【インタビュー】木村昴が新・攻撃隊長に!昭和の伝説的番組『風雲!たけし城』がPrime Videoで復活
執筆者: ライター/TOMMY
1980年代に視聴者参加型バラエティ番組として空前のブームを巻き起こし、海外でも熱狂的なファンを生んだ『風雲!たけし城』が、34年ぶりにAmazon のPrime Videoで復活するということで、当時の熱狂を知るオジ世代は歓喜するも、昭和版を知らない若者世代にはなんのことやら。そこで攻撃隊長を務める声優の木村昴を直撃。令和に蘇ったPrime Video版『風雲!たけし城』の魅力を教えてもらった。
「南沙良の“おうち時間”の相棒は?」胸に刻む“恩人”の言葉、今年中にしたいことも語る【NHK大河ドラマ『光る君へ』で好演】
ウソでしょ!?
当時のワクワクのまんまじゃん!
Prime Videoさんあざす!
――木村さんの年齢的に昭和版をリアタイ視聴はしていなかったと思いますが、番組自体はご存知でしたか?
木村昴(以下、木村) もちろんです! リアルタイムでは観れていませんが、テレビで過去の人気番組を紹介する際に取り上げられていることも沢山あったので、『風雲!たけし城』という伝説的番組がかつてあったということは子供の頃から存じ上げていました。
――YouTubeの公式チャンネルでは昭和版を視聴できますが、実に刺激的な番組でしたよね。
木村 そこで感じるのが「あの時代のテレビって面白い!」っていう純粋な羨望(せんぼう)なんですよね。僕自身も子役として幼少期からテレビ業界に携わる中で、今では難しくなった部分も新たに可能になった部分もあったりと、時代に合った番組作りにシフトしていくのを見てきたからこそ、改めて偉大さを感じるといいますか。
――とにかく自由というか“面白いと思ったらとりあえずやってみる”精神を強く感じますよね。
木村 あれを毎週オンエアしていたんですもんね。やっぱり半端じゃないパワーと元気があったからこそ可能だったと思っていたので、今回復活すると聞いた時に「今、この時代にマジでできるの!?」という驚きがまずあったんですが、実際に完成したセットを目の当たりにした瞬間に「ウソでしょ!? もうほぼ当時のワクワクのまんまじゃん!Prime Videoさんあざす!」って感じで(笑)。
――Prime Videoだから実現した作品であると。
木村 それは確実にあると思います。とにかく豪華なんですよ。令和のたけし城は実物のセット+LEDフルスクリーンを導入し、さらに照明とレーザーの演出もバンバン! もう半端じゃないんです。映像に関しても、この数年間で一気に進化したテクノロジーで令和版ならではのアップデートがなされています。例えば当時は空撮もヘリコプターに乗らなきゃ撮れなかったのに、今はドローンのおかげで臨場感溢れるスリリングな視点での映像も撮れますし、クレーンもめちゃくちゃ高いところまで上がるので、ゲームを真上から見るという新たなアングルも増えていたりします。またチャレンジャー一人一人がGoPro(ゴープロ)を装着しているので、FPSさながらの映像が期待できるっていう。もうね、マジで神の視点ですよ。これまで誰も観たことのない映像体験を楽しんでいただけると思います!
――昭和版では計25回出場となる常連挑戦者など、個性豊かな挑戦者が登場しました。令和版では1,300人以上の応募者から選ばれた300名以上の挑戦者が出演するとか。面白い挑戦者はいましたか?
木村 挑戦者たちの年齢は10代から70代まで。なので当時を知らない世代も「面白そう。自分もチャレンジしてみたい!」と果敢(かかん)にトライしてくれています。また個人的に熱いと思ったのが、子供の頃に昭和版をリアルタイムで観ていて、今は大人になった世代。みんな「ついに挑戦できる!」って燃えていますし、2世代にわたってファンで親子でチャレンジしに来ていたり、当時チャレンジに失敗して「リベンジしに来ました!」っていう人も。さらには昭和版が世界中の国と地域でオンエアされているため、海外にも熱狂的ファンが非常に多く、“たけし城が復活する”と聞いてトライしにきた強者もいて! 誰しもが強い想いとエピソードを携えて参加しているので、毎回違ったドラマがあって本当に観応えがありますね。
――『風雲!たけし城』といえば、個性豊かなゲームが魅力でした。この令和版で新しく登場するゲームもあるとか。
木村 もちろん! 「ウワッ、こんなのあった〜!」っていう懐かしさを感じていただける「竜神池」や「ジブラルタル海峡」といった当時人気を誇ったゲームもパワーアップしている一方で、新たに加わったゲームも見どころの一つです! そちらも難易度が高いので、これまで以上に難攻不落感は増してはいます。
――しかも、たけし城を守るたけし軍のメンツがまたヤバくて。敬称略でザッと名前を並べても、バナナマン(設楽統、日村勇紀)、上田晋也(くりぃむしちゅー)、渡辺直美、市川猿之助、アニマル浜口、春日俊彰(オードリー)、狩野英孝、きつね(大津広次、淡路幸誠)、クロちゃん(安田大サーカス)、トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)、錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)、浜口京子、ハリウッドザコシショウ、さらにプロレスラーの本間朋晃、真壁刀義まで!
木村 マジでそうなんですよ。僕たち攻撃軍サイドからしたら、あくまで敵なんですが、そのメンツがあまりにも豪華すぎて思わずテンションもブチ上がっちゃったりして。そりゃ、こちらも「ひと泡吹かせてやるぞ!」と燃えて当然ですよね。
――今回、木村さんは昭和版で谷隼人さんが務めた攻撃隊長に、谷さんとともに新たに任命されて参戦します。谷さんからアドバイスを受けたりってしましたか?
木村 ご本人からアドバイスを受けるのではなく、むしろ僕が昭和版の谷さんの姿を当時の映像で研究して真似させていただきました! 令和版だからとすべてを新しくするのではなく、当時のファンの皆さんが好きで観てくださっていたあのノリや、谷さんのバイブスや築き上げられてきた歴史を継承しつつ、「僕だからこそできることとは?」と手探り状態の中で色々トライしてみたので、そういった部分も注目してもらえたら嬉しいですね。
――木村昴が作り上げた新たな攻撃隊長像とは!? これは乞うご期待ですね!
木村 まぁ、ほぼガキ大将ですけどね(笑)。とはいえ、 “頼れるガキ大将”って感じなので、そこはご安心を。
――昭和版では、攻撃軍の通算成績が大幅の負け越しでしたが、今回は……?
木村 改めて数字で見るとすごいですよね。127戦中8勝118敗1分なので勝率約6%って。でも今回は、そんな戦歴をひっくり返すようなドラマもあるので、ご期待いただいていいかなと思います。ただ先ほども申し上げた通り、令和版は本当に難易度が高くなっていますからね。なので、皆までは申し上げませんが……そこはお察しください。ただ、Prime Videoの偉い方にひと言だけ……お願いします、シーズン2もやらしてください!!
――アハハ(笑)。では最後は、本作品にかける意気込みで締めていただきましょうか。
木村 当時ご覧くださっていた方々も、今回初めて観る方々にも間違いなく楽しんでいただける番組になっているのではないかなと思っております。こういったご時世ですし、この数年間は色々と我慢を強いられることも非常に多かったかと思いますが、これを観てもらえれば、まるで自分も参加しているかのような臨場感とワクワクをきっと味わっていただけると思うので、ストレス発散にもオススメです!
――まだAmazonプライムに入会していない人は、これを機に「突撃〜ッ!」ですね。
木村 ですね。「風雲!たけし城」をぜひ、お楽しみください!
Profile/木村昴
きむら・すばる●1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。小学生の頃から芸能活動を開始。2005年よりテレビ朝日系テレビアニメ『ドラえもん』にて、ジャイアンこと剛田武の声を担当し、声優デビュー。以降、『輪るピングドラム』の高倉冠葉役、『呪術廻戦』の東堂葵役、『東京リベンジャーズ』の林田春樹役、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の山田一郎役、『仮面ライダーリバイス』のバイス役、『THE FIRST SLAM DUNK』の桜木花道役などを務めるだけでなく、タレント、落語家、ラッパー、YouTuberとしての顔も持ち、マルチに活躍する超人気声優。
木村昴 公式Twitter:@GiantSUBAru
木村昴 公式Instagram:@kimura_subaru
木村昴 公式サイト
Information
Amazon Original番組『風雲!たけし城』
絶賛配信中!
総勢300名からなる攻撃軍たちが、難攻不落のたけし城を目指して、様々な仕掛けが施された“無理ゲー”に挑戦。泥だらけ、水浸しになりながら城の攻略を目指す挑戦者たちの姿に、再び世界が熱狂する。
<CAST>
ビートたけし、バナナマン(設楽統、日村勇紀)、上田晋也(くりぃむしちゅー)、渡辺直美、市川猿之助、谷隼人、木村昴
たけし軍 ……アニマル浜口、春日俊彰(オードリー)、狩野英孝、きつね(大津広次、淡路幸誠)、クロちゃん(安田大サーカス)、トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)、錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)、浜口京子、ハリウッドザコシショウ、本間朋晃、真壁刀義 ※五十音順 他
リポーター:三四郎(小宮浩信、相田周二)、東京ホテイソン(ショーゴ、たける)、なすなかにし(中西茂樹、那須晃行) ※五十音順 他
攻撃軍……一般参加応募者300名以上
©2023 Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved
写真=田中利幸
インタビュー&文=TOMMY
構成=熊谷洋平
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
Instagram:@tommythetiger13
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ