#えるの駄弁 がインスタで話題!モデル&ミュージシャンの二足のわらじを履く蒼葉える【ファッションモデルの好きなものvol.33】
普段は知らない、ファッションモデルのパーソナリティに迫りたい!と始まったこの連載、題して『ファッションモデルの好きなもの』。注目の精鋭モデルが集まるモデル事務所・STANFORDとともにお送りします。
「DJ和食ホームパーティーを主催!?」モデル&DJをこなす男が抱く野望
前回のMarikoさんからバトンを渡された第33回のモデルは、モデルとミュージシャンの二つの顔を持ち、引き込まれるようなビジュアルと感性を持つ蒼葉えるさんです。
好きってなんだろう
恋愛に限ったことではない
わたしはこれが好きだ
胸を張って言えるほど
わたしはそれが好きか
好きの尺度は人それぞれ故(ゆえ)に
自分の好きを伝えることが
わたしは、とても、苦手です
冒頭からなんやこいつ?
と、なっていただけたなら
それはもう私の掌(てのひら)の上です
皆さんどうもこんにちは
蒼葉(あおば)えると申します
モデルとainKnot(アインノット)という
バンドで歌ったりもしています
最近新しいMVも公開したのですが
MVも全て自主で作っているので
最低3回は見てもらえると嬉しいです
余談はさておき、
大好きなマリコのために書こうかな
インスタグラムで定期的に書く
#えるの駄弁 を読んでいる方には
馴染(なじ)みがあるかもしれないけれど
わたしの文は少し独特やも知れず
ここでもそのスタイルを崩すつもりは
毛頭(もうとう)ないので、どうかご容赦(ようしゃ)ください
では、戻ります。
①言葉 が好き
聴くこと話すこと読むこと書くこと
それから歌うこと
どれが一番なんてないのだけれど
どれかに一番をつけるとしたならば
書くこと、なんだと思う
心臓で脈を打つように
感情的でドラマチック
息を吸うように読み
息を吐くように書く
本は食べ物
言葉は栄養
だから時に毒となって蝕(むしば)んで
だから時に密となって惑わす
甘やかして冷やかして
はぐらかして逃げ出して
生と死のいわば微睡(まどろみ)のような
人の生で嗜(たしな)む言葉は味わい深くて
どれほど汚く醜い言葉を飲んでも
嫌いになんてきっと一生なれない
(下の写真はアコースティックライブにて配布した歌詞集に掲載したプチエッセイです)
②餃子 が好き
好きな食べ物は?
そう聞かれたら必ず答えているけれど
なぜ好きなの?
そう聞かれたなら好きに理由はないよ
そんなひねくれた考えが出てきてしまう
なぜだろう
強いて言うならば
具が心で皮は毛布のような
ぐちゃぐちゃになった心を
何も言わずに抱きしめてくれるような
そんな感覚を覚えるからかもしれない
緊張をしている時
元気になりたい時
無性に泣きたい時
無心になりたい時
人肌を求めるように
餃子を求めている気がする
想いが重いね
タネの如く凝縮している
これが愛、か
③花 が好き
花がひどく嫌いだった
だって、枯れてしまうから
誰かからもらう花なんて
なおさら、嫌いだった
儚(はかな)さ故の美しさも
哀しみには抗(あらが)えないもの
だけれども
花をあげる側になったある日
花に心を重ねる清麗(せいれい)さに
うっかり気付いてしまった
花を選んでいるその時間だけは
きっと世界中の誰よりもわたしは
あなたのことを想って選んでいる
なんて大袈裟(おおげさ)だろうけれど
どんな色が似合うだろうか
あなたがその花を持つ姿を
想像しているその時間ほど
穏やかで健やかな時はない
道端に佇(たたず)んでいる花だって
同じ花でも同じものは一つとしてない
なんだ、人と同じじゃないか
そう思うと堪(たま)らなく愛しくなった
次は大好きな長谷川海乃に繋ぎます
よろしゅー
文=蒼葉える
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