「元TBSアナウンサー笹川友里が語る“人生を好転させる方法”」15%の前向きさで変われる!メソッドを説いた書籍を発売
執筆者: エディター・ライター/相馬香織
男性を素敵に感じるポイントは清潔感
――著書を読んで、笹川さんは周りの人のいいところを、ご自身に上手に取り入れていると感じたのですが、周りのいいところの見つけ方やコツを教えてください。
笹川:他人との比較をしないようにしています。というのも、アナウンサーの仕事をしてきて、とくに20代の女子アナウンサーは自分も他人と比べてしまいがちで、他人からも比べられてしまいがちな職業なのですが、「自分はこれができないけどあの人はこれができる」という比較をするのではなく、「あの子はこういう要素や特性があるんだ」と生きものとして相手を見るとおもしろいと思っていて、言い換えると相手の特徴や癖を見つけることを楽しむという感じです。
例えば、「この子はいつ会っても清潔感があるな」とか、「この子は素敵な手土産を毎回持ってきてくれて素敵なセンスだな」という何気ないことでもいいですし、仕事のシーンでもいいと思います。自分の目線からだけで見るよりもなんとなく俯瞰(ふかん)して全体を見ていると、相手のいいところに改めて気づけたり、映像として印象に残るんですよね。
そうして素敵なところをたくさん見つけても、以前はそれを言葉にするまではしていませんでした。しかし、それをなるべく言葉にして表現するようにしていくと、相手との人間関係がどんどん良好になっていったり、会社の部署内の雰囲気が良くなっていったりするので、「いいところを見つけて、それを言語化していく」までをセットにして癖づけするようにしています。
――著書では、おしゃれと清潔感の両立ついて話されていましたが、20代男子が気にすべきポイントはありますか?
笹川:私が男性を素敵に感じるポイントは清潔感だと思っています。高いものを着ているというよりも、自分に似合う色やサイズ感のスーツを着ていたり、髪の長さに関わらず自分に似合うスタイルをしていたり、そういう清潔感が大切ではないかと思います。おしゃれに興味のない人には、おしゃれするって難しいことでもあると思うので、まずは自分に合うサイズ感や似合うものを見つけて清潔感を心がけてみると、それが自分のスタイルになっていくのではないかと思います。
――笹川さんはさまざまな肩書きを持たれてお仕事をされていますが、仕事に関して共通している根っこの部分は何かありますか?
笹川:独立してまだ4年目なのですが、ご縁を感じたり、お声がけいただいて直感的にやってみたいと思うことはやらせていただくようにしています。それ以外の働く軸としては、どんな人と一緒に時間を共にして仕事をするかを大切にしています。
例えば起業した会社の共同創業者である篠原さくらとも、一緒に働いてみたいと思えたことが創業の一つのきっかけでした。サウナ事業も、すでに組成されていた立ち上げメンバーの中に声をかけられて参画したのですが、そのメンバーが今まであまり出会ったことのない大人たちだったので、一緒に働いてみたいと思い始めました。他にも単発のプロジェクトや洋服を作らせていただいていますが、全てが同じようにどんな人と働くかを大切にしながら働いています。
「誰と働くかではなく、何を成し遂げるかが大切だったり、やること自体に重きを置かないとそのうちズレが生じるのでは?」と言われることもあるのですが、何度考えてもやはり私の中では「誰と一緒にやるのか」が大切なのです。それは仕事においてだけでなく、恋愛や結婚など、あらゆることにおいて大切なことなのです。
この記事を書いた人
映画配給会社を経て、出版社で企画立ち上げ、海外取材などを数々こなし編集長に就任。現在はベトナム・ハノイを拠点に、日本、韓国を飛び回りフリーランスの編集者として活動中。趣味はアクセサリー製作。インスタではベトナム情報をメインに発信中。
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