「木村昴が過去の恋愛を“詳しく”ぶっちゃける」ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』主演が決まったときの心境も改めて振り返って……
執筆者: ライター/黒川すい
7月11日(木)より読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ枠で放送がスタートしたドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』。いま注目の作家・爪切男(つめ・きりお)の大ヒットエッセイの実写ドラマ化で、オリジナル要素を加えた回想ハートフルコメディとなっている。小説家志望のフリーターを木村昴さん、出版社編集者を新川優愛さんが演じており、今回は主人公を務める木村昴さんをクローズアップ。最終回が間近に控える中、ここまでの本編を振り返りつつ、木村さんご自身の恋愛のエピソードについてもたっぷり伺いました。
目次
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考察要素&個性豊かなキャラクターたちがクセになる……現在と中学時代が行き来する回想ハートフルコメディ
──主人公は小説家志望のフリーター・枝松脛男(えだまつ・すねお)。偶然手に入れた小説を彼が盗作し、人気作家になってしまったところから物語はスタートします。世間にバレる前に“真の作者”を探し出すために、そのカギを握る中学時代のクラスメイトたちに会っていく……というのがあらすじですよね。毎回、個性豊かなクラスメイトが登場しますが、特に印象深いお話などはありましたか?
木村昴(以下、木村) うわ~どれも思い出深くて、一つに絞るのは難しいですね。1話がベルマークキス、2話がジャイアントスイング、3話が宇宙一美しいゲロ……。
──お話ごとに一言で表していくと、改めてパワーワードだらけです。
木村 本当にいろいろと思い出深いですが、ご覧いただいた視聴者の方々の反響が大きかったという意味では、4話の杉浦くんや、6話の高城さんのお話が当てはまります。
特に6話に関しては、編集部で片山さん(演:新川優愛)と除霊を行うシーンがあるんですけど、すごく遠回しに告白のようなセリフがあったんですね。付き合う・付き合わないということではなくて、人としてそばにいてほしい!みたいなことをお互いに言い合う場面。
──あそこで恋愛を超えたような関係性に一気にグッと近づきましたよね。
木村 そう!脛男と片山さんの関係においても、物語全体の展開においても、あのシーンは重要な部分だったんじゃないかなと思います。
──主演が決まったときの気持ちを改めて伺いたいです。
木村 最初にオファーをいただいたときは、やっぱり信じられない気持ちが大きかったです。とにかく驚きました。それまでもドラマの経験はありましたが、まさか主演だなんて夢にも思ってなかったので……。嬉しいより先に、「なんで!?」が来ちゃいました(笑)。
──主演をやってみたいなという気持ちは?
木村 もちろんそれはずっとありました!でも、“いつかミラクルが起きて主演のお話がきたらいいなぁ……”くらいの気持ちで。それよりかは、少しずつ経験を積んで、1話しか出てこない役でも全力でトライしようという思いのほうが、まだまだ大きかった。だから今回のオファーは、ミラクルが起きた!?なんで!?噓でしょ!?と最初思ったんです(笑)。
──主演が決まった驚きに、嬉しさが追いついたのは、だいたいどれくらいからでしたか?
木村 監督さんやプロデューサーさんたちと事前に顔合わせをする機会があったんですけど、そこまでは半信半疑。いくら主演で確定したとはいえ、実際に作品を作っている人たちに会うまではいろいろと分からないじゃないですか。
実際に会って話してみたら「イメージと違うね」って言われる可能性もゼロじゃないと思ってて(笑)。その顔合わせのときに、僕から2つ聞きたかったことを伝えて、いい感じのお返事をいただいてから、嬉しさが本格的にわいてきました。
──2つの聞きたかったこととは……?
木村 まずは「なんで僕が選ばれたんでしょうか?」ということを聞きました。その回答として、プロデューサーの矢部さんから「大人になった脛男を想像したときに、木村くんの顔が浮かんだ」と言っていただけて。そんなの一番嬉しいじゃないですか!
そこでようやく自分の中の嬉しいメーターがグンと上がりましたね。……ちなみに過去に配信された記事では、監督に言われたエピソードとしてこの話をしちゃったんですけど、ずっと後になって矢部さんから「あのとき、それ言ったの僕だよ!」って訂正が入りました(笑)。だから今お話したのが、正しい情報です。
──この記事で訂正しておきましょう(笑)。そして2つ目に聞いたことは何だったんでしょうか。
木村 「僕は一体(役作り含め)何をしたらいいでしょうか?」という質問ですね(笑)。これについては、監督から「もうそのまんまでいい!」的なことを言っていただきました。え!?役作りしなくていいの~!?って、この時点で嬉しいメーターがもう振り切れまして。自然体で演じられて最高!って気持ちになりました。
──それでは、特に役作りは意識せず、そのままで臨まれているという感じなんでしょうか?
木村 もちろん細かい部分は調整したりしていますが、「日頃から○○してます!」みたいな役作りはないですね。
──なるほど。確かに観ている我々からしても、ピタッと脛男にハマってらっしゃる……!と毎回感じていました。
木村 脛男のピュアな部分や天真爛漫なところ、だけどたまにシャイで気弱な感じ……こういうキャラクター像に、自分が無理なくマッチできるところが多くて。ありのまま演じて、キャラクターと一つになれた感じがしています。
もちろんリアルでは盗作しませんけど(笑)、脛男に対して共感できる点がいっぱいありました。あと恋愛の部分も似ているかもしれませんね。僕も学生時代、惚れっぽかったり、押しが弱かったり、口下手になっちゃったりしていたので……(笑)。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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