smart Web

【NORISTRY&もるでお インタビュー】10人の合唱で「歌ってみた」が『歌コレ2024春』kemu部門で1位に!

執筆者:

歌を愛する全ての人のための動画投稿祭「歌ってみたCollection」。そのkemu部門で1位を受賞したのが、NORISTRYともるでおが企画した10人の合唱。「地球最後の告白を」に込めた想いを2人に伺った。

「プロ野球選手の“バッグの中身”を調査」千葉ロッテマリーンズ佐藤都志也&鈴木昭汰はマリンに来る際、何を着て何を持ってるの?

この記事の画像一覧を見る(3枚)

「みんなが歌ったことのあるこの名曲を合唱することで、『歌ってみた』界隈を盛り上げたいと思った」。

――「歌ってみた Collection ~2024 Spring~」kemu部門の1位おめでとうございます。ご感想をお聞かせください。

もるでお

もるでお

もるでお 今回の参加方法は裏技のような方法で参加(笑)したのですが、作品を純粋に評価していただけたことは嬉しいです。作品をみんなで楽しんでくれたことがすごくよかったです。

NORISTRY

NORISTRY

NORISTRY(以下、N) そうですね。「歌ってみた」界隈を盛り上げたいっていう気持ちがあったので、みなさんに喜んでいただけたのが一番嬉しかったです。

――今回「地球最後の告白を」を合唱するというアイデアはどんなところから出てきたものなのでしょうか。

N 前回、前々回は僕ともるでおくんとタラチオくんという3人で参加していたんです。今回はどうしようかという話をしていたときに、もるでおくんから提案してくれたんですよ。

もるでお これまでの歌コレには、3人で作った動画の投稿時期とタイミングがよくて、3人で参加させていただいたんですが、ふと何か別の形で参加できる方法はないかなと考えたときに、合唱を思いつきました。僕はニコ生の活動を2010年から始めたんですが、そのころからkemuさんは当然有名なボカロPさんでしたし、「歌ってみた」の活動をしている人はこの曲に魅せられて歌った方がほとんどだと思います。僕もアルバムに収録させていただいたことがあって、NORISTRYも歌っていたし。じゃあ、それをみんなであえて今合唱してみたら色んな想いも相まっていいんじゃないかなと。まだまだオ
レたちワイワイ楽しくやってるぜ!という感じをみんなで表現できればいいなと思っていました。

N 合唱か、その発想は考えたこともなかった。実現したら面白そうだなって。もるでお ちょうどそのころ、僕とNORISTRYが集まる飲みの場があったんですよ。そこにneroさんや__(アンダーバー)さんがいらっしゃったので、その場で話をしてみたら、みんな二つ返事でOKをしてくれたんですよ。じゃあ、自分たちの周りで活動している人たちにも声をかけてみようと。当時からニコニコでバチバチ活動していた人たちをメインに参加してもらいました。ただ、僕は友達が少ないので、主に声をかけてくれたのはNORISTRYなんですけど(笑)。

――合唱の譜割りはどのように決めていったんでしょうか。

N  きっとこの人にはこのフレーズが合うだろうなと一旦、僕のほうでたたき台を作ってみたんです。そこから、もるでおくんと相談しつつ決めていった感じですね。

もるでお 基本、全部NORISTRYが決めてくれました。たぶん、その人が歌っているところを想像しながら、決めてくれたんじゃないかなと思うんですけど。

N そうですね。今回参加してくれた人はいい意味で歌っている姿が想像しやすい人ばかりでした。あと、難しかったのは曲の尺に対する組み合わせでした。誰と誰を一緒に歌ってもらうかも考えて……。

もるでお それぞれの歌い手の組み合わせに意味をもたせてくれたんだろうなって思っていました。

N 徐々にみんなの歌が入った音源ができあがってくるにつれ、なんだかワクワクしてきて。自分のパートを録り直したりもしました(笑)。

もるでお 僕の録音が一番遅かったんですけど(笑)、プレッシャーがえぐかったですね。みんなの歌がすごくて、最後に自分の歌をうまくハメないといけないっていう。でも、でき上がったものを聴いたときは興奮してしまいましたね。

――あらためて「歌コレ」というイベントにどんな楽しさを感じていますか。

もるでお 賞レースってやっぱり参加する側も聴く側も熱量がすごく高くなると思うんです。その中で「歌コレ」はベテランだけが評価を集めるのではなく、活動を始めたばかりの人もしっかりと評価されるというのがいいなと思っています。

N そうなんですよね。以前の「ボカコレ(The VOCALOID Collection〜 2020Winterから)」の歌ってみたランキングでは小林幸子さんが2位でAdoさんが1位という新旧のレジェンドが揃い踏みになったこともあって、若手もベテランも同じ条件で競い合える賞レースって本当におもしろいと思います。だからこそ、主催のドワンゴさんにひとつだけお願いしたいことがあって。

――何でしょう?

N いつか「歌コレ」のような新旧の歌い手を集めてお祭りのようなライブを企画していただきたいですね。

もるでお いいねえ。僕とNORISTRYも機会をいただけるのであれば間違いなく出演させていただくので! ぜひ実現させてほしいです!

歌コレ2024春 kemu部門1位「地球最後の告白を」

歌コレ2024春 kemu部門1位「地球最後の告白を」

原曲はkemuが2012年にリリースした楽曲。もるでおはメジャーアルバムに収録、NORISTRYは「歌ってみた」で披露したことがある。今回は10人の歌い手による合唱に挑戦。

News!!

歌コレ2024秋を9月13日(金)~16日(月祝)で実施予定!

PROFILE/NORISTRY
歌い手。2012年から「歌ってみた」の活動を開始。歌コレ2023春では3 部門で1 位を獲得。「JAPAN GOT TALENT」に本名「山本教貴」名義で出場した。NORISTRYがオススメする、もるでおの一曲は『8.32 歌ってみた【もるでお】』。

PROFILE/もるでお
声真似生放送主として活動をはじめ、並行して「歌ってみた」の動画も投稿。個人活動以外にも3人組グループ「UMM.com」の一員として動画投稿やライブ活動、メジャーアルバムをリリースするなど、多彩な活動をしている。もるでおがオススメする、NORISTRYの一曲は『NORISTRY – DAWN』(produced by 川畑要・LINE LIVE 提供楽曲)。

Interview & Text_HIDEKUNI SHIDA

※この記事は2024年smart7月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。

この記事の画像一覧
  • NORISTRY
  • もるでお
  • 歌コレ2024春 kemu部門1位「地球最後の告白を」

この記事の画像一覧を見る(3枚)

この記事を書いた人

ゲームを作ったり、小説を書いたり、本を作るお手伝いなどいろいろ。日々さまざまな制作現場にお邪魔して面白いことを探しております。美味しいカレーと極上のうどんを探し求めつつ。

X:@shidaill

Instagram:@hidekunishida

Website:https://smartmag.jp/

執筆記事一覧

この記事をシェアする

この記事のタグ

17

19:00

smart Web の
記事をシェア!

この記事をシェアする

関連記事

smart(スマート)公式SNS