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「婚活難民たちのリアル」映画『恋愛終婚』は監督の実体験!?秋月三佳×濱正悟のマジでリアルな恋愛観も

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

監督の5年間の婚活体験が物語に散りばめられています!

ラブコメディ映画『恋愛終婚』は岡元雄作監督(写真中央)の実体験が反映されているんだとか

――では作品の話に。本日は岡元監督もいらしていますが、監督からオーダーされたことなどはありましたか?

秋月「撮影自体は2週間ぐらいでとても短かったんですよね」

「本読みもさせてもらいましたし、脚本を岡元監督が書かれていて、その中にご自身の経験も反映されているので、現場で何が起こってもすぐに監督に質問できるし答えをもらえるという安心感はありましたね。『この場面、こうしてもいいですか?』みたいに相談したときも、一緒に面白がって乗っかってくれるというようなこともたくさんあって、そういう意味で一緒に作っている感がありました。俳優の意見も尊重してくれますし、すごく和やかな現場でした。作品的にもラブコメだったので、一瞬で過ぎ去っていった時間のように感じています」

――監督の体験談というのは、どのへんに落とし込まれていたのでしょうか?

「監督は婚活をされたご経験があるそうなんです。なので婚活のリアルな部分とか、婚活中の思い悩んでいる感覚などは、実際の経験が散りばめられている感じです。ちなみに僕は完成した作品を観たんですけど、監督も出演されていましたよね。なので、みなさんもぜひ、どのシーンに出ているのか探していただければと思います(笑)」

――監督も探しつつ。お二人が演じた一輝と遥が婚活パーティに参加しているシーンがありましたが、今回演じる上で、今の婚活のリアルについて聞いたり調べたりしたことはありましたか?

秋月「私は恋愛リアリティ番組がすごく好きなんです。あれは相手を見つけるという意味では婚活の一種ですよね。今一番ハマっているのが『ラブ・イズ・ブラインド〜外見なんて関係ない?〜』(Netflix)という番組。壁を隔てて15人ずつの男女が1週間デートをするんです。外見や年収、人種も関係なく、心のつながりを会話だけで作っていくんですが、カップルが成立するとやっと会えるというルールなんです。ちょっと非現実的だけど、恋愛にはそういう非現実的な部分も必要だと思っていて。だって、マッチングアプリや婚活パーティはやっぱり外見重視で、写真も加工をしまくって一番可愛く撮れているものをアップしたりするじゃないですか。そうやって背伸びして嘘をついても、ずっと寄り添えるような人には出会えないんじゃないかって番組を見ていて感じました」

――他の作品をオススメされつつ(笑)、濱さんはいかがですか?

「この映画に出演しますっていうコメントのリリースの時期、僕は27歳だったんですけど、僕のまわりは結婚ラッシュが巻き起こっていたんです。それから3年ほど立ちましたが、その間にも結婚ラッシュは続いていて。実際にマッチングアプリで出会った方と結婚した人もいましたね。つい最近、マッチングアプリで出会った人とご飯を食べに行くって言ってた友達もいたりして。そういう人が意外にも結構身近にいます。でもたぶん、2人で会ったときに当たり前のように緊張したりするんだろうなって思ったりして。もちろん、さっき秋月さんが言っていたようによく見せようと思う部分は絶対にあるけど、実際に会うときは加工はできないですしね。作品のために、そういったデータを集めようと思ったわけじゃないけど、結構自然にそういう話を刷り込まれていたなと思いましたね」

秋月「私のまわりは、マッチングアプリをやっているコはいないですね。婚活パーティに参加しているコはいますけど」

この記事を書いた人

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

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