羽田空港の自動販売機がすごい!幻のロケ弁、一風堂のラーメン、有名ブランドのアイテム、大人気スイーツまで買えちゃう
執筆者: ライター/石野志帆
羽田空港は自動販売機でのお買い物が面白い!地方のご当地商品を購入できる自販機を発端に、普段は見かけることがない変わり種自販機が続々登場中。アパレルブランド『ニューエラ』のファッションアイテム、有名ロケ弁『オーベルジーヌ』のカレー、栃木県那須郡那須町で大人気のスイーツ『バターのいとこ』のほか、一風堂のラーメンが食べられる自販機を紹介。早朝深夜でも並ばず買える、穴場のお買い物スポットをおさえて、羽田空港をもっと楽しもう!
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「何コレ……?」思わず足を止める
羽田空港の“オモシロ自販機”
客足がコロナ禍前にほぼ戻りつつあり、平日でも多くの人で賑わいを見せている羽田空港。飛行場としてだけではなく、「ここならでは」のショッピングができるのが魅力だが、実はここ数年、珍しい自動販売機が増えてきていて来訪客を楽しませている。
羽田空港の“オモシロ自販機”のはじまりは2015年。「羽田空港から地方の魅力発信・応援を目的」として、富山県の特産品をそろえた「ご当地自販機」が設置されたことにさかのぼる。
ゆかりのある地方に懐かしさを感じる人、いつかはその地方へ行ってみたいと思っている人などが、ボタン一つで特産品を買えるその気軽さが評判を呼んだ。その後も数を増やし、2023年2月現在、ご当地自販機は9種類に及ぶ(第2ターミナル 2F出発ロビーに設置)。
これらが好評だったことから、その後もあらゆるジャンルが続々と登場し続け、注目を集めている羽田空港の自販機。今回は、ユニークでお土産にも最適な最新の3種類をピックアップ!
『ニューエラ』アイテムを自販機で!
3足1,100円の靴下は
ショッパー付きでお土産にも最適!
アパレル小物をセルフ購入できる面白さを体験できるのが、ヘッドウェア&アパレルブランド『ニューエラ』の自販機。
ラインアップの大半を占めるキャップは安定のカッコよさ。そのほかにも、バッグ、靴下をはじめ、ボクサーパンツまで、豊富な商品からアイテムを選ぶことができる。
今回は3足1,100円の靴下を購入してみた。
支払いを済ませて、取り出し口から出てきたのは、オリジナルショッパーに入った状態の商品!
このままお土産として渡すことができるのも嬉しい!
親戚の少年に渡しても喜ばれそうな一品だ。
NEW ERA STAND HANEDA T1
場所:羽田空港第1ターミナル2F出発ロビー
NEW ERA STAND HANEDA T2
場所:羽田空港第2ターミナル2F出発ロビー
取り扱いアイテム:ヘッドウェア、ソックス、ボクサーパンツ、マスク、Tシャツ等
決済方法:現金、クレジットカード、QRコード決済
※販売アイテムは変更になる場合があります。
芸能人からの指名多数!
有名ロケ弁 「オーベルジーヌ」のカレー
バラエティ番組で数多くの芸能人が「美味しいロケ弁」と紹介し、度々話題になる「オーベルジーヌ」の本格欧風カレーが、22年10月に自動販売機として初登場!
もちろん、芸能人や業界関係者でなくても、会議等のケータリングや、三田や四谷の店舗に直接来店して購入できるものの、なかなか食べる機会がなかったという人も少なくないだろう。そんな“幻の味”を羽田で購入し、体験できるというわけだ。
シグネチャー(看板商品)の「ビーフカレー」(1,200円)を購入してみた。ここで買えるのはルーのみで、冷凍の状態で出てくるので、持ち帰って食べることが想定されている。ちなみに同じ自販機で保冷バッグと保冷材も別途購入可(330円)。
家に持ち帰って早速試食!
口に運ぶと、スパイスのいい香りと、ピリっとした辛味を感じるが、そのあとはまろやかで深い甘みが広がる。国産玉ねぎをなんと72時間も煮込んでいるということで、しっかりとした甘みながらも味わいは自然だ。ごろっと大きなビーフも、ほろほろと口の中で溶けていくほど柔らかい。
コクがあるが重くなく、しつこさがない。なるほど、これがあの「オーベルジーヌ」か……!!中毒性のあるおいしさで、芸能人から評判なのもうなずける。
「オーベルジーヌ」冷凍カレー自動販売機
場 所:羽田空港第2 ターミナルB1F(東京モノレール改札付近)
価 格:ビーフカレー[中辛口]1,200 円、チキンカレー1,100 円、エビカレー1,000 円(全て税込)
決済方法 :現金・交通系IC
※持ち帰り専用冷凍商品
※取り扱い商品は23年2月現在。品揃えが変わることもあります
早朝~夜遅くでも買える!
お土産に迷ったら自販機でサクッと
大人気スイーツを
栃木県那須産の無脂肪乳を使ったミルク感たっぷりのジャムを、ワッフル生地でサンドした『バターのいとこ』。通販での予約販売が3カ月待ちにもなったことがある人気スイーツだ。
対面販売のすぐ横に、店頭と同じ商品が買える自販機が設置されている(羽田空港第2ターミナル 2F 国内線出発ロビーに設置)。
店内が混雑していたり、早朝や夜遅くで店舗がクローズしていたりする時はもちろん、「面白そうだから自販機で買ってみたい」という時に利用する人が多いそう。
一番人気の『バターのいとこ ミルク味(3枚入り)』(970円)を購入。
『グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)』を受賞したというパッケージが可愛い!
市販されているバターのパッケージやサイズ感を模していて、箱の中身もバターの包み紙のような光沢感。
フランスの地方菓子「ゴーフレット」(=ワッフル生地)がベースになっていて、薄いのにふわっとしているのが特徴。
無脂肪乳から作ったミルク感たっぷりのジャムがサンドされていて、「ふわっ・シャリッ・とろっ」という3つの食感が楽しめる。バターの香り高さがコーヒーと絶妙に合う!!この美味しさはお土産に喜ばれそう。
NO SLEEP SHOP バターのいとこ 自動販売機
場所:羽田空港第2ターミナル 2F 国内線出発ロビー GOOD NEWS TOKYO 羽田空港第2ターミナル店
価格:バターのいとこ ミルク味、チョコ味、あんバター味 各970円(全て税込)
バターのいとこ ミルク味、チョコ味、いとこのラスク 2,690円(全て税込)
決済方法:現金
番外編:サクッとご飯を済ませたい
そんなときは自販機ラーメンがおススメ
搭乗までの時間があまりない、見送りをしてからすぐに帰りたいけど小腹が空いた。そんなとき、混雑を避けながら、暖かいラーメンを静かな場所で食べられる穴場スポットが、第2ターミナル1F「グルメ24」自販機レストランだ。ターミナル内の主なレストランやカフェが混雑しているなか、こちらは比較的静かで、取材時には自販機に並んでいる人もいなかった。
22年3月から導入されたラーメン自販機「Yo-Kai Express」では、オリジナルの塩・しょう油・みそラーメンのほか、あの一風堂が提供するラーメンも食べることができる。
一風堂の博多とんこつラーメン(980円)を購入。
およそ90秒後、アツアツのラーメンが提供口から出てくる。
一風堂のストレート麺、とんこつのうま味広がる香り高いスープ!自販機でこんなに美味しいラーメンが食べられるとは大感激!
混雑を避け、深夜早朝でもサクッとラーメンで満足感を得たければ、「グルメ24」へ直行するのをおすすめする。
Yo-Kai Express(ヨーカイエクスプレス)
場所 : 羽田空港第2ターミナル1F 24時間自販機レストラン内
価格 :ゆず塩、しょう油、みそ、とんこつ各 790円、一風堂 博多とんこつラーメン980円(全て税込)
決済方法:クレジットカード(Visa、Mastercard)・交通系IC・電子マネー(nanaco・楽天Edy)
写真・文=石野志帆
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この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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