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【新しい楽譜を創るボカロPが登場】「海茶」に注目!爆速で「ボカコレ」ルーキー1位になれたルーツを探る

執筆者:

ボカロPの海茶さん

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活動3年目で「ボカコレ2023夏」ルーキー1位に輝いた、今、大きな注目を集めるブライテスト・ホープの海茶さんがsmartに登場。独自のコード表記法を考案し、オリジナルの世界観を構築する彼のルーツと、これからの活動は?

「ボカコレ2023夏」のときに、海外のリスナーからコメントが届いたことが衝撃だった

――海茶さんの楽曲はファンタジックなデジタルサウンドが魅力です。そもそも音楽はどのように学ばれたのでしょう。

海茶 これまで楽器を習ったことは一度もなかったんです。中学生くらいの頃に作曲に興味を持ちまして、いろいろなボカロPさんの楽曲を聴いたり、ニコニコ動画の解説動画を見て、DTMに詳しい友人からアドバイスをもらいながら、少しずつ楽曲を作り始めました。

――お好きなボカロPはどなたですか。

海茶 「クーネル・エンゲイザー」とか「暮しガスメータ」で有名な電≠鯨さんは活動初期の頃から大ファンで、自分にも強い影響を受けたなと思っています。電≠鯨さんはボーカロイドの「琴葉 茜・葵」を使うことが多くて、その声質も好みだったので、私も「琴葉 茜・葵」を使うようになりました。

――2022年から投稿を始めていらっしゃいますが、投稿のきっかけは?

海茶 学生時代は身内向けに音楽を作っていて、友だちに聴かせることはあっても、外に発表するつもりはなかったんです。そうしたら知人から「映像を付けて動画にしたらいいじゃないか」とアドバイスをいただきまして。試しにやってみようと思ったのがきっかけですね。自信はなかったのですが、実際に投稿をしてみたら、思ったよりも多くの方に見ていただけて、すごく嬉しかったですね。

――海茶さんはこれまでに3曲を発表されていますが、作曲作詞するうえではどんなところを大切にされていますか。

海茶 毎回同じ手順で作っているわけではないんですが、大事にしているのはメロディーのタッチですね。明るすぎず暗すぎずバランスが取れたメロディーになるように注力しています。メロディーはパソコンに打ち込みながら試行錯誤して考えることが多いですね。

――「海茶式コード表記法」を発表されていますが、作曲に使っているのですか。

海茶 これはコード進行の勉強をする中で、その楽曲のイメージや印象を記録できないかと思って考えた表記法なんです。自分が作った曲がどんな流れになっているのかを可視化したり、楽曲のメモを取るときに使っています。

――海茶さんは「おどロボ」で、「The VOCALOID Collection(ボカコレ)2023夏」でルーキー1位を受賞されています。参加されてみていかがでしたか。

海茶 参加してみると、みなさんがすごい熱量で参加されているんだなと実感しました。商業で活動されている方から、ベテランの方、DTMを始めたばかりの方まで、多くのボカロPさんが本気で作った作品がたくさん投稿されていて。リアルイベントではなかなか味わえない、まさにインターネットならではのイベントだなと感じました。その中で、多くの方から評価していただいて。自分で良いのかなという不安な気持ちもありましたが、とてもありがたいなと思いました。また英語、ロシア語、韓国語、中国語、ポルトガル語といった多言語にわたり海外の方からもコメントをいただけたのは驚きました。私の音楽が海外のリスナーまで広く届いたのかなと思うとすごく嬉しかったです。

――「ボカコレ」はこれからも続くイベントだと思います。これからの「ボカコレ」に期待することは?

海茶 「ボカコレ」に参加されている方は、自分の好みを表に出されている方が多いと思うんです。これからも、自分のやりたいことを本気で取り組んでいる方々の熱量の高い楽曲がたくさん投稿されることを期待しています!

――今後の活動でやってみたいことはありますか?

海茶 まずは今まで通り地道に続けていければと思っています。みなさんの期待に応えるものを作りたいなと思いますし、自分としても非日常の世界観で独自のストーリーが感じられる楽曲を作っていきたいなと思っています。あと、個人的には、ファンタジーのRPGや「ダンガンロンパ」のような独特な世界観のゲームが好きなので、そういうゲームに関わることができたらなと思っています。私の楽曲がアーケード音楽ゲーム「CHUNITHM」やスマートフォンゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」で流れているので、そういったところからも多くの方に自分の楽曲を知ってもらえると良いなと思っています。

解析しやすく、アートとして見れる楽譜「海茶式コード表記法」を発表!

「海茶式コード表記法」

海茶さんがボカロPの活動とともに発表した独自のコード表記法。海茶さん曰く「アートの一種」。「当時勉強をしていた速記の手法をアレンジして、音をかたちとして認識できるものにしようと考えました。メロディーの流れを可視化しています」

Profile/海茶
ボカロPとして2022年から活動。これまでに3曲を発表しているが、いずれもニコニコ動画にて殿堂入りを果たしている。「おどロボ」で「ボカコレ2023夏」でルーキー1位を受賞。noteで「海茶式コード表記法」を発表している。

この記事を書いた人

志田英邦

志田英邦

ライター、編集者。ゲームを作ったり、小説を書いたり、本を作るお手伝いなどいろいろ。日々さまざまな制作現場にお邪魔して面白いことを探しております。美味しいカレーと極上のうどんを探し求めつつ。

Twitter:@shidaill

Instagram:@hidekunishida

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