「ワックス離れ」は本当か? 2億個売れたギャツビー「ムービングラバー」20年目の大リニューアル!“自然な細束感”を作る新作4種を徹底解剖
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
結論「ワックス離れ」は本当か?

会見後の個別取材で、担当者に改めて聞いた。
「『ワックス離れ』があるとして、若い人たちは何を使っているんですか?」
答えは明快で「ワックス離れそのものは起きていない」というものだった。主剤としては依然としてワックスが圧倒的多数派だという。ただしアイテムの多様化は確実に進んでいる。就活などTPOに応じてグリースを使い分ける、といった行動も新たに生まれているそうだ。
20年前、「ムービングラバー」は「ガチガチに固める」が主流だった整髪料市場に「髪を遊ばせる楽しさ」という価値観を持ち込むことで支持を広げた。だが今回のリニューアルは、その逆を行く。「見えないくらい自然に、しかし作り込む」という時代のニュアンスに技術で応えようとする。
よって「ワックス離れ」ではない。「選択肢の複雑化」と表現するのが正解に近いだろう。しかし、時の流れでどんな流行になったとしても「ムービングラバー」は王座に安住することなく、挑み続けるはずだ。なぜなら、それが今回のリニューアルの意味なのだから。
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取材・文・写真=小池直也
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この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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