「元TBSアナウンサー笹川友里が語る“人生を好転させる方法”」15%の前向きさで変われる!メソッドを説いた書籍を発売
執筆者: エディター・ライター/相馬香織
TBSテレビのADからアナウンサーを経て、独立をして起業、雑誌のモデルを務めるなど多岐にわたる活躍をする笹川友里さん。12月2日に発売した著書『ポジティブマインドセット プラス15%の前向きさで人生を好転させる方法』では、仕事や日々に悩んでいた20代から、いかに自分を前向きにしていったのかがわかるたくさんのメソッドが書かれている。
それはベースの自分を大きく変えるものではなく、毎日の行動や思考をほんの少し変えるだけという今すぐできるものばかり。普段よりもほんのわずか「15%の前向きさ」で人生が変わる方法は、20代男子にも役立つものばかりだ。笹川さんが考える20代男子の人生が好転するための方法とは?
目次
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行動を少し変えるだけで数年後には変わることができる
――今回、本を出そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
笹川友里(以下、笹川):もともとTBSテレビを退職後くらいに、ライフスタイル本を出しませんか?と声をかけていただいたことがあったのですが、その頃は今回の著書でも書いているのですが、まだ新しい生活が始まったばかりで足元も不安定な感覚だったのでお断りをさせていただきました。
そんなことを経て、今回KADOKAWAさんから「文章がメインの本で、ライフスタイルではないものを出しませんか?」と提案をいただき、30代になって少し自分が変われた気がするので、出してみようかなと思ったのが始まりです。
TBSテレビを退職後は、アナウンサーとしてだけでなく、ミレニアル世代の女性向けキャリア支援事業を起業したりモデルをさせていただいたりとさまざまなことにチャレンジしているのですが、その中の一つで女性のための完全個室サウナ「SaunaTherapy」に参画しています。
本の企画の打ち合わせでは、サウナをテーマにして本を出すという構想もありましたが、20代の頃の自分に自信がなく、肩を張って生きてきたところから、自分の気持ちをフラットにして、少しの前向きさで変われた30代の経験を書くのがいいのではないかと思い、今回の著書が出来上がりました。
――30代で変われた大きなきっかけはなんだったのでしょう?
笹川: 2人目の子どもを出産した後に、20代の頃の自分に比べると、見える世界や景色が変わった気がして、少し肩の力が抜けたように感じたのがきっかけだと思います。
――実際に完成した本を手にして、改めて読みどころやポイントを教えてください。
笹川:20代の頃はかなり悩みも多く、赤坂にあるTBSテレビ近くの文教堂書店に駆け込んでは、空いた時間に自己啓発本や仕事関連の本を読み漁ったりもしました(笑)。その時に得られた知識は大いに自分に役立っていたり、勇気づけてくれたりしました。
しかし、そうした本を読んでいると「自分が変わりたいと思うなら、今の自分から大きく変わらないといけないし、たくさん学ばないといけない」と感じることも多くありました。それよりも大きな変化を目指すのではなく、もっと日常に紐づいていて、毎日の行動をわずか1ミリだけでも変えることで、新しい気づきがあったり、新しい何かに繋がることになればもっと気楽に頑張れるのではないかと思って書きました。
例えば、「会社の中に油を売りにいける人をつくる」といった、今すぐにでもできそうなティップがたくさん書かれています。そうしたことを日常に取り入れてみると、数年後には少しずつ変われた自分に出会えると思いますので、ぜひお手にとっていただけたら嬉しいです。
――仕事や日常に悩む『smart』世代が、少しでも前向きになれるメソッドがあれば教えてください。
笹川:私の場合、20代から30代にかけて、結婚して妻になり、出産して母になり、会社を辞めて独立して起業したりと、20〜40代で起こりうることが全て20代後半から30代でやってきました。そうした大きな変化や人生の荒波に飲まれてしまうと、やることが多くなってしまったり、大変さに押しつぶされてしまうと思うのですが、私は気持ちの持ちようというか、なんでも楽しむというマインドでいることで、それらの一つ一つが自分にいい影響を与えてくれていると思えるのです。
具体的に言うと、例えば仕事がうまくいかなくなった時に、それによってすべてがマイナス思考になってしまう人と、家庭を癒しにして頑張ろうと切り替えられる人がいた場合、後者のほうがより前向きになる考え方ですよね。私は、アナウンサーだけでなく、起業したりサウナ事業に参画したりしていますが、何かで落ち込むことがあっても、とりあえず一旦その問題は置いといて、別の仕事の時間に一気に気持ちを切り替えたりしていると、うまくいかなかったものも徐々に浮上していけると感じています。いくつも肩書きが必要というわけではないのですが、趣味でも家庭でもいいので、心の拠り所をいくつも持っていくといいなと思います。
この記事を書いた人
映画配給会社を経て、出版社で企画立ち上げ、海外取材などを数々こなし編集長に就任。現在はベトナム・ハノイを拠点に、日本、韓国を飛び回りフリーランスの編集者として活動中。趣味はアクセサリー製作。インスタではベトナム情報をメインに発信中。
Instagram:@_kaori.soma
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お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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