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【INI 田島将吾&西 洸人インタビュー】2024年のINIのテーマは“開放”。楽曲制作にも携わる二人が2ndアルバム『MATCH UP』を経て思うこと

執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子

2021年にデビューして以来、『日本レコード大賞』の新人賞のみならず、昨年末はアジア最大級の音楽授賞式『2023 MAMA AWARDS』でも受賞するなど、躍進が止まらないINI。歌やダンスパフォーマンスのクオリティはもちろんのこと、個性やビジュアルも魅力的なメンバーが揃い、アジアを中心に人気を博している。そんなINIが2月に2ND ALBUM『MATCH UP』をリリース。楽曲作りにも携わったという、メンバーの田島将吾と西 洸人に今作について話をうかがった。

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INIの田島将吾、西 洸人

[田島将吾] シャツ¥36,300 / meagratia、パンツ¥31,900(Wizzard/ともにTEENY RANCH ☎️ 03-6812-9341)、ネックレス¥29,700/HERGO(ロール☎️ 03-6380-4836)、その他/スタイリスト私物 

[西 洸人] ジャケット¥85,800 /HBNS(HEMT PR☎️03-6721-0882)、パンツ¥143,000 / D/HILL(TEENY RANCH☎️03-6812-9341) 、ネックレス¥26,400(Scat   scat.official.info@gmail.com)、その他/スタイリスト私物

“きゃー!”より“うぉぉぉお!!”となるリード曲『LEGIT』

――今回のアルバムはどのような仕上がりになっていますか?

西 洸人(以下、西) 2023年はいろいろな楽曲にチャレンジしてきたんですけど、それらを全部引っくるめて最終的に行き着いた場所のような仕上がりになっています。僕たちのイメージは、激しいパフォーマンスだったりすると思うんですが、その雰囲気も取り入れつつ、一歩大人の余裕のある感じというか。

田島将吾(以下、田島) リード曲の『LEGIT』からすでに今までとは違いを感じていて、パワーで魅せるというよりは、洸人が言ったように余裕のあるリズムで大人っぽい感じです。でもイントロはインパクトがあって、“そうきたか!”みたいな。僕らとしても、やってみたかったし、求めていたような音楽を表現できたと思います。

西 『LEGIT』は、いろんなビートのノリが入っていたり、スイッチして展開がすごく変わるんです。聴いていて飽きないし、とにかく耳に残りやすいメロディ。ライブで盛り上がってくれたら嬉しいなぁ。

田島 イントロからして、盛り上がるはず!最初から気持ちが前に来るように作りたいと思っていたから、もしライブに来てくださった方がそれを一緒に感じてくれたら、“きゃー!”より“うぉぉぉお!!”ってなると思います(笑)。

INIの田島将吾、西 洸人

――楽曲制作にも携わったとのことですが、どのようなパートを担当しましたか?

西 僕は『LEGIT』のリリックをやらせていただいたんですが、結構スケジュールがタイトで大変でした。INIを普段から知ってくださっている方からしたら、僕たちがそんなことを言うなんて想像がつかないようなフレックスっぽいリリックに仕上げたんですが、本当に言いたかったことを書いていて、メンバーやファンに対する気持ちも込めています。今、表現できる場所が増えてきたけど、それは一人でそうなったわけじゃないという、僕たちだからこそ伝えられるリアルなことを。

田島 僕は『Dirty Shoes Swag』という曲のリリックを(髙塚)大夢と担当しました。人をうらやむより自分にフォーカスしようという意味を込めています。例えば新しい靴を見るとよく見えたり買いたくなったりするけど、結局自分がずっと履いてきた汚れた靴が一番かっこよかったりするじゃないですか。だったら、紐をきゅっと結べば気持ちが引き締まるように、他を見るのではなく、自分で自分にフォーカスしようというように。これはINIになる前から僕が学んできたことです。

西 ありがたいことにINIとして活動の幅も広がって、どんどんスケジュールも過密になってきていて。でも、たじ(田島)と僕は特に作ることが大好きだから、こうして曲に携われるのは嬉しいですね。

田島 メンバーも喜んでくれたりするし、それを見ると僕らも嬉しい気持ちになるから、いい循環が生まれてモチベーションに繋がっています。

この記事を書いた人

出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。

Instagram:@hana0910

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