「木村昴が過去の恋愛を“詳しく”ぶっちゃける」ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』主演が決まったときの心境も改めて振り返って……

回収されない伏線も見どころ……？

──素敵で面白いお話を、たっぷりとありがとうございました。それでは、最後に最終回の見どころなど、視聴者の方に向けてメッセージをいただきたいです。

木村　このドラマを通して、キーワードになっているのが“盗作”。バレないように、こそこそと過ごしてきた脛男が、片山さんを守るために盗作を告白して大炎上しちゃったわけですが、それでも真の作者を探し続けます。

最終回では、きちんと作者にたどり着くんですけど、そこがゴールではないんです。たどり着いた後のストーリー展開も、僕的に綺麗で素敵だなと思っているので、ご注目いただけたら嬉しいです。

──まだ全然展開が読めないので、真の作者が見つかった後にもドラマがしっかりあるということにびっくりしています……！高密度ですね。

木村　もうすっごいですから。盗作した小説「春と群青」の中身が、最後にこうやって効いてくるのか～！っていうところも見どころです。ここまで作者探しに焦点が当たりすぎて、小説自体にスポットが行くのも盲点だったでしょ？

──たしかに。小説がそんなに重要な立ち位置を占めていたなんて……。

木村　絶対にそうきたか！って驚くと思います。……そして！脛男と片山さん！付き合うのかどうか！僕は視聴者目線で「もうお前ら付き合っちゃえよ～！」って思いながら観ているんですけど、脛男が最終的にどのような決断をするのか。片山さんがそれにどう応えるのか。そこもしっかりオチがつきます。

──怒涛の伏線回収が始まるんですね。

木村　そうですね。あ、でも一つだけ回収されない伏線が……。

──え!?

木村　8話のお父さん（演：皆川猿時）が倒れる直前のシーンなんですけど、脛男が立ち上がったときにTシャツのお腹部分だけが濡れている。

──（スタッフ含め爆笑）。

木村　首元や脇が濡れているならまだ分かるんですよ。全部さらさらなのに、お腹だけびっしょびしょ。100％汗なんですけど、摩訶不思議すぎて。立ち上がったらいきなりお腹が濡れているシーンがありますが、ここの謎だけはずっと回収されません（笑）。

──改めて8話も見直しつつ、最終回から目が離せないですね。

木村　最終回について一言で言うなら、「（8話のTシャツを除く）伏線全回収、お楽しみに」です（笑）。ぜひご覧ください！