運命の相手に求めたものは? 2代目バチェロレッテ・尾﨑美紀さんが語る心の内
2代目バチェロレッテ・尾﨑美紀さんインタビュー
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運命の相手はどうやって選んだのか?
~傷つきながらも強がった過去と、
深いつながりを求めるようになった心の内~
婚活リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2(全10話/初回は第3話まで一挙配信)のAmazon Prime Video独占配信が、7月7日(木)からスタートした。2年ぶりの新シーズンを飾る新しい主人公は、起業家の尾﨑美紀氏。大学卒業とともにコスメブランドと美容メディア運営を行う会社を興し、わずか2年で年商15億円を達成した経営者だ。“真実の愛”とは何かを問い続け、17名もの候補者の中からたった1人の結婚相手をどのように選び抜いていったのか。その舞台裏での心の内と、世界的経済誌Forbesの「世界を変える30歳未満のアジアトップ30」にも選出(※)された若き経営者の恋愛観に迫った。(※)Forbes 30 Under 30 AsiaのRetail &Ecommerce2020部門選出
芯の強い若き起業家
恋愛で傷ついた過去と、気づいた “強がり”
——これまで〈強い自分でいなければならないと頑張ってしまっていた〉という尾﨑さん。今回の旅のテーマは「鎧を脱ぐ」でしたが、プライベートでも仕事でも、弱さを見せるのが怖かったその理由は何でしょうか?
「大学卒業と同時に起業したのですが、まだ時間に余裕があった当時は、男性に依存しがちだったり、自分よりも男性の気持ちを気にしてしまったり、結構そういうタイプだったんです。相手との関係性のなかで『(心が)傷ついた』みたいなネガティブなことを言ったり態度に出したりすると、相手から『疲れた』と言われちゃう……みたいなことがあって。ネガティブなことを受けとめてもらえずに、うまくいかなかった恋愛がありました。私の伝え方が下手だったからだと思うんですが、過去にそういうふうに傷ついた恋愛をしてきたんです。仕事では、起業してずっと経営をしていくなかで、弱さを見せたら『この社長頼りなくて、ついていけないんじゃないか』と思われてしまう、弱いところを見せたら幻滅させるかもしれない、みたいなものが自分の中でどんどん大きくなっちゃって。常にいいところとか、輝いている姿を見せたいという気持ちになっていっちゃったのかなと思います。弱さを見られると、変な幻滅をされて、それを『重い』と思われるのが嫌だったのかもしれないですね」
——それが“鎧”をまとうことにつながったんですね。
「自分一人で乗り越えなきゃいけないんだ、と思うようになってしまいました。誰かに頼ったりして、それが負担だとも思われたくないなって。ツラいことがあっても、だんだんと自分一人で乗り越えなくてはいけない、自分でなんとかしないといけないというマインドに変わっていった気がしています」
想いを伝え合える関係性を大切にしたい
重視した “心の深いつながり”
——尾﨑さんが弱い自分をさらけ出せると思える相手はどんな人でしょうか?
「自分のことを本当に好きでいてくれて、ちゃんと話し合いができるとか、私の想いを聞く姿勢があるみたいなところは大事だなと思うようになりました。想いを伝える話し合いって相手の本気度も伝わるじゃないですか。自分の深いところとか、いろんな気持ちを伝えたとしても、ちゃんとそれを受け止めてくれて、それに対して答えてくれているかっていうのは、相手の温度感とか受け答えでわかると思うんです。なので、きちんと話し合いができるってすごく大事です」
——「今までは、恋愛で相手からしてもらうことも多かったけれど、これからは自分が相手を幸せにしてあげたいという気持ちがでてきた」とおっしゃっていました。どんな相手を幸せにしてあげたいという気持ちが強まりましたか?
「関係性を築いていくなかで、私にも弱いところを見せてくれたり、心の奥の気持ちを私に出してくれたりとか。向こうも私とちゃんと分かり合いたいと思ってくれている本気度みたいなものを感じると、この人には自分の素もどんどん出していきたい気持ちになりました。そういった相手の“弱いところ”を見たときに、幸せにしたいなと思うようになっていきました」
——心を開いてくれているっていう実感が大事だったと?
「そうですね。限られた時間の中で距離を近づけていかなくてはいけないので『壁を作られている』とか『この人はなかなか本心を言わないな』っていうのは、意外となんとなく伝わるものなんです。そういう意味で、私もちゃんと向き合う努力をしようとしていたし、たぶん男性側も本気でそれをやってくれている人は言動で伝わることが多かったと思っています。その結果、『この人を幸せにしたいな』ってちゃんと思えるようになった……という感じでした」
>>【次ページ】真実の愛をみつけるためには妥協ナシ 観察し続けたのは
“相手の言動一致” と “自分の心の動き”
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