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「役者・柿澤勇人が語る“今までとこれから”」ファースト写真集『untitled』発売記念インタビュー

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

演じる役柄によって日常から表情が変わることをこの写真集で知りました

初となる写真集『untitled』(宝島社)を発売した俳優の柿澤勇人

――カメラマン・黒沼さんの目線を通して撮影された“無意識の自分”に関してはどう感じましたか?

柿澤「印象に残っているのはやはり舞台裏のシーンですかね。役者として当たり前のことではあるんですけど、役によって顔が変わるんだなと思いました。ヒゲがある、ないといったビジュアルもそうなんですけど、それだけじゃなくて顔つきが違うというか。

この撮影が行われていた最中、『オデッサ』の舞台がすべて終わって『ハムレット』の稽古が始まっていた頃に、『オデッサ』のメンバーでお疲れ様会をしようということになって、演出の三谷幸喜さん、共演の宮澤エマさん、迫田孝也さんとご飯を食べに行ったんです。そのときに三谷さんに『(オデッサの頃と)顔が全然違いますね』って言われて。

『すでにデンマーク臭(※ハムレットはデンマークの王子という設定)がする』なんて(笑)。自分じゃわからないんですよね。別に顔で役を作っているわけではないし(笑)」

――しかもプライベートで飲んでいる最中で、役からは離れていますもんね。

柿澤「そうなんですよ。お寿司屋さんでも顔がデンマークになっているんだなって(笑)。でもそれも自分では今までまったく気がつかなかったこと。『オデッサ』と『ハムレット』ってビジュアルも大きく変わるんですけど、顔や表情も変わるんだって改めて感じました」

――他にもなにか発見はありましたか?

柿澤「やっぱり、舞台終わりはいい表情をしているなと。充実感がにじみ出ていますよね」

――写真集に掲載する写真はご自身で選ばれたのですか?

柿澤「みなさまに見ていただくものなので、写真選びは基本的にお任せしました」

この記事を書いた人

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

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