【大河ドラマ『光る君へ』に出演中】南沙良、実は歴史が苦手!?台本はテスト前の気持ちで…
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
フォトグラファー・スタイリスト・アパレルブランドのディレクション・ガーデナーなど、様々な分野でマルチに活躍する熊谷隆志氏の連載『Tokyo Fashion Tribe』。smart創刊当初から続くこの連載は、ファッション誌の中で連載最長記録を更新中。今回は本誌12月号にゲストとして登場した南沙良さん×熊谷隆志氏の撮影の“合間TALK”をお届けします。現在、大河ドラマ『光る君へ』への出演で注目を集める彼女の大河ドラマに寄せる思いと、日常を詳しく紐解きます!
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実は歴史が苦手「台本に向き合いながら、テスト前の暗記みたいな気分にもなりました」
熊谷隆志(以下、熊谷)「今回はWIND AND SEA(ウィンダンシー)の新作を着こなしていただきましたがいかがでしたか?」
南沙良(以下、南)「WIND AND SEAの服は好きで持っているのですが、私服ではスカートをあまり穿かないのでちょっと新鮮でした」
熊谷「ちょっとスクールガールっぽい着こなしをしていただきましたが、この秋冬シーズンのおしゃれ計画は?」
南「ジャケットとデニムは購入したのですが、他は買いに行くタイミングがなくて。今は物欲だけが増していて(笑)。お休みの日に、まとめて買いたいと思っている最中です。普段はあまりブランドを気にせず、好きなデザインで選ぶことが多いですね。あとは古着も好きで古着屋さんなんかもチェックしています。グレーやカーキなど落ち着いたカラーを選ぶことが多いですね。一番好きな色は水色です」
熊谷「現在、去年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に続き『光る君へ』に藤原賢子役で出演している南さん。大河ドラマの出演は、俳優さんなら誰もが目標としている作品ですが、2作続けて出演が決まったときの気持ちは?」
南「1作目のときは、とても緊張しました。それまで時代劇の経験はあまりなかったですし、周りの方は先輩ばかりで。『鎌倉殿〜』は18歳の頃に撮影をしていたので、今回は成長した姿を見せることができたらいいなと思っています」
熊谷「南さんの役は作品の中盤から登場されましたが、長いスパンの作品に物語の途中で参加するのはどんな気持ちだったんでしょうか?」
南「不安でした。物語が進んで、様々な人物の関係性ができている中にポンと入るのは結構勇気がいるもの。ただそれは最初だけで、すぐに物語に入り込むことができました」
熊谷「藤原賢子は、主人公・まひろ(吉高由里子)の娘ですが、南さんはどのような人物だと思いますか?」
南「利発で明るく元気な女の子なんですけど、母親のまひろとはいざこざがあり、母親の愛情をあまり知らずに育ってきたという背景があるんです」
熊谷「先ほど、時代劇の経験があまりなかったとおっしゃっていましたが、やはり現代劇とは演じ方や演技に対する姿勢は変わってくるものですか?」
南「時代劇は、一つ一つの台詞の言葉の重みがあります。特に今回の作品の舞台となっている平安時代は、言葉遊びなどの文化が始まり浸透していった時期なので、一言一言に込められた思いや、ちょっとした言い回しには気をつけて演じています」
熊谷「小説家・紫式部のお話ですもんね。そして、南さんは本を読むのも好きとお伺いしたのですが、歴史モノの作品も読まれるんですか?」
南「実は昔から歴史が苦手なんです。歴史というか勉強自体が得意ではないのですが、中でも歴史は特にダメで(笑)。大河ドラマに出演するにあたって、描かれている時代に関しての勉強はしたのですが……。やはり歴史は難しいなと思いました」
熊谷「時代背景もですが、現代の言葉とも違うというのも難しいですよね」
南「そうなんです。セリフを覚えるのも心配でした(笑)」
熊谷「古文を勉強しているようなものですよね」
南「台本に向き合いながら、テスト前の暗記みたいな気分にもなりました(笑)」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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