今度のGEEKS RULEのお相手は、まさかの『魔法騎士レイアース』。ブランド初の少女マンガ誌作品とのコラボTシャツを発売【11月30日(土)12:00~ GR8先行販売】
執筆者: ライター/TOMMY
今や、ファッションとアニメは切っても切り離せない蜜月関係にあるといっても過言ではない。その証拠に、人気の火付け役となったヴィンテージ古着のみならず、ストリートからメゾンまで様々なブランドがアニメ作品をモチーフにしたアイテムを送り出し、シーンは群雄割拠、玉石混淆 の様相を呈している。
そんな中、またもやアニメTシャツLOVERにとって無視できないニュースが飛び込んできたとあれば、紹介せずにはいられない…という序文はもはや、毎回のお約束。
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読者諸君も薄々勘づいているだろうが、ニュースの発信源はGEEKS RULE(ギークス ルール)である。矢継ぎ早にリリースされる新作攻勢は止まることを知らず、今回のお相手は名作ファンタジーアニメ『魔法騎士レイアース』。しかも恒例の先行販売は今週末11月30日(土)なので即チェック推奨。概要は下記よりご覧あれ。
テレビアニメ『魔法騎士レイアース』(1998年)
とのコラボレーションTシャツ
そもそも読者の中にはこの作品自体、初めて知るという人も多いだろう。作者は、国立新美術館で行われ動員数約25万人を記録した『CLAMP展』も記憶に新しいマンガ集団「CLAMP」。『魔法騎士レイアース』は1993年11月〜1996年4月まで、講談社の月刊少女マンガ誌『なかよし』で連載された異世界ファンタジー作品である。
剣と魔法のいわゆるファンタジーRPGの世界観にシリアスで重いテーマを内包する同作。あらすじはこちら。
1993年、東京タワーでの社会科見学中、中学2年生の3人の少女・獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風は偶然出会った。窓の外、眩い光の中に浮かび上がる謎の少女の幻影を見た3人は、その直後異世界「セフィーロ」に召喚される。そこで出会った導師クレフの導きを受けて、3人は「魔法騎士(マジックナイト)」としてセフィーロを救う旅に出ることにーー。
1994年〜1995年にかけてアニメ化され、1997年にはOVA化もされたことで、男女問わず人気を博した名作だ。そして今年アニメ30周年を迎え、新アニメ化プロジェクトも7月に発表されるなど、改めて注目を浴びている。
では、いよいよ 今回の主役をご覧あれ。
15SILKSCREEN PRINTING T SHIRT
カラー:ブラック サイズ展開:M,L,XL.XXL
販売価格:各¥12,100(税込)
15版という版数の制約の中、卓越した技術を駆使し、
CLAMP作品らしさ満点のセル画絵を表現
これまでも「結局、こういうので(が)イイんだよ!」という豪速球ストレートな作品を発表してきたギークスルール。今回も期待を裏切らない。ブランドとしては初の少女マンガ誌の作品という非常にチャレンジングな企画に、獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の主人公3人とロゴを絡めた最強の布陣で挑む。
今回のポイントは、90年代アニメらしいセル画絵を採用している点だろう。これまでコラボレーションしてきた作品の中でも、色調のレンジ(幅)がもっとも広いセル画絵を15版という限られた版数で表現するには、卓越した分版&製版、そしてプリントの技術が要求される。
そこで力を発揮したのが、ギークスルールのお家芸ともなっているブラックマジックとホワイトアンダーコントロールという特殊な技法を駆使した表現。まずは、ボディ色で黒部分を表現することで版数を抑えつつ、グラフィックとボディの馴染みを良くするブラックマジックに注視。ここはロゴ周りがわかりやすいか。ボンヤリと浮かび上がるようなアウトラインと剣の金属的光沢の表現が特に秀逸で、”剣と魔法の世界”を見事に表現してみせた。
一方のホワイトアンダーコントロールはといえば、今回ならば3通りの緑(ミドリ)を1版で表現するなどがそう。例えば、白ベタ+緑ベタ、白ドット+緑ドット、白なし+緑ベタ(ドット)といった具合。なかなかマニアックな話で実際に「この部分が!」と言われないと理解しにくいが、これによって当時モノの雰囲気さえも感じられる最新のレイアース Tシャツが完成した。ということだけでも伝わればよろしい。
この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
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