【DXTEENインタビュー】デビューから全力で駆け抜けた2年、目指すは武道館!5thシングル「Tick-Tack」に込めた情熱
執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子
JO1、INIが所属するLAPONEの末っ子ボーイズグループ・DXTEEN(ディーエックスティーン)の6人がsmart本誌初登場。フレッシュな彼らの魅力に迫る撮り下ろしとともに、新曲「Tick-Tack」にまつわるインタビューをお届けする。
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デビューから全力で駆け抜けた2年、 DXTEENが見つけた自分たちの色
―― 5月7日にリリースされた5TH SINGLE「Tick-Tack」の仕上がりや聴きどころを教えてください。
大久保波留(以下、大久保) 今回の新曲は、恋愛をテーマにした歌詞になっていて、これまでのDXTEENの楽曲にはあまりなかったようなピュアで可愛らしい雰囲気がとっても新鮮。特にサビがすごくキャッチーで、耳に残りやすいと思いますし、振り付けもその可愛らしさを生かした動きになっているので、観ても聴いても楽しめる印象的な一曲に仕上がっていると思います。
寺尾香信(以下、寺尾) 〝時間をすべてあなたに捧げたい〟という気持ちを、恋愛と時計というモチーフで表現しているのが今回の楽曲なんです。タイトルの「Tick-Tack」には時計の意味合いも込められていて、振り付けの中にも時計の針をイメージしたような動きがちりばめられています。
田中笑太郎(以下、田中) 歌詞はすごく可愛らしいんですけど、ダンスは意外と高速で、めちゃくちゃ難しいんです。ずっとリズムを刻み続けるので一 曲踊り切ったあとは、正直かなりハード(笑)。でも、そのぶんライブでは絶対に盛り上がる曲だと思うし、ファンのみなさんとも一緒に楽しめるパフォーマンスになるんじゃないかなと思っています。
―― 5月でデビューして2年。みなさんにとってどんな2年間でしたか?
田中 人生において一番濃い2年間でした。昨年は初のワンマンライブツアー『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR』を開催することができたり、今年の初めにはLAPOSTA 2025で東京ドームのステージに立たせていただいたり……、すごい経験をたくさんさせていただいたと思います。
谷口太一(以下、谷口) 練習生の頃はパフォーマンスのことだけを考えていたけど、この2年間はステージ以外のお仕事もたくさんあって、ゼロからすべてを学ぶ毎日でした。そんな中で特に自分自身が大きく変わったなと思うのはグループとの向き合い方。これから進むべき方向や、どのようなグループになりたいのかなど、仕事の幅が広がるたびにより深く考えるようになりました。
大久保 僕も、本当に学びの2年間だったなと思います。練習生時代にたくさん準備してきたぶん、デビューのときはある程度自信を持ってステージに立てた気でいたんです。でもいざ活動が始まってみると、本物のアーティストとしてやっていくには、もっともっと学ばなきゃいけないことがあるんだなと痛感して。最初の頃は、グループとしてのDXTEENの形もまだぼんやりしていたんですが、活動を重ねるうちに、ようやく自分たちの武器が見えてきたように思います。
平本 健(以下、平本) 僕にとって一番楽しい瞬間は、やっぱりステージに立っているとき! イベントなどで他のアーティストの方々とご一緒させていただくことも多かったんですが、それぞれのグループがしっかりと自分たちの色を持っているなと改めて感じました。僕たちもこの2年間で少しずつ自分たちらしさが見えてきた実感があるので、さらにそのカラーをはっきりとさせていきたいです。
―― この2年間で見えてきたDXTEENらしさとは?
大久保 デビュー当時からずっと掲げている、ダンスのシンクロとパフォーマンスのクオリティはこれからも武器にしていきたいですし、そのうえで僕たちらしい爽やかさやポップさを振り切って表現できるところも、ほかのグループにはなかなかない魅力じゃないかなと思っています。
寺尾 今回のタイトル曲「Tick-Tack」でいうと、可愛らしさやキャッチーさがありつつ、ダンスはけっこう難易度が高いんです。そのバランスがすごくDXTEENらしいというか、これまで積み重ねてきたものが、しっかりと今作にハマってきてる感覚があって。この曲のカラーはきっと僕たちの武器になると思っています!
全員 たしかに~!
福田歩汰(以下、福田) あとはやっぱり仲のよさ! それぞれがちゃんと周りを見ていて、誰かが行けそうなときは譲ったり、サッと補ったり、MCでもお互いのキャラを引き立てられるような立ち回りが自然にできたり。仲がいいからこそできる、空気を読んで自然に調整できる力がグループにあります。
―― 最近の仲よしエピソードは?
福田 僕と笑太郎の間でよくあることなんですけど、次の日の予定とか、ほんの一言「明日何時にする?」って聞くために電話をかけるんです。でも、その会話自体は30秒で終わるはずなのに、なぜか電話は1時間半くらい続いてるんですよ(笑)。
全員 (爆笑)
田中 なぜか、気づいたらね? しかも特に何を話すでもなく、時にはどっちも無言(笑)。あとは前にみんなでスポッチャにも行ったよね。完全プライベートだったんですけど、バレーボールやったり、サッカーしたりして、めっちゃ楽しかった!
全員 あれはマジで楽しかった~!
―― グループ内で今流行っていることはありますか?
平本 デビュー当時はみんなで人狼ゲームとかやっていたんですけど、今はそれぞれ好きなことをやっているかなぁ?
田中 人狼は6人でやるパターンが出尽くして飽きちゃいました(笑)。
谷口 誰かの誕生日は全員で集まってパーティーするんですけど、その流れで時々人狼したりしてます(笑)。
―― ちなみにDXTEENでよかったと感じる瞬間はどんなときですか?
谷口 メンバーの嬉しい出来事を、みんなで心から喜べる関係性だということです。例えば、個人のお仕事が決まったときも、「おめでとう!」って自然と拍手が起こるし、誰かがかっこいい瞬間を見せたときには「今日めっちゃよかったね!」って、ピュアに称え合える空気があるんです。そういう素直なリスペクトが飛び交うのは、DXTEENのよさのひとつだなと最近すごく感じています。
平本 わかる! イベント終わりや自分たちのライブ映像を観たときに、「〇〇、あのパートめっちゃよかったじゃん!」みたいな話を普通にするんですよ。褒め合える関係性ってすごくいいなって思っています。
大久保 本当に心の底からこの6人でDXTEENとしてデビューできてよかったと思ったのは、去年のワンマンライブのとき。グループへの愛もより深まったし、終わったあとに、こういう時間がずっと続いていくといいなって、改めて強く思えたんです。5年後も10年後も、この6人でずっと一緒にやっていきたいですね。
寺尾 ワンマンライブで「Good Luck」を披露しているときに波留と目が合ったんですけど、キラッキラしていて。その瞬間、言葉を交わしたわけじゃないけど、このグループでよかったなと感じました。輝きすぎていて、今でもその姿を鮮明に覚えてるくらいです(笑)。
―― では最後に、お一人ずつ今後の目標を教えてください!
平本 LAPOSTAでは先輩方のすごさを改めて実感しましたし、それをきっかけに僕たちメンバーのステージに対する気持ちもさらに高まりました。今年はイベントやパフォーマンスなど、すべてのステージにしっかり気合いを込めて、毎回DXTEENを更新していくという気持ちで挑んでいきたいです!
田中 この先の目標にしているのは武道館公演! そのためにも僕たちのことをたくさん知ってもらえるように頑張ります!
谷口 みんなでも話していたんですけど、SNSにももっと力を入れて、今回リリースする「Tick-Tack」を今まで以上の熱量で盛り上げていきたいです。2025年最初のシングルなので、まずはこの作品をしっかり盛り上げて、いいスタートを切りたいですね。
寺尾 新曲を出すと、より多くの人に聴いほしいという思いは強くなります。もちろんそれが目標ではあるんですけど、大切なのはDXTEENらしさをしっかり作品に落とし込めるかどうか。「Tick-Tack」では確実にそういう部分が形になってきている感覚があります。これからさらに多くのグループが登場してくると思いますが、そんな中でも僕らの色や魅力をしっかり伝えられるグループでいたいし、ただ明るくてキャッチーなだけじゃなくて、もっと深みのある存在になっていきたいです。
福田 メンバーそれぞれがやりたいことや目指している方向があると思うんですけど、それを強みとして形にしていくことがすごく大事だなと最近改めて思います。アーティストとして音楽やパフォーマンスを頑張るのはもちろん、プラスαで個々の魅力や表現の幅を広げていくことで、グループとしてのパワーにも繋がってくると思うので、これからもっとそれぞれの武器も磨いていきたいです!
大久保 僕は5年後も10年後も、どれだけベテランになってどれだけ売れても、今の気持ちを忘れずにいたいです。デビューからの2年間はもちろん楽しいこともたくさんありましたけど、それ以上に悔しいことのほうが多かった気がしていて。その経験があるからこそ、これから先もずっと変わらない姿勢で、もっと上を目指していきたいです!
この記事を書いた人
出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。
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