「チームラボプラネッツ」新エリア紹介！2025年初頭に10作品以上追加【“世界で最も来館者の多い美術館”にも認定】

不思議なティーハウスが気になるなら……

ここまで見てきた通り、ギネス世界記録の認定や新エリアにより、チームラボプラネッツは今後ますますの盛り上がりを見せるでしょう。しかしながら、もう一つあるチームラボの美術館「森ビル デジタルアート ミュージアム：エプソン チームラボボーダレス」（以下、エプソン チームラボボーダレス）もお忘れなく。

実はチームラボがギネス世界記録に認定されたのは、こちらのエプソン チームラボボーダレスのほうが先なんです。まだお台場に位置していた2019年に、今回と同様の項目で認定を受けています（チームラボプラネッツが、エプソン チームラボボーダレスの記録を上回った）。

境界のない群蝶

こちらは、チームラボプラネッツとは異なり、靴を履いたまま作品を巡ることができるのが大きな特徴。今年2月に麻布台ヒルズに引っ越したばかりで、本日に至るまで連日予約がいっぱいの盛況ぶり。作品については、それぞれ境界線がないため、観るたびに雰囲気が変わるのが面白いところでしょう。中でも特にエプソン チームラボボーダレスで立ち寄ってほしいのが、館内にあるティーハウス「EN TEA HOUSE – 幻花亭」（以降、EN TEA HOUSE）。

少し入り組んだ場所にある「EN TEA HOUSE – 幻花亭」。なかなか見つけられないという人も多いそうだが、彷徨いながら、お気に入りの作品を見つけながら、辿り着いてみてほしい。発見したときの喜びはひとしお。

もちろんただのカフェではなく、ここでもチームラボらしさは全開です。

小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々

一服のお茶を点てると、そこに花が生まれ咲いていく……。

小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々

お茶を飲むために器を持ち上げると、咲いていた花が散っていく……。そして再び器を机上に置くと、新しい花が芽吹いていくんです。花々はお茶がある限り無限に咲きます。

ジェラートからは、力強い茶の木がメキメキと生えてくる。画像左: 茶の木　画像右: 小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々

ちなみにお好みのお茶にジェラートを合わせたセットが人気です。ここでは、7月より新たに登場したフレーバー「凍結柚子抹茶（抹茶と柚子とオーツミルクのジェラート）」をいただきました。抹茶の豊かな苦味と優しい甘さ、後から追いかけてくる柚子の華やかでさっぱりとした香り、まさに夏に味わいたい一品。なお、ここで提供されるのは、乳製品を一切使用しないオリジナルヴィーガンジェラートばかりなので、幅広い人が楽しめること間違いなしです。

壁際に座ると、面白いことが……。机上はもちろん、壁にも花が昇っていくので、一層作品への没入感が高まった。画像左: 小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々　画像右: 茶の木

ひんやりとしたメニューをゆっくり舌で転がし、豊かなお茶の香りを吸い込む。お茶やジェラートが無くなるまで永遠に咲き続ける花々を眺め、空間を演出する音を聴く。まさに五感フル動員で味わえる、エプソン チームラボボーダレスだけの体験ですね。予約等は特に必要ないものの、やはり混雑しやすいので、気になる人は「EN TEA HOUSE」の開店時間である10時頃（だいたい15分前くらい）を狙うのが吉でしょう。