「既婚者合コン」を企画してみたら…意外なメリットが見えてきた既婚者マッチングアプリより健全で安心!?

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「既婚者合コン」というと、かなり怪しげなイメージを持たれる方もいるかもしれません。というのも、昨今の世の中では「既婚者クラブ」のような既婚者マッチングアプリなど、既婚者同士の出会いの場がかなり増えており、それらが不倫という愛憎劇の温床になっていることは確かです。

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しかし、パートナーのことは愛していても「なんとなく刺激が欲しいだけ」という人もたくさんいるでしょう。不倫がしたいわけでもなければ、ドロドロの恋愛がしたいわけでもない。そもそも、不貞行為に及びたいわけでもない。欲しいのは、日常を彩るちょっとしたスパイスだけ。そんな想いを叶える、健全な「既婚者合コン」があったら、あなたは行きたいですか？

セックスレスに悩み、諦め続ける夫婦…暴発を防ぐ秘策アイデア

話の始まりは、男性の友人との会話でした。彼も私も既婚者ですが、まだ子どもは持っていない、いわゆる「リンクス」です。お互いのパートナーのこともよく知っていますが、独身時代は一緒にやんちゃして、朝まで酒を酌み交わしながら、失恋を慰め合ったりもした仲でした。

彼のほうは現在のパートナーとセックスレス状態にも陥っており、たまに奥さん抜きで会う時には、よくその愚痴を漏らしていました。

「結婚する前はすごい頻度だったのに、今じゃからっきし」と嘆く彼に、私は聞いてみました。「そんなに求めていたら、いざ何かあった時はすぐに間違いが起こるんじゃない？」と。

すると彼はとても神妙な顔で「なるだろうね。でも考えたってしょうがない」と、さじを投げたような回答をしました。すでに離婚歴もある彼は、不倫がよくないことだとは重々分かっています。だけど、セックスレス状態はもう改善の仕方が分からないところまで来ているようでした。

30〜40代の既婚者友人と話す時、もはや性に関する話題は禁句のような雰囲気になることもあります。セックスレスは夫婦にとって、風邪よりも簡単に罹（かか）ってしまうもので、やはり改善はとても難しく、彼のように諦めてしまう人も多いもの。しかし欲求がなくなったわけではないので、弾けたように爆発して、大きな過ちを犯してしまう人もいます。

そうなる前に「既婚者マッチングアプリ」などを使う人もいるのかもしれませんが、それはそれで管理が難しそうです。どうしてもスマホに秘密を隠しているような気分になりますし、不審な態度を取っていると、パートナーに怪しまれる場合も。まだ何かしたわけでもないのに問題として表面化し、さらに夫婦関係が悪化する場合もあるでしょう。

そこで私は、健全な既婚者合コンの企画を彼に持ちかけました。

既婚者友人を持ち寄って、監視の目もある「健全合コン」を企画

「健全といっても、既婚者だし合コンじゃん」と突っ込まれるかもしれませんが、合コンなので要するに、お互いの友人を連れて、合コンという名の“飲み会”を楽しむのです。前述したように、セックスレス状態を諦めていて、夫婦関係にちょっとしたもやもやを抱えている友人なら両手では足りないほど知っています。

そんな友人をお互いに3〜4人集めるのです。マッチングアプリを使って赤の他人と出逢えば、一見バレるリスクも少なそうなのですぐにいくところまでいってしまうでしょう。しかし、合コンに来るのは少なくともお互いの「顔見知り」たちなので、後日問題が泥沼化するリスクが少ないはずだと考えたのです。

彼も了承してくれたので、早速私も女友達に声をかけてみると、意外にも「面白そう！」という声が多く上がりました。友人歴の長い者同士で参加するので安心感もあり、予想よりも早くメンツが決まりました。

ポイントは、連れ合い同士は全く面識のない人に声をかけてもらったこと。お互いの仕事関係の知り合いなど、顔見知りが多いグループには声をかけませんでした。ということで今回は3対3で、私と彼以外は初対面の「健全既婚者合コン」がスタート。集まったのは以下の男女です。

女性参加者3名

• 筆者（31歳女性・編集者）
• Aさん（35歳バツイチ女性・PR会社企画）
• Bさん（33歳女性・WEB会社営業）

男性参加者3名

• Cくん（31歳バツイチ男性・ITコンサル）
• Dくん（29歳男性・ITコンサル）
• Eくん（34歳男性・WEB系経営者）

席順は唯一顔見知りの私と男友達のCくんが一番遠い場所に座り、特にルールなどは引かずフリーダムに交流しました。