23歳で強豪KADOKAWA DREAMSの指揮官に。悩めるHINATA.Mを救ったKELOの「ただ近くにいる」姿勢と言葉
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
CSが終わったらヨーロッパへ行きたい
──オフの日は何を?
HINATA.M:じっとできない性格なので、家の近くの川を走るかジムに行ったり、曲を作ったり。あとはスポーツも好きなので、バスケかサッカーしてます。あと愛車にも毎日乗ってますね。
KELO:僕は人に会うかな。「オフですよ」となっても、そんなに休みらしいことをできていないかも。どこかに出かけたりとかも久しくしてないです。結局、関係者と飲んでダンスの話になっちゃいます。プライベートと仕事の境があんまりない。
──おふたりはどんなファッションが好きですか?
KELO:最近は本当に服を買ってなくて。今日はドン・キホーテでHANESの白タンクトップとHINATA君のブランド「DAF」のセットアップです。セットアップを着るのが多いかな。楽なんですよね。スタジオ行く、帰るっていう日々の連続なので、なるべく軽い服がいい。いつ、いかなるときも踊りやすい服。いい意味でダル着です。
HINATA.M:自分は服が大好きで、高2からアパレルをやっています。だから買うより作るほうが多いですね。たまたまLAに留学してて、思いつきでデザインしたのがきっかけでした。ひとつひとつにメッセージを言葉とデザインでも入れてます。
今、着ている服なら「HARD WORK DEDICATION」と書いてあるんですけど、「毎日生きるためにハードワークする」と刻むことで、それがモチベーションになる。単純なことなんですけど、アパレルもダンスと同じ。何でも好きなことで表現していきたいです。

──恋人にしてほしいファッションを教えてください。
HINATA.M:テーラードジャケットを女性が着こなして、パンツにデニムを合わせていたらカッコいいなと思いますね。
KELO:「似合ってればいい」とか、つまらないことを言っちゃいそうなんですけど……。ボーイッシュというか。うーん、変な話ですけど、お尻のラインがくっきり出るワンピースとかが好きです。
──ほかにプライベートでチェックするカルチャーは?
HINATA.M:ずっとUSのヒップホップを聴いていて、特にケンドリック・ラマーが好きです。スーパーボウルのハーフタイムショーも現地まで観に行きました、シーズン中でしたが、KEITAさんに「これだけは本当にお願いします」と伝えて(笑)。音楽だけでなく、考え方やヒップホップに対するアティチュード、闘争心みなぎる感じがいい。
KELO:最近はヨーロッパのダンスカンパニーのことを調べてますね。国がサポートして、カンパニーが成り立ってる。ダンスだけに集中できるから、どんどんレベルも上がって、自主公演で生計を立てるという流れ。
D.LEAGUEとはスポンサーの形が違うんですけど、ヨーロッパはやっぱりいいなって、純粋に思います。やりたい表現を流行りやジャッジに関係なく、「これをやりたいからやる」っていう精神を作品に落とし込んでる姿が羨ましい。D.LEAGUEも深いところまで掘り下げたら、自分のために踊ってるんですけどね。でも、そもそものカルチャーの違いというか、心のあり方が違うなと思って、CSが終わったらヨーロッパに行きたいですね。来シーズンの開幕前日に帰る、くらいのつもりで(笑)。

Profile/HINATA.M(ひなた・えむ)
2002年生まれ兵庫県出身。7歳の頃から映画『THIS IS IT』の影響でストリートダンスを本格的に始める。
小学生の頃は6歳から始めたドラムで舞台に立ち、ダンサーとしてはコンテストで全国大会優勝や海外アーティストなどのダンサー、PV出演などを経験する。
中学生の頃はサッカー部の副キャプテンで、高校から上京、日本留学プロジェクトにて日本代表としてLAに二ヶ月弱留学。
そこで、自身のアパレルブランド『DAF』のオーナーになる。
現在はD.LEAGUE 22-23、23-24 SEASONのチャンピオンであり、ラッパー””””FASM””””としてアーティスト活動も行っている。
そして、2025年から地元三田市のアンバサダーに就任し、25-26 SEASONからディレクター兼プレイヤーとしてチームを優勝に導く。
Instagram:@hinata_daf_m
X:@hinata_daf_m
Profile/KELO(けろ)
24-25 SEASONより、KADOKAWA DREAMSに電撃入団。
また、アポロ・シアターのアマチュアナイトでの年間チャンピオン獲得や、地上波テレビ番組「ダンス甲子園」での2連覇などの実績を持つ実力派。
ストリートダンスにとどまらず、舞台出演や生き様パフォーマンス集団「KING OF SWAG」「東京QQQ」「東京ゲゲゲイ」のメンバーとして活動している。また、同シーズンにおいて、D.LEAGUE史上初のMVDを2ラウンド連続で受賞。
世界各国の路上でゲリラ的にパフォーマンスをする世界一周ダンスの旅へ。そしてストリートにとどまらず様々なシーンに活動の幅を広げ表現活動をしている。
Instagram:@kelo_the_silverfang
写真=西村満
取材&文=小池直也
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この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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