「リアル春麗」と世界が熱狂!ネイルもまつエクも死守…K-1女子ファイター木村萌那が“可愛い”を貫く理由【彼氏募集中】ストリート系で25歳以上の男性、DMください!
執筆者: 音楽家・記者/小池直也

スカート姿でしなやかな前蹴りを放つ女子ファイターが、「リアル春麗(チュンリー)だ」とSNSでバズっている。フォロワーの大半が海外からで、ラッパーの50セントやスヌープ・ドッグも動画を拡散した。
世界を騒がせる彼女の名は木村萌那(きむら・もな)、25歳。2024年のプロデビュー以降、4戦4勝(2KO)の戦績を誇り、4月の『K-1 GENKI 2026』ではK-1初参戦を判定勝ちで飾っている。
強さの根底にあるのは「カワイイ」への執念だ。ネイルを守るためにパンチを、つけまつげを守るためにディフェンスを磨く。女の子であることを諦めない、新世代のフィメール格闘家の素顔に迫った。
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まつげ1本たりとも絶対に落とさない

――今「リアル春麗」とSNSでバズっていることについて、ご自身はどのように受け止めていますか?
木村萌那(以下、木村):最初は「なんやそれ?」という感じでした。世代的に春麗もわからなかったです。でも最近やっと「やっぱり似てるな」って思い始めましたね。まず髪型が完全一致。スカートで蹴ってるし、言われても仕方ない。自分でも気に入ってます。「ゴリラに似てる」とかじゃなくてよかった(笑)。
――フォロワーのほとんどが海外からということで、その人気についてはいかがでしょう?
木村:試合と普段の雰囲気が違うので、まったく街で声をかけられないんですよ。「自分って本当にフォロワー20万人いるのかな?」って。全然実感がないです。片足立ちになって、やっと「あ、木村萌那だ」となると思うので、もっと普段の自分を広めていきたいです。
――スヌープ・ドッグや50セントが動画を拡散されたときはいかがでしたか?
木村:スヌープ・ドッグの投稿は、ボクシングの先輩から急に「これヤバくね?」とリンクが送られてきて。夜中の1時すぎで、あまり意味がわかりませんでした(笑)。50セントはファンの人から教えてもらったんですけど、彼の投稿は年齢制限で見られなくて。未だに確認できてないという。
でも個人的に海外のヒップホップやR&B、レゲエが好きで、ふたりとも好きなアーティストでした。めっちゃ嬉しかったですね。
――空手に始まり、ボクシングやキックボクシングと渡り歩いてきた木村さんにとって、格闘技はどんなものなのでしょう?
木村:歯磨き。それぐらい当たり前で「衣・食・住・格」という感じです。格闘技がなかったらたぶん、私じゃないし。大学を卒業して「教える側になろう」と思った時期もありました。ただ、何をしても結局は格闘技に携わることになるんですよね。格闘技と一緒に成長してきたからこそ、そこから離れるっていうのは、ありえないんです。
――格闘技に偏見や抵抗がある女性もいるのでは?
木村:女の子が格闘技するってなると、どうしても男勝りで、カワイイを犠牲にして、諦めるというイメージがあるじゃないですか。私も大学時代までは厳しかったので、カワイイを我慢してきたんですよ。普通に黒髪でボクシングをやってました。でも「もったいなくない? 女の子は可愛くありたいじゃん!」って思うんです。
「ネイルできないから格闘技は無理」と感じる子もいると思うから。私が発信することで「できるんだ」って見せたい。格闘技のプロとして私が伝えたいことって、マジでそれ。
——今まで抑えてきたものを解放したときに、周りとは全然違う存在になるわけじゃないですか。批判される不安はなかったんですか?
木村:「黙ってろ」って感じですね。チャラチャラして弱かったら当然、いろいろと言われますけど、やっぱり“強い”が正義なので。逆に「オールバックとかコーンロウでカッコつけて負けてるやん」みたいな人もいますし。勝ってから言えって感じです。
——強気ですね。
木村:私はセーラームーンやプリキュアでいたいんです。だからスカートも履きたかったし、プリプリな感じでいたい。ネイルも絶対やめないし、まつエクやメイクもやめない。髪色もガチャガチャにする。正直「顔に傷がつく」とか「まつエクが取れるのが嫌」と最初は思いましたけど、最終的に「ディフェンスを磨けばいいや」って(笑)。
――まつエクを試合のときだけ取る、という選択もあるのでは?
木村:それはありえません。練習のときから「まつげ1本たりとも絶対に落とさない」という気持ちで磨いていけば顔に傷もつかないし、まつげも取れない。パンチの精度を上げれば、ネイルが折れることもない。
「そんなの無理」と言う人もいますけど、結局はパンチの精度の問題なんです。練習すれば長いネイルでも大丈夫。私はカワイイを絶対に妥協せず、普通の女の子であることをガチガチに守って格闘技することを、一番の基盤にしてます。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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