【幻の名作インテリアが復刻】北欧・デンマーク家具の名匠ポール・ケアホルムの貴重な木製家具「PK70」と「PK111」
執筆者: Casokdo(カソクド)
デンマークデザインの名匠ポール・ケアホルム。古びることのない、ミニマルで清潔な造形に凝縮されたケアホルムの仕事は日本の建築ともよく響き合い、愛好家の間でも、知る人ぞ知るデザイナーとして根強く支持され続けています。
目次
「フランフランで売れてる“お洒落な”加湿器TOP5」デザイン、機能、コスパよし!インテリア好き必見
デンマーク家具デザインの巨匠ポール・ケアホルムの名作が復刻
ミッドセンチュリーの北欧家具といえば、ナチュラルで温かみのある雰囲気が特徴ですが、ポール・ケアホルムのデザインは当時では珍しく、石や金属などの硬質な素材を取り合わせた厳格なデザインが特徴でした。
そんなケアホルムの作品では珍しい木工家具がダンスク・ムーベルギャラリーとケアホルム家によって復刻されます。
Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)とは?
デンマーク北部のオスターヴロ生まれ。19歳で木工家具マイスターの資格を取得した後、コペンハーゲン美術工芸学校で工業デザインを学びます。在学中にはデンマーク家具デザインの第一人者とされるハンス・J・ウェグナーの事務所に勤務。卒業後は家具デザイナーとして活躍する一方、デンマーク王立芸術アカデミーで教鞭を執りました。
デンマークの木工家具製作の伝統を継承しながら、スチールに代表される当時の新しい工業材料に関心を持ったケアホルムは、素材の特性をいかした徹底的にシャープなデザインを追求します。それまでに見られなかった精緻な家具の構造や異素材の組み合わせを具現化し、51歳で亡くなるまでの約30年間に、PK22など、今日にまで愛好される名品を数多く残しました。
素材や構造、また空間へのアプローチから“家具の建築家”とも称され、現在では、黄金期といわれる20世紀中葉のデンマークにおける重要なデザイナーの一人とされています。
緻密な構造の木製テーブル「PK70」
PK70 ¥1,350,000(税別) ※6月29日より販売開始(数量限定生産)
一辺70cmの正方形と小ぶりなサイズ感の木製テーブル。
天板は中心で横木が2本になっており十字接着が印象的なデザイン。配膳位置の位置合わせと天板裏の脚の取り付け位置が重なるような構造になっている。無垢のマホガニー材は使い込むほどに美しさが増し、長く愛用できる。
この記事を書いた人
インテリア、家電、アウトドアギア、地域産業品、伝統工芸、オーガニックアイテムやソーシャルグッズなど、生活に関するアイテムのプロモーションやプロデュースを行っているため、常日頃から自然といろいろなものに触れる機会が多い。自社内にハウススタジオも所有しており、日当たりの良い心地いいスペースで仕事に励んでいます。
Website:https://www.a-ms2.com/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ