「オタクは属性によって人種が異なるのか?」K-POP、宝塚歌劇団、お笑い芸人…各界隈のオタクの“ガチオタ”ぶりに自称オタクのライターが迫ってみた
執筆者: ライター/稲田朱里
ともに“最旬情報・トレンド”を日々発信する、メンズファッション誌「smart」とNo.1 PR会社ベクトルグループの「アンティル」がタッグを組んで、今知っておきたいトレンド情報をお届けする連載「Z世代PRパーソンのキニナルTrendope」。今回は、「推し活は生きる理由!」と語る筆者が、あらゆる界隈のオタクの生態をリサーチ!界隈ごとにオタクの種類は異なるのか?どんな文化が存在するのか?K-POP、宝塚歌劇団、お笑い芸人と3つのオタク代表に話を聞いてきました!
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K-POPオタクの生態に迫ってみた
まずは、筆者も属しているK-POPオタク界隈の生態から!
今回、オタク代表としてお話を聞いたのは、日本公演だけでなく、ソウルでのコンサートや香港公演など“海外コン”にも駆けつける熱烈オタクのM・Sさんです。
M・Sさんは、ZEROBASEONE(ゼロベースワン)のキム・ギュビンさん、NCT DREAM(エヌシーティー・ドリーム)のパク・チソンさんを推しています。きっかけはオーディション番組やたまたま流れてきたYouTubeの動画だったそう。
ソウルコンや日本での単独ツアー、様々なアイドルが出演する合同コン、ワールドツアーやリリースイベント、ヨントン(推しとビデオ電話をすること)など、様々なイベントがあり、会える機会が多いことから飽きないんだとか。
筆者も同じK-POPオタクとして、なんとなく韓国アイドルはファンへの“供給”が多いように感じます。毎日何かしらのSNSが更新されたり、カムバ(新たにシングルやアルバムをリリースすること)に向けて、時間をかけて徐々に情報解禁されていったりと、常に推しグループの新しい情報が出回っている印象です。「ファン離れを防ぐ手法だな」なんて思ったりもします(笑)。
K-POPオタクの中にも、ライブに行ったり在宅で動画やライブ映像を観たりと、様々な応援方法がありますが、M・Sさんはオフラインイベントに参加することが多いそう。日本各地や韓国、その他アジア各国のライブに参加するそのフットワークの軽さ、さすがです……!
海外コンは「代行」と呼ばれるチケットを購入してくれる人に依頼し、ステージや花道の近くの良席を買うんだそうです。理由はファンサをもらいやすいだけでなく、撮影ができるから!
日本公演は、基本的に撮影が禁止なので、撮影できる海外コンはファンにとっては貴重。「マスター」と呼ばれるアイドルの撮影をする方がいて、まるでオフィシャル画像のような高画質の写真をファンに提供してくれる文化もあります。
また、韓国の大手企業サムスン電子が手掛けるGalaxy(ギャラクシー)は、広告塔となっているアイドルも多く、Galaxyを使っているとファンサをしてくれやすいとも聞きますね。
M・Sさんがオタクとして推しに望むことは「幸せに、そして健康に過ごすこと」。結婚はなるべく遅いほうが良いけれど、恋愛はバレなければ、いわゆる“匂わせ”をする人でなければ肯定派だそうです。
彼女にとっての推し活は「自分が自分らしく居られるためのもの」。推しがいてこそ人生が楽しくなると語るほど、推しの存在は大きいもののようです。
筆者も、同じオタクとしてとても共感します。アイドルとしての人生も一人の人間としての人生も幸せに生きてほしいですね。
この記事を書いた人
福岡県北九州市出身。新卒でベクトルグループに入社し、ファッションや美容商材、スイーツブランドなどのPRを担当。 小学生の頃の楽しみは帰宅後の再放送ドラマで、今も変わらずドラマ好き。 日本と韓国のドラマを観ることが至福の時間で、ドラマを観て好きになった俳優のファンクラブにはすぐに入り、ファンミーティングにも行くほどのオタクっぷりを発揮している。
Website:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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