“ホームシアター”デビューに最適! コンパクトなモバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」
サブスクリプションの動画配信サービスの充実などで、自宅や移動中などいつでも手軽に映画などを観られるようになっています。スマートフォン、タブレット、PCなど様々なデバイスで視聴する機会はあるものの、やっぱり映画を観るなら大画面で迫力ある映像を楽しみたい!
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ということで、連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない フォトグラファー田中利幸のガジェット”ガチ”レビュー」の第七回は、Android TV 9.0を搭載で、プロジェクター本体だけがあれば手軽に動画配信サービスなどを楽しめるアンカー・ジャパンの「Nebula Capsule II」をご紹介します。
今回のガジェット
小型軽量で持ち運びにも
便利なモバイルプロジェクター
アンカー・ジャパン
「Nebula Capsule II」
プロジェクターというと、オフィスの会議室にあるような大型のものが最初に思いつくので、「Nebula Capsule II」を見て、そのコンパクトさに驚きました。
高さ:約150mm、直径:約80mmで、350mlの缶よりひと回り大きいくらいのサイズ感です。
重量も実測で744gと軽量なので、持ち運びも苦になりません。
内蔵のバッテリーで動画を約2.5時間(Wi-Fi利用時)再生できるので、たいていの映画はバッテリー切れすることなく鑑賞することができます。もちろん電源を接続したままでの使用も可能なので、電源が確保できるところなら、バッテリー残量を気にすることなく楽しめます。
接続可能なポート類は本体裏側の下部に集中して配置されています。
プロジェクターのみでも動画を楽しめますが、より音楽を本格的に楽しみたい方はAUX端子やBluetoothを利用してお気に入りのスピーカーやヘッドフォンを使うこともできます。
HDMI端子があるので、プロジェクター単体だけでなく、通常のプロジェクターのようにPCや据え置きゲーム機などを大画面で使用することも可能です。
本体への充電はUSB-Cポートから。ACアダプターとUSB-Cケーブルが付属しています。
USB-Aポートも付いており、USBフラッシュドライブを接続してフラッシュドライブ内の動画、音楽などを直接再生することも可能です。
Android TV 9.0搭載!
プロジェクター単体で
YoutubeやAmazon Prime Videoなど
様々なコンテンツに対応
Wi-Fiに接続してYouTubeやAmazon Prime Videoなどのアプリを本体にダウンロードすることで、プロジェクター単体で様々な動画コンテンツを視聴可能です。
本体上部の操作部または付属のリモコンでアプリのダウンロードなどの操作をします。本体での操作は正直使いづらいですが、大抵(たいてい)の操作はリモコンを使い、テレビ感覚で操作可能です。
普通に動画を視聴しているだけなら、リモコンの操作でほぼ事足りるのですが、検索やパスワード入力など文字入力が少し面倒です。ただ、リモコンで音声操作が可能なのはやはり便利です。
そんなときはスマホアプリの「Nebula Connect」を使用すると、文字入力がスマホからできるので便利です。スマホアプリはマウス代わりにも使えるので、これだけで操作することも可能です。
最小で20インチ、最大で100インチの大画面
小さい本体で大迫力の画面を楽しもう!
前モデルの「Nebula Capsule」に比べ、ルーメン(明るさ)が2倍、解像度が1.5倍の1280×720Pになったことで、より明るく鮮明な映像が視聴できます。
最小で20インチ、最大で100インチの大画面で、設置距離は投影面から1.15m〜3.08mの範囲内で使用可能です。
自宅の白い壁に映してみましたが、壁からプロジェクターまでの距離が約2.4mで、縦×横が約91×165cm(70インチくらい)の大画面で投影されます。少し照明を落とした部屋で視聴していると大画面による没入感が高く、映像を大迫力で楽しめます。
スピーカーが本体に内蔵されているので、プロジェクター単体で、基本的な動画鑑賞は全てこなせますが、ホームシアター的に使う場合は、内蔵のスピーカーだとちょっと物足りない感があるので、別途スピーカーを用意したほうが、より臨場感ある映像体験ができそうです。
プロジェクターとスマートフォンを同じネットワークに接続することで、スマートフォンの画面をミラーリングして、プロジェクターで直接投影することも可能です(コンテンツによっては、著作権上の制限により利用できない場合があります)。大画面でインターネットを閲覧したり、スマホのゲームを楽しんだりと使い方は様々です。
オートフォーカス機能があり、映し出された映像のピントを一瞬で合わせてくれます。垂直方向の台形補正も自動でされるのでプロジェクターを上下に振って設置しても自動で補正されます。
ヨコ方向には補正が効かないので、投影面に正対してプロジェクターを設置しないと、上の写真のように映像が傾いてしまいます。ヨコ方向の補正ができると、プロジェクターの設置の自由度が上がるので、この点は少し残念なポイントです。
本体底面の三脚穴を利用することで
設置の自由度が高まる!
天井への投影も可能に
本体底面に1/4ネジ穴があるので、カメラ用の三脚などに取り付けて使用することが可能です。
小型軽量な本体なので、三脚を利用することで、簡単にプロジェクターを天井方向に向けられます。
壁に映すだけでなく、天井に投影してあげることで、寝っ転がりながらの視聴もできます。天井はコンクリート打ちっぱなしでやや明るめのグレーですが、十分綺麗に映すことができました。寝っ転がりながらの動画鑑賞が思っていたよりも快適でハマりそうです。
もう一つ、カメラマン流のプロジェクター活用法をご紹介します。
スタジオなどでのテザー撮影時に、HDMIケーブル(別売)を使用して、PCと接続してあげることで、撮影した写真をその場で大画面に映すことができます。
本体がコンパクトなので、カメラバッグに入れて現場に簡単に持ち込めます。モデル撮影のときに、壁に撮影している写真を映すことで、モデルも撮影しながら自分の写りを確認したりと、撮影現場が盛り上がりそうです。
ホームプロジェクター初心者に最適!
「Nebula Capsule II」で
おうち時間にエンタメを
コンパクトで軽量な「Nebula Capsule II」は設置の自由度の高さ、Android TV 9.0搭載でプロジェクター単体で様々なアプリをダウンロードしコンテンツを楽しめる利便性など、ホームプロジェクター初心者でも、手軽に導入して自宅で大迫力の映像を楽しむことができます。
バッテリー内蔵なので、キャンプに持ち出してテント内で、動画やその日に撮影したスマホ内の写真を大人数で楽しんだりと、アイデア次第で自宅以外でも大活躍してくれそうです。
スクリーンを用意しなくても、壁や天井に映すことで手軽に大画面を楽しめます。スマホ・タブレットなどでの動画視聴で今ひとつ迫力が足りないと思っている方にぜひオススメしたいモバイルプロジェクターです。
【今回紹介した商品に関するお問い合わせ先】
お問い合わせ先:アンカー・ジャパン カスタマーサポート ☎03-4455-7823
商品価格:¥69,990(税込)
商品URLはコチラ
Profile/田中利幸
たなか・としゆき●雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めてい る 。 趣味で 機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「 Tanaka Blog 」を運営。
写真&文=田中利幸
編集=熊谷洋平
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