【人気スタイリスト・徳永貴士が直撃!】“シゼンタイのU25” Vol.1 新井舞良
『smart』でもお馴染みの人気スタイリスト・“徳さん”こと徳永貴士さんが、これから注目されるであろう才能溢れる25歳以下の若手に突撃インタビューするweb連載「シゼンタイのU25」がスタート!徳永さん自身が iPhoneで撮影し、ゲストから話を聞き出し、飾らない自然体の姿を読者に知ってもらうってワケです。
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記念すべき第1回のゲストは、モデル・女優として活躍中の新井舞良ちゃん! 北海道からやってきた顔面最強女子(!?)にして、情報過多なプロフィールを持つ彼女の魅力を、徳さんがいかに引き出すか?それでは、スタート!
雪質日本一を誇る
北海道名寄市の観光大使!
珍しい(?)「陸上七種競技」経験者
smart編集部(以下、smart):まずは自己紹介をお願いします!
徳永貴士(以下、徳永):あっ、俺から? 徳永貴士(とくなが・たかし)です。鹿児島県出身の43歳。かれこれ20年くらいスタイリストをやっています
smart:あっ、ご丁寧にありがとうございます(それは知ってるんだよなぁ…)。っていうか、欲しいのは新井さんの自己紹介ですよ!
一同:爆笑
新井舞良(以下、舞良):(笑)。はい、新井舞良(あらい・まいら)です。北海道名寄市出身の20歳です。よろしくお願いします!
徳永:名寄市って、どんな所なの?
舞良:私、実は北海道名寄市の観光大使を務めさせてもらっているんです! なので、名寄の魅力をもっと広めたくって。例えば、ほうれん草、アスパラガス、ジャガイモ、もち米が特産物ですし、あと「名寄ピヤシリスキー場」というスキー場があるんですが、そこは雪質日本一と言われています♪ フワフワでプロのスキーヤーも訪れるくらい、すごく滑り心地がいいんです。私自身もスキーとスノボをやっていました。
徳永:イイなぁ。ボードも持っているんだけど、今じゃ部屋のインテリアになっちゃってるからなぁ。妻も寒いのが得意じゃないし……。
舞良:名寄は暖かいんですよ。
smart:道内でも、寒暖差ってあるんですか?
舞良:名寄は北海道の中でも北の真ん中、旭川から車で2時間北に向かった辺りです。名寄盆地っていうだけあって寒さも暑さもこもるんですが、だからこそ自然の色彩がすごくビビッドで、すべてが楽しめる濃厚な場所です。
徳永:さすが観光大使! プレゼンがうまいなぁ。
smart:しかも舞良ちゃんは、めちゃくちゃスポーツが得意だそうですよ。
舞良:はい(照)。幼少期からスポーツはずっとやっていたので。
smart:とはいえ、「陸上七種競技」をやっていた方に初めてお会いしました。十種なら武井壮さんが有名ですけど。
徳永:中でも1番得意な種目は?
舞良:元々は、短距離専門だったんですが、もっと刺激が欲しいと思って七種競技に転向しました。中でも得意だったのが100mハードルと200m走で、走り幅跳びも助走のスピードが大事になってくるので、割と得意でしたね。
徳永:へぇ。助走って大切なんだ。
舞良:むしろそこが1番大事です。助走の速さでジャンプの踏み込みが変わってくるし、どれだけ跳べるかに関わってくるので。
smart:それでいてピアノとドラムも特技だとか。
舞良:ピアノは4歳からずっとクラシックをやっていました。合唱コンクールで最優秀伴奏者賞を4年連続で取ったりしつつ。
徳永:ドラムは?
舞良:ドラムは兄の影響で小学生時代にちょっとかじって。その後、高校時代に出演していた番組内でバンドを組むことになってので、そこで久しぶりにやりました。
smart:徳さんも楽器をやっていそうですよね、ルックス的に。
徳永:やらないです!(キッパリ)。東京だと練習する場所探しも大変だしね。でも、アシスタント時代に愛用の原付バイクを盗まれちゃって。発見されたのがバイク屋さんがドラムの練習をしている場所だったっていう思い出はあるよ。
smart:何の話ですか?(笑)。そういえば、舞良ちゃんが今の事務所(研音)に所属したのは最近のことだとか。
舞良:そうなんです!前の事務所を辞めることになって、自分で色々探して履歴書を送りました。
徳永:行動的だなぁ。やっぱり刺激がないとね。
舞良:そうですね!2021年5月からこちらでお世話になることになって、心機一転頑張ろうと思っています!
smart:今は、どんな活動をされているんですか?
舞良:お芝居のお仕事はもっともっとやってみたいなと思ってますが、デビューのきっかけがモデルだったので、モデルのお仕事もステップアップしていきたいなと思っていますし、他にもいろんなことをやってみたいなというのが今の正直な気持ちです。
smart:なるほど。徳さん、被写体としての舞良ちゃんはいかがでしたか?
徳永:ポージングも表情も、ちゃんと自分らしさを出しつつ、こちらが何を求めているか察してくれるから、すごく撮りやすかったよ。特に気取っていない自然体の表情が抜群!
舞良:ありがとうございます♪
応募総数2000名以上から選ばれた
“顔面最強女子”。
カナダ出身のお父さんとの関係は?
徳永:さすがは『VOCE』専属モデルだよね。それはいつから?
舞良:2018年の「KANSAI COLLECTION」内で開催された「VOCE BEAUTY MODEL AUDITION~顔面最強女子決定戦~」に応募しました。
smart:そのコンテストで、応募総数2415名の中でグランプリ獲得。そりゃ顔面最強ですよ!
舞良:(笑)。それをきっかけに上京することになりました。それがなかったら今頃、カナダの大学に留学して勉強していたと思います。
徳永:留学かぁ。
舞良:英語をペラペラに喋れるようになって、何か英語を活用したお仕事に携わりたかったんです。例えばファッションも好きなので、ファッション関係の通訳とか。
smart:でも、なんでカナダだったんですか?
舞良:父がカナダ人なので、祖父母の家に住んで、そこから大学に通おうと思っていました。
徳永:もしかして、お父さんが北海道にスキーしにきて、そこでお母さんと出会ったとか?
舞良:まさに! 父はサムライと新幹線に憧れて来日して、クロスカントリーやサイクリングなどが好きなので、「自然があるところに住みたい!」って北海道に。母は大阪出身なんですが、暑くて人も多い地元がイヤで、寒くて人が少ない北海道に移住。2人とも英語の先生だったので、たまたま職場で出会ったっていう。
徳永:ドラマチックだねぇ。
smart:じゃあ英語は結構、喋れるんですか?
舞良:日常会話程度なら。でも、喋っていないと忘れちゃうので週2回、カナダの祖父母と何曜日の何時って決めて、オンラインで話すようにしています。
徳永:お父さんと喋ればイイじゃん。
舞良:それだとなんとなく違うんですよ。私の場合、小学校3年生から高校1年までずっと反抗期だったこともあって、当時は父を避けてました。
徳永:同じく娘を持つ父親として“何が嫌いだったのか”を、今後の参考にも聞いておきたいなぁ。
舞良:一言で言っちゃえば”カナダと日本の文化の違い”ですね。カナダでは、家族が外出する際に「どこに行くの? 誰と? 何時に帰ってくるの? 何のために行くの?」って聞いて、帰ってきたら「どうだった?」と話しかける。そうやってコミュニケーションを取るのが普通なんですが、当時の私はそれがイヤで。
smart:よく海外ドラマで見る光景ですね。
舞良:干渉してくるのが面倒くさいし、なんで教えないといけないのって思っちゃって……。
徳永:……(沈黙)。今はお父さんと……話すよね?
舞良:今は父とも仲良しですし、大好きですよ♡
徳永:(ホッとした表情で)良かったぁ〜。まぁ、でも女の子だから心配しちゃうよね。
smart:子供と親の関係性って、成長と共に変わってきますからね。話が変わりますが、舞良ちゃんのマイブームも教えてもらいたいですね。
徳永:こうやって話を聞いていると、多趣味だよね。
舞良:最近は英語だけでなく、母方の曽祖父が韓国人ということもあって韓国語も勉強しています。
徳永:へぇ〜。
舞良:BTSにハマったのをきっかけに、父の知り合いをつたって、日本語を学びたい韓国人の子を紹介してもらい、私は韓国語を教えてもらって、逆に私が日本語を教えてっていう相互レッスンをビデオ通話で週1回行っています。
smart:BTS人気は盤石ですね。K-POPがお好きなんですか?
舞良:でも、BTS以外はそんなに興味がないんです。むしろBTSでも”ジミン”オンリー。女の子みたいな可愛い顔しているのに、ダンスになるとセクシーなんですよ♡
徳永:やっぱり、自分の芯となる部分をしっかり強く持っている人だね。
出演ドラマ『アンラッキーガール』が
好評放送中!
役柄は反抗期の頃の自分に近い⁉
smart:ここで、お仕事の話も聞いちゃいましょうか?
徳永:ちょうど、ドラマ『アンラッキーガール!』が放送中だよね。地上波の連ドラでレギュラーは初?
舞良:初めてなので、すごく楽しいです。現場もみんな面白い人ばっかりで、主演の福原(遥)さんもめちゃめちゃ優しいし。なにより脚本がすごく面白くって、おかげ様で好評をいただいています。
smart:三田亜子役を演じていますが、どんな役どころですか?
舞良:福原さんと同じ、くじ売り場で働く同僚で、すごくマイペースな子です。よく言えば天然、悪く言えば自己中な性格で、福原さん演じる福良幸を振り回してばかりで。
徳永:性格的には、自分と近い?
舞良:反抗期の父に対しての私に、ちょっと近いかもしれませんね(笑)。
smart:今後、こういう役を演じたいとか希望はありますか?
舞良:とにかく可能性を狭めず、色んな役に挑戦したいと思っています! あえて挙げるなら、暗い映画が好きなので、シリアスな役を演じてみたいですし、逆に思いっきりコメディーっていうのも挑戦したいです。
徳永:漫画原作とかの、いわゆる”青春キラキララブコメ”とかは?
舞良:23、24歳くらいまでが限界だと思うので、それまでには出てみたいなって。
smart:制服姿も見てみたいですね!
舞良:そういう作品に出演できるなら、キラキラしていて活発な性格でスポーツをやっている女の子役を演じてみたいです。
徳永:陸上部の先輩役とかね。もし髪型を「陸上部らしく、ベリーショートにして」って言われたらどうする?
舞良:いつかやってみたいですが、多分似合わないと思います!(キッパリ)。
smart:バッサリ(笑)。
徳永:たしかにキレイなストレートロングだから、シャンプーやヘアケア用品の広告とかピッタリでしょ。
舞良:ぜひやってみたいです!
徳永:ずっと黒髪?
舞良:小学生時代に染めたことはあります。ピアスも開けて怒られちゃいました(苦笑)。
徳永:噂の反抗期時代だ(笑)。もう染めたいとは思わないの?
舞良:役であれば何色でも染めますが、役以外では、地毛も真っ黒でもなく明るすぎるわけでもなく絶妙な色だと思っているので、今の感じが一番個人的には好きです。
smart:確かに強い武器ですね。では、そろそろ締めに入りましょうか。
徳永:OK! 舞良ちゃんにとって、2021年はどんな1年間だった?
舞良:事務所も変わったし、バタバタで波乱の1年でしたが、自分の中ではやり切ったと思っています。
徳永:行動力がすごくあるよね。
舞良:本当に沢山の方々に救っていただいて。
徳永:でも、自分のしたいことがあれば、言葉にするのは大切だよね。必ずどこかで誰かが聞いているから。最後に、来年の目標を教えて!
舞良:21歳になるので、飛躍のキッカケとなる作品に出るのが目標です!
徳永:今年は“高く、遠くへジャンプするための助走期間”だったということだね。業界関係者の皆さん、舞良ちゃんをよろしくお願いします!!
(了)
Profile/新井舞良
あらい・まいら●2001年1月10日生まれ。北海道出身。2018年、「KANSAI COLLECTION 2018 AUTUMN & WINTER」で開催された「VOCE BEAUTY MODEL AUDITION~顔面最強女子決定戦~」でグランプリを獲得し、『VoCE』(講談社)専属モデルに抜擢。モデルとして活動する一方、女優としても活躍の幅を広げている。趣味はギター、キックボクシング。特技は陸上(七種競技)、バレーボール、ピアノ、ドラム、英語。現在は、TVドラマ『アンラッキーガール!』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演中!
新井舞良公式インスタグラム
新井舞良公式ツイッター
撮影・スタイリング/徳永貴士
ヘアメイク/池上 豪
聞き手・文/TOMMY
構成/熊谷洋平
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