田中みな実、子どもの頃は国民的人気アイドルを一家で“箱推し” | となりのみな実さん

smart読者の憧れの“お姉さん”的存在として、田中みな実さんがその季節の気分や皆さんのお悩みに寄り添ってくれる本誌の人気連載【となりのみな実さん】がsmart公式サイトにアーカイブとして登場。あ～、こんなお姉さんが隣にいてくれたら……！ その想いを叶えるのが【となりのみな実さん】なのです♡

「田中みな実が教える“新しいこと”のはじめ方」10月から12月は挑戦する絶好のチャンス！

今月のみな実さんは、束の間のリフレッシュで秋空の下ピクニックを満喫中。読者の方からの質問で「みな実さんの推し活について知りたい！」というリクエストをいただいたので、聞いてみました。

Photography _ YUJI TAKEUCHI [BALLPARK ]
Styling _ MENKO NISHINO
Hair & Make-up _ AYA[TRIVAL]
Text _ SONOKO TOKAIRIN

※この記事は2022年smart12月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。

田中みな実の連載
「となりのみな実さん」
episode 32／みな実さんの“推し活”

夢中になれる“推し”が
いるって素晴らしい

「私の推しは3カ月おきに変わってしまう。無類のドラマ好きである私は、『この役を演じている○ ○ さんが好き！ 』と夢中になって、ドラマが終われば熱が冷め、また新しい作品の誰かに恋をする。果たしてこれは推しといえるのか!?

子どもの頃からずっと変わらず家族で好きなのはSMAPさんだけど、“推し”かと言われると難しい。幼少期を海外で過ごした私たち姉弟にとって、当時のあっちのテレビ番組がつまらなくて、日本にいる母の友人が定期的に送ってくれるスマスマ（SMAP × SMAP）の録画ビデオが楽しみで仕方なかった。『今日スマスマみるよー！ 』の母の号令に、みんな嬉々として、ちょっと早めに晩御飯とお風呂を済ませ、家族でリビングに集合していたっけ。

帰国してからはそれぞれのメンバーが出ているバラエティ番組や歌番組、ドラマ、CMを目にする機会が増えて、もっともっと好きになっていったな〜。姉は（稲垣）吾郎ちゃんファンで部屋にポスターを貼っていたほど。だからか、他の家族は吾郎ちゃんを好きになってはいけないという暗黙のルールみたいなものが存在していた気がする。私はというと、『じゃあ私はツヨポンね！ 』なんて草彅剛さん推しを公言していたかと思えば、中居（正広）さんの主演ドラマ『白い影』を観て『中居くんに変えていい？ 』と推し変を要求。キムタク（木村拓哉）のドラマが始まれば『キムタクにしていい？ 』『やっぱりシンゴ（香取慎吾）ちゃん！ 』って！ まったく節操がない（笑）！ そんなこんなで、イマっぽい用語で言えば田中家はSMAPを〝箱推し〞しているという訳（←合ってます??）。

　
かつてはアイドルや有名人に夢中になる人たちのことを“オタク”と揶揄（やゆ）する風潮にあったかもしれないけど、今はかなり自由で開け放たれているように感じる。そして何より、“推し”がいる生活は実に豊かで楽しそう。ジェーン・スーさんはプロレスにハマって以来人生が変わったと言い、会えばプロレスの話をしてくるし、大失恋をした同世代の友人はBTSを好きになって、みるみる生気を取り戻した。チケットがなくても推しがいる場所に身を置きたいと海外に遠征しているほどの熱の入れよう！『推しが結婚したらどうするの？』と心配になって聞くと『嬉しいよ！彼の幸せが私にとっての幸せだから』とニコニコ話す彼女たちを見て、推すほうも推されるほうも幸せなんだと知る。

ありがたいことに、私の情報を集めて掲載してくださるインスタのアカウント（@tanaka_minami_fanさんいつもありがと♡）があったり、そんな風に推してくれている方々もいるわけで、支えられているな〜と常日頃感じています。そして、彼らを悲しませるようなことはしたくないといつも心のどこかで思ってる。推し推され、愛し愛され、推しが生むエネルギーは計り知れない」