【ブレイク目前美女】桃果が語る「本音に正直であることの大切さ」映画『マンガ家、堀マモル』での好演も注目
執筆者: ライター/石野志帆
正直であることの大切さに気付ける作品
――マモルと一緒に漫画家を目指しながら頑張っていた春ですが、いろんな事情からマモルを突き放すこともありました。役を通して春に共感した点はありましたか?
桃果 春には全体的に共感できました。「(春の)気持ち、わかる!」みたいことが多かったので、やりやすいところもありましたね。春がマモルを突き放したのもマモルに負担をかけたくなかったからこそ。そうした「相手を思うからこそ、本音とはちょっと違った行動をとってしまう」ってこと、あると思うんです。春がお母さんの前なら弱音を吐けるところもそうでしたが、全体的に「自分と似てるな」と思うところが多かったです。
――マモルの前に3人の幽霊が出てきますが、彼らは自分の本音に気づいたことで成仏していきます。桃果さんご自身は周囲に本音を言えるタイプですか?
桃果 基本的には家族や友達と「伝え合える関係でありたい」とは思っているんですが、やっぱり大人になるにつれて、とりまく環境下や状況下で言えない場合もありますよね。最近は結構こらえちゃうことが多いと思います(苦笑)。でも、自分の本音には気づくようにしているんです。「本当は自分はどう思ってるの?」と考える時間をつくって、モヤモヤする原因を知るようにしていますね。
――そうなると、堀マモルと3人の幽霊とのやり取りには共感できそうです。
桃果 共感できました!やっぱりみんなそれぞれ強がったり何事もなかったようにしたりしているけど、実際の本音は違うってことってあると思います。でもこの映画では、正直であることや、伝えることの大切さに気付かされることが多かったです。
――桃果さんご自身は、子供の頃にやり残したことや、思い残したことはありますか?
桃果 基本的に「あのときこうしていれば……」っていうのはないですね。全部今に繋がっているという考えなので、後悔は1個もなくて。なぜだかわからないのですが、小さな頃から「いつ死んでしまうかわからない」っていう恐怖があるんです。なので、例えば親と喧嘩したとしても「最後は笑顔でバイバイしなきゃ」と思って、なるべく後悔ないように生きようと心がけています。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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