バレーボールが“変人”で“コミュ障”な僕を変えてくれた| ファッションモデル國重公英の好きなもの
執筆者: モデル事務所 /STANFORD(スタンフォード)
普段は知ることができない、ファッションモデルのパーソナリティに迫りたい!との思いから始まったこの連載、題して『ファッションモデルの好きなもの』。注目の精鋭モデルが集まるモデル事務所STANFORDとともにお送りします。
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前回の小屋敷りおさんからのバトンを受けた第56回のモデルは國重公英さんです。
はじめまして!前回の担当だった小屋敷りおちゃんのピクニック友達の國重公英と申します。
僕自身人間としてまだまだで、正直たいしたことは書けないと思いますが、20年ちょっとの人生で出合ってきたかけがえのない物たちを紹介したいと思います。
國重公英の好きなもの
①江國香織の小説
江國香織さんの小説は、ひらがなを多く使っていたり綺麗で純粋な文章が魅力です。一方内容はというと、“リアルで気持ち悪い恋愛”というとんでもない小説を書いています。
小説に出てくる登場人物も変わっている人が多いのですが、変わっているが故に器用に恋愛ができず、こじらせている人なんかもいて……。
中学校、高校と恋愛禁止の学校へ通い、大学時代も体育会系の部活にいたため、21歳まで恋愛をせずにこじらせてしまった自分にとって、江國香織さんの小説が僕にとっての恋愛の教科書でした。
恋愛の成功則などが書かれているわけではないですが、その不思議な感性の人たちが、恋や異性といった社会における難題を乗り越えるための逃げ方や哲学、前を向く姿を読んで、自分も無理に変わる必要はないんだな、と自分の存在を認めることで、今日も僕は感性をこじらせています。
國重公英の好きなもの
②バレーボール
小5の時、好きな子に「隣町の体育館でボール遊びしよう」と誘われたので行ってみたら、ガチガチの全国常連の少年少女バレークラブでした。
そんな半分だまされながら出合ったバレーボールですが、なんだかんだ10年近く本気でやってしまいました。
好きな子に「“東京五輪2020”出るから!」と言ってしまったこともあり、大学時代までと長くやっていたのですが、結局日本代表に入ることは無理でした。
バレーボールとの出合い方は最悪でしたが、僕は結局バレーにのめりこんでしまいました。
バレーの良いところは大きく2つあります。
1つは、同じ人が連続で触れないというルールがあるので、チームワークが求められること。
僕は生まれてずっと変人かつ“コミュ障”だったので、チームワークを高めることが本当に苦手なのですが、中高のバレー部のメンバーがそんな僕を見捨てず、勝つために同じ方向を向く大事さを教えてくれました。今ではかけがえのない経験です。
2つ目は、男女一緒に楽しめることです。
バレーはコンタクトスポーツではないので、男女混合の部があります。男女一緒にスポーツをするって、健全でとても良いですよね。最近は社会人の混合バレーに参加して、日々の運動不足をまかなっています。
もしこの記事を読んでいる方でバレーしたい方がいたら、ぜひ連絡ください!
國重公英の好きなもの
③洋服
上で書いたように、中学・高校と恋愛禁止で部活ばかりやっていたので、20歳まで服にまったく興味がなかったんです。
厳密にいうと、188cmで股下90を超えてくると、国内のブランドはほとんど丈が足りないので、興味があっても穿けないという地獄の状態でした。
そんな時に出合ったのが下北沢の古着たち。
古着の多くはアメリカや海外から輸入されているものもあるので、僕にもピッタリな丈のパンツとたくさん出合うことができ、無事に“洋服の沼”へと溺れてしまいました。
洋服にハマると、変な恰好の人でもその人なりのこだわりポイントを見つけられるようになり、可愛いという言葉を乱用するようになると思います(服好きは経験あるよね!?)。「愛」することが「可」と書いて可愛い。めっちゃ良い言葉ですよね。
最近はSNSが流行ってきて、より洋服の「正解」を求める人が増えたと感じます。ですが、「正解じゃないファッション=変だから間違っている」ではなくて、恵まれた身長とボディバランスで生まれた僕を通して、「変」を「あれ?なんかお洒落じゃね?」に変えれたら良いなと思ってます。そんなモデルでいたいです。
とても稚拙で長い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。次は大谷内(凛平)くんに繋ぎます!よろしくお願いします!
写真・文=國重公英
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この記事を書いた人
2018年設立。立ち上げ当初より個性の際立ったモデルたちが次々と加入。カルチャー色の強いモデルが多く在籍しており、ファッション、音楽、アート、食など、モデル業のみならず、そのライフスタイルも注目の的に。日本のみならずアジア、ヨーロッパなど海外で活躍するモデルも多く、現在飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションシーンを席巻中!
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