【大胆な演技が話題】中﨑絵梨奈「愛って……と語ってる自分が恥ずかしい(笑)」谷崎潤一郎の名作を“男女逆転”アレンジした映画『卍 リバース』に出演
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
若いうちにたくさん恋愛をしてたくさん傷ついておいたほうがいい
――完成した作品を観た感想は?
中﨑「私がいないシーンも多かったので、純粋に作品として楽しめました。その上で改めて愛ってすごいなと。それぞれの愛が存在していて、いびつではあるけれどキレイだなと思いました。感情のまま生きられるのって羨ましい。すべてを捨てて愛に走っていける姿が羨ましかったかもしれない。普通ならできないですからね。こんな生き方ができたら、破滅に向かうとわかっていても本人たちは幸せですよね」
――smart読者にはこの作品をどのように楽しんでほしいですか?
中﨑「映画デートで観るには難易度が高いのかなと思いつつ(笑)、そんなに深く考えずに観てほしいですね。その中で何かちょっとでも感じていただけたらいいですね。観る人によって、心に残ることが違う気がするので、何を感じたのかそれぞれの感想をお伺いしたいです」
――最後に、弥生を演じた経験を活かして、smart読者に恋のアドバイスをお願いします。
中﨑「自由に恋愛して、今のうちに辛い経験をたくさんしておいたほうがいいと思います。歳を重ねてから辛い恋愛をすると立ち直れなくなってしまうので、相談できる仲間がいる若いうちにたくさん傷ついて後悔もいっぱいして、人の痛みがわかるようになったときに素敵な人と出会えたらいいなと思います」
(了)
Profile/中﨑絵梨奈(なかざき・えりな)
1993年6月8日生まれ、福岡県出身。2019年Chubbiness(チャビネス)卒業後、女優としての活動を本格化。数々の舞台や映画・ドラマに出演し、昨年末には朝日放送系『相席食堂』に出演し話題となった。主な出演作に映画『鯨の骨』『クロガラス0』、ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(EX)『あなたに聴かせたい歌があるんだ』(Hulu)など。
中﨑絵梨奈Instagram:@chu_erina
中﨑絵梨奈X:@Chu_erina_avex
『卍 リバース』概要
5月24日金曜日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開!
出演:鈴木志遠、門間航、中﨑絵梨奈、田中珠里ほか
原案:『卍』谷崎潤一郎
監督:宝来忠昭
脚本:宝来忠昭、藤村聖子
STORY
サラリーマンだった園田(鈴木志遠)は、画家になる夢を諦めきれず、脱サラして美術学校に通っている。家計は弁護士である妻の弥生(中﨑絵梨奈)に頼りきりだった。そんな中、学校ですれ違う美しい青年・光(門間航)を目で追うようになり、デッサンのモデルとして光を家に招く。そして自然と身体を重ね、その後も度々逢瀬(おうせ)を繰り返すようになる。その一方で夫婦生活は散漫になっていった。弥生からの誘いを断り、光との情事に溺れる中、光には香織(田中珠里)という婚約者がいることが発覚する……。無機質な病室のベッドで園田が担当医に語り始める。これはまだ、愛憎で絡み合う男女が辿る数奇な運命の序章に過ぎない。この愛と欲の結末とは……。
映画公式URL https://manji-re.com
関連する人気記事をチェック!
写真=大村聡志
インタビュー&文=佐藤玲美
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ