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smart2022年11月号

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2022年9月24日(土)発売
特別定価¥790(税込)

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目に優しいペーパーライクなモバイルモニター“BOOX Mira”は仕事にも趣味にも使えます

 連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない フォトグラファー田中利幸のガジェット”ガチ”レビュー」の第三回です。今回ご紹介するのは、E Inkパネルを搭載したモバイルモニターの「BOOX Mira」。

 “E Ink”とはElectronic inkの略称で電子インクと呼ばれるものです。E Inkを用いた電子ペーパーディスプレイの他のディスプレイとの最大の違いは、発光して表示するのではなく、反射式である点です。ディスプレイ自体が発光していないので紙媒体のように目に優しく、長時間モニターを見ていても目に優しく、眼精疲労の低減につながります。

モバイルモニター
「BOOX Mira」

BOOX Mira

 13.3インチ、2200×1650(207ppi)のモバイルディスプレイです。ベゼル部分はやや太いものの、308.4×231mmで590gとA4サイズより少し大きいくらいのサイズ感なので、持ち運んで使うのも苦にならないサイズです。

BOOX Mira

 厚みも8mm(最薄部5.6mm)と薄い設計なので、カバンの隙間にすっと入れられそうです。本体右側には、USB-Cポート、miniHDMIポート、コントラスト調整などに使用する物理ホイールがあります。

BOOX Mira

 本体はアルミ製で、エッジが丁寧に処理されていてさわり心地がよく、しっかりとした作りで高級感があります。本体底部には立てて使用するときの滑り止めのゴムが付いています。

BOOX Mira

 VESAマウント(75×75mm)に対応した穴が本体裏面にあるので、モニターアームなどに取り付けて、デスク据え置きのモニターとしても使用できます。

BOOX Mira

 フロントライトの色みを寒色から暖色まで変更することができます。

BOOX Mira

 mac・windowsなどに対応した専用ソフトウェアがあるので、PC側からモニターの設定を変更できます。日本語対応はしていないようですが、シンプルなインターフェイスのため操作で迷うことはなさそうです。

 🙂 Goodポイント①
E Inkモニター

 BOOX Mira最大の特徴である、E Inkディスプレイ。ペーパーライクな見た目で長時間の使用も苦になりません。

BOOX Mira

 こういった明暗差が激しい場面でも本当に紙のように見やすく、ビックリします。

 原稿や文書を書くとき、テキストメインのネットサーフィン、電子書籍を読むときなど、必ずしもカラーである必要のない場面で大活躍してくれます。逆にモノクロであることで、余計な情報が削られるので、テキストに集中することができます。

BOOX Mira

 画面表示のコントラストなどの調整幅が広く、写真があるようなサイトを見ていても、思った以上に普通に見ることができます。スクロールの追従性などの反応もよく、テキスト入力時も遅延はほとんど感じられないので、仕事で使用した際もストレスが少ないです。

 🙂 Goodポイント②
高級感のある付属ケース

BOOX Mira

 ファブリック調で落ち着いた色みの付属ケースは高級感があります。マグネットで簡単に脱着できるので、不要なときはすぐに取り外せます。

BOOX Mira

 ケースは裏返して、折りたたむことで簡易スタンドにすることができます。横向きにモニターを立てて使うのに十分な強度で、持ち運ぶ際にスタンドなどの余計な荷物を減らせます。

 🙂 Goodポイント③
スッキリとした配線

BOOX Mira

 接続機器がUSB-Cでの給電・ビデオ出力に対応している場合はUSB-Cケーブル1本の接続で使用することが可能なので、シンプルな配線でデスクのごちゃつきを防いでくれます。

 モバイルモニターとして、外出先で使うときなどもモニター用に電源を用意しなくてもよく、余計な荷物が増えることもありません。

 🙂 Goodポイント④
使い勝手が配慮されたインターフェース

BOOX Mira

 E Inkパネルの特性上、画面が切り替わっていくときに残像が残るのですが、本体前面の右下にあるボタンを押すことで、任意のタイミングで画面のリフレッシュができます。設定で、画面リフレッシュの頻度など変更は可能ですが、任意のタイミングでリフレッシュできるボタンが本体前面にあり非常に使い勝手が良いです。

 😐 気になるところ①
高額な価格

 E Inkパネル搭載という他にあまり選択肢のない商品なので、仕方のないことではありますが、¥96,800とモバイルモニターとしては高いと感じる価格です。ただ、明確な用途を持った上で購入すれば価格以上の価値を感じられると思います。

 😐 気になるところ②
HDMI接続時の電源確保

BOOX Mira

 USB-Cでの接続に対応していない機器を使用する場合もHDMIケーブルで接続することが可能です。ただし、その場合は別途USB-Cケーブルでの本体への給電が必要になり、接続がやや煩雑になります。

 モニターへの給電はモバイルバッテリー(Anker PowerCore III 19200 60W)でも可能でした。

 😐 気になるところ③
iPhone(iPad)との接続に関して

BOOX Mira

 このような感じでiPhone(iPad)などの外部モニターとして使用できれば、原稿を書いたり、電子書籍を読むときに便利だと思ったのですが……。

BOOX Mira

 接続はできますが、モニター側の比率が変わってしまいました。

 iPhoneなどとの接続はサードパーティ製のAVアダプタ使用が推奨されているということで、そちらを使用しています。Apple純正のアダプタでは試していないので原因がどこにあるのかは定かではありませんが、iPhoneなどでの使用を考えている方は気をつけたほうが良さそうです。

 😐 気になるところ④
接続を外したときの画面

BOOX Mira

 モニターに表示が残ったまま、電源を外すとそのまま画面表示が残ります。モニターに給電されていない状態では、残った画面表示を消すことができないので、本体だけで画面表示を消すことができるようになるといいなと思いました。

 😐 気になるところ⑤
縦置きの不便さ

BOOX Mira

 縦置きで使用したいとき、専用のカバーでも立てることはできますが、垂直に立てることしかできません。

BOOX Mira

 接続端子と反対側にコントラスト調整などに使用する物理ボタンがあるため、立てて使用するとこのボタンが干渉してしまいます。

BOOX Mira

 モニター本体は軽量なので、カバーを外してしまえば、ある程度小型のスマホスタンドでも十分に立てることはできます。スタンドを使えばモニターを見やすい角度にすることが可能ですが、モバイルモニターとして持ち運んで使用したいときはスタンドも一緒に持ち運ばなくてはいけないので、余計な荷物が増えてしまいます。専用カバーのみでも縦使用にも対応できるような工夫があればより便利だと思いました。

まとめ

 E Inkパネルを搭載したモバイルモニターBoox Miraのご紹介でした。筆者は写真のレタッチ・こういった記事の原稿・WEBブラウジング・電子書籍などでパソコンに向き合っている時間が長いです。写真のレタッチ用途では、Boox Miraを使用することはできませんが、他の作業時にこのモバイルモニターを一週間ほど使用してみて、以前よりも目の疲労感が軽減されたような気がします。モノクロ画面は原稿などを書いていても、余計な情報が遮断されるので、集中力が増し仕事の効率も上がります。

 日々、モニターと向き合う時間が長く、眼精疲労を感じている方はぜひお試しください。

今回紹介した商品に関するお問い合わせ先
SKT株式会社 050-5873-8266
SKT株式会社公式HP

Profile/田中利幸
たなか・としゆき●雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めてい る 。 趣味で 機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「 Tanaka Blog 」を運営。

Photography & Text_TOSHIYUKI TANAKA
Edit_YOHEI KUMAGAI

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