー残量は4段階表示です。有線での接続も同じくUSB-A・USB-Cの2つの端子がついています。
バッテリー裏面の爪を立てることで、簡易的にスマホスタンドとして使用可能です。スタンド部分は簡易的な作りで耐久性が気になるところですが、iPhone12 Pro Maxもしっかりと保持できます。
スタンド部分の構造上、横にしか立てることができず、角度も約45度でしか使用できませんが、外出先でちょっと動画を観るときなどに便利そうです。
デスクで大活躍のしっかりとした
スマホスタンドながら
モバイルバッテリーとしても優秀な
「EZO Brick Stadias」
¥5,980
3つ目は2022年11月30日に発売予定のStadiasです。こちらはクラウドファンディングで650万円を達成した期待の新商品です。
縦(約)72mm×横(約)115mmで厚みは約17.9mmとサイズ的にはQuosよりほんのちょっと大きいだけですが、バッテリー容量は2倍の10000mAhとなっています。
バッテリー容量が大きい分、重さも約213gとTerminusと同じです。
Quosよりもやや大きいですが、iPhoneに取り付けて手で持った際に、手が当たる部分のエッジは丸みがあるので、こちらも装着したまま使用しやすいです。
他の2製品はすべてゴム製ですが、こちらは裏面が金属製で高級感のある外装です。
パット見ではまったく分からないのですが、金属部分にバッテリーの残量、充電状態が表示されます。バッテリー残量は%で表示されるので、細かい残量が分かるようになっています。
バッテリー本体下部の取っ手部分を出すことで、スタンドとして使用可能です。Terminusの簡易的なスタンド部分と違い、金属製でしっかりとした足です。
縦にiPhone12 Pro Maxを装着すると、ちょうどバッテリーが隠れるサイズ感なので、デスクがすっきりとします。Face IDでのロック解除やテレビ電話にちょうどいい角度で使い勝手が良いです。
Stadiasは縦横どちらの向きでもiPhoneを固定でき、マグネットの力も「iPhoneは落ちないが、取り外すときは簡単にバッテリーから外せる」ちょうどいい具合です。
バッテリー本体の程よい重みで、タッチやスワイプ操作をしてもスタンドが動いてしまうようなこともありません。
シンプルでスタイリッシュな外観はどんなデスクともマッチしそうです。
StadiasはマグネットでiPhoneを吸着させてあげると、自動で充電が開始されるので、デスクでのiPhoneの定位置にしてあげることで、iPhoneの充電忘れも防げます。
今回撮影に使用したサンプルではケーブルがまだなかったので、手持ちのケーブルで充電しましたが、製品版では上の画像のように本体とマッチしたL字型のケーブルが付属する予定なので、よりスッキリとした見た目になります。
バッテリー本体に充電しながらスマートフォンにも充電する「パススルー充電」にも対応しているので、普段はデスクでのスマホ置き場として活用し、外出の際はケーブルを抜いてスマホと一緒に持っていくことで、モバイルバッテリーとしても利用可能な一石二鳥のアイテムです。
有線での端子は、入出力の両方を兼ねたUSB-Cのみの仕様なので、Magsafeに対応したiPhoneユーザー以外だとやや不便に感じるところもありそうです。
次ページ>>モバイルバッテリーとしての充電性能をチェック
この記事をシェアする
この記事のタグ