「リアル春麗」と世界が熱狂!ネイルもまつエクも死守…K-1女子ファイター木村萌那が“可愛い”を貫く理由【彼氏募集中】ストリート系で25歳以上の男性、DMください!
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
パンチのほうが怖いけど大丈夫そ?

――トレードマークの「もな前蹴り」は空手時代に発明したそうですが、それについても聞いていいですか?
木村:もともとは親のアイデアです。開脚の練習で身体が柔らかくなったのを見て、「前蹴りをやれば?」と提案してくれました。未経験なのに自分で研究したんですよ。最近は格闘技セミナーをやらせてもらってますが、私よりも親が教えたほうがいいと思います(笑)。
ただ、90年代のキックボクシングでは珍しくないんですよ。派手な回転技など変則的な戦い方で注目を集めたアメリカ人選手のマンソン・ギブソンもやってました。今の空手界では、私が所属していた桜塾の名刺代わり的なスタイルですが、自分の現役時代にやっている人はゼロでした。
――格闘技の英才教育的な感じの環境だったとか。
木村:そうなんですよ。過去の「K-1 WORLD MAX」などがテレビでずっと流れる家庭でした。格闘技に興味を持ったきっかけはボブ・サップでしたから。ただ空手は親にやらされている感じでしたね。前蹴りも「勝てるならこれでいいや」くらいの気持ちで。今も相手が来たらセンサーが発動するみたいな感じで蹴っているので、面白いもクソもないんです。
その代わり、ボクシングはハマりました。今でも技術マニア。だから試合でも「パンチを見て」という気持ちですね。ボクシングの練習のほうが楽しいです。
――先日のK-1初舞台はいかがでした?
木村:初めての大舞台でした。足を上げただけで「うおー」と会場がざわついたのが、めっちゃ楽しかったですね。目立つのが好きなので嬉しかったです。
――これまでは、ほぼ無傷で勝ってると思うんですけど、今後は研究して挑む選手も増えると思います。そこはどう予想していますか?
木村:「研究してみれば?」って感じですね。空手時代も含めて、まったく攻略されたことがないんですよ。それに対戦が決まってからの2カ月で攻略できる戦い方じゃないから。
軸足も蹴られまくったし、逆に蹴り足を狙っても自由自在なので当たらない。まず軸足を刈るとしても、それ以前に私のキックの射程内じゃないですか。刈る前に蹴れるよねっていう。仮に狩られて足を上げなくても「パンチのほうが怖いけど大丈夫そ?」みたいな(笑)。3戦目で相手の2カ所をカット(切り傷)したのも、最近の試合で鼻血を出させたのもパンチ。そっちのほうが痛いですよ。
前蹴りなんてセーフティな戦い方で「どっか行け」という目的でやってるだけですから。観ている人は私の蹴りを見たいだろうけど、本気で勝ちに徹するならパンチで攻めます。だから対策はできないし、「したところで」なんですよ。研究に無駄な時間を使わないで、マシな戦い方してこいよって感じ。
――木村さんの入場曲はアヴリル・ラヴィーン「Bad Reputation」ですが、このセレクトの意図も知りたいです。
木村:デビュー戦からずっと使っている、大好きな曲です。「悪評」という意味のタイトルで「誰に何言われても私は私」という歌詞。私ってパッパラパーな見た目だし、ファイトスタイルも独特で、絶対に好き嫌いが分かれるじゃないですか。妬みや批判も多いです。でも結局は私の人生なんだから、誰に何を言われても関係ないなって。
――ネガティブなコメントに落ち込むこともある?
木村:ありましたし、今でもありますよ。YouTubeのコメントは見ませんが、SNSのDMやリプライは見ているので。ファイトスタイルへの批判はどうでもよくて、容姿への悪口に食らうことが最近までありました。
でも「そんなこと言う奴、ブスじゃね?」とか「絶対イケメンじゃなくね?」と思うようにしてます。「こいつは一発屋だ」とかも言われるけど、何百発でも撃ってやるわと(笑)。言っとけばいいですし、哀れですよね。将来はその人たちへの開示請求で食べていこうと思っています。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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