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ブレイキンの祭典“Red Bull BC One”史上初の快挙!日本勢4名がワールドファイナルに出場…パリ五輪出場HIRO10がこの大会を愛する理由

執筆者: ライター/黒川すい

インタビュー②B-Girl・MiMzはパズルのようにダンスを組み立てる

──ラストチャンスサイファーで勝ち残り、見事本選出場を決められましたが、MiMzさんにとって『Red Bull BC One』を一言で表すと何ですか?

MiMz 私にとって、“自分のスタイルをレペゼンで観る最大の機会”だと思います。

──今回のRed Bull BC Oneの参加ダンサーの方々の印象はいかがですか?

MiMz 私、周りのダンサーの方をあまり見ていなくて、とにかく自分に集中しちゃっていたんですけど……。でも、みなさんオールマイティにスキルやミュージカリティなど全てのバランスがいいなと感じました。

──このRed Bull BC Oneに向けての練習で意識されていることなどはありましたか?

MiMz 普段から何も考えずに、フリースタイルで踊るのがすごく好きで。なので、そのフリースタイルの雰囲気と自分の持っているスキルをいかに融合させるかをパズルのように考えながら練習しました。

B-Girl・MiMz インタビュー

NORIさん同様、彼女にも自身のスタイルや、ワールドファイナルへの意気込みを聞いた場面が。

「自分のスタイルを言葉で表すのは難しいんですけど、フローであったり、キャラクターであったり、それに加えスキルであったり……いろんな要素をパズルのように組み合わせて、パフォーマンスを作っています。それを悔いなく出し切れるように、毎ラウンドを大切にしたいと思っています」(MiMz)

落ち着きを感じる冷静なトーンで語られた中に、芯のある覚悟が垣間見えた気がしました。

気になるバトルの結果は……
B-Boy・NORIとB-Girl・MiMzは惜しくも初戦敗退。NORIの初戦相手は、今回優勝したMENNO(オランダ)だった。NORIがトレードマークのバンダナを取り入れたムーブやストーリー性のある技を披露したのに対し、MENNOはレジェンドらしく堂々としたムーブを披露。3-2の僅差で MENNOが勝利を収めた。
また、MiMzは、B-Girl・KIMIE(フランス)と対決し、緩急のあるムーブを披露。会場を沸かせたものの、KIMIEの勢いが勝り、3-2 でKIMIEに軍配があがった。

この記事を書いた人

アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。

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