吉祥寺駅から徒歩7分に「アフリカ大陸」が!? 2024年夏の食トレンド「ガチ世界グルメ」を堪能

ナイジェリア料理のヤギと羊の「ペペスープ」

続いて出てきたのは、山羊の皮付き肉と羊の内臓を煮込んだナイジェリアの家庭料理「ペペスープ」。7種類のナイジェリアスパイスが香るとてもいい香りのスープでした。ナイジェリアの青くて辛い唐辛子を使っているようで、白湯スープのようなあっさりとした見た目とは裏腹に、とても辛い！しかし、中に入っているホルモンや骨付き肉がホロホロで、口の中でとろけます。しっかりと山羊や羊の肉肉しさも感じられて、とても美味しい一品です！

メニュー表に「内臓」と書かれていたので、どんな見た目なのか少しドキドキしていましたが、見た目はモツ煮のような普通のホルモンという感じでしたので、ご心配なく！

メインディッシュはセネガル料理「マフェとクスクス」「ヤッサ ギナル」！極小のパスタってなんなん？

最後にメインディッシュのセネガル家庭料理「マフェとクスクス」、「ヤッサ ギナル」という2つの料理です！まずは「マフェとクスクス」から。

クスクスとはクスクスはモロッコやチュニジアなどの北アフリカで生まれ、中東、フランス、イタリア、そして南米はブラジルまで伝わったと言われているポロポロとした粒状の食べ物で、小麦粉を原料とした極小のパスタのこと。その上にマフェと呼ばれるセネガル料理がのっている一品です。マフェは、牛肉と貝を発酵させたイェットという食材とピーナッツペーストで煮込んだ料理のようです。

アフリカのシチュー？という感じの食べ物で、形容しがたい旨味たっぷりでこってりめのソースがとても癖になる味。そこまでエキゾチックな味付けではないため、日本人にも割と慣れ親しんだ味付けなのかなと思います。

最後はこちらもセネガルの家庭料理、「ヤッサ ギナル」。アフリカ大陸（店名）で人気ナンバーワンの料理のようです！オニオンをレモンでマリネードした爽やかな酸味のソースが特徴で、プリプリ・トロッになるほど煮込まれたチキンとレモンの酸味がアクセントになっており、さっぱり食べられます。さすが人気ナンバーワンなだけあって、本当に美味しかったです。

ちなみにセネガルはフランスの植民地だった時代にお米の文化が入ってきたようで、今では日本の支援もあって二毛作まで普及しており、アフリカからお米を輸出もできるようになったんだとか。それくらい、今ではお米が主食として定着しているようで、なんだか親近感を覚えました。

「アフリカ料理は食べたことがない」にこそ行ってほしい

今回は本格的なアフリカ料理を堪能できる、吉祥寺の「アフリカ大陸」に取材をさせていただきました。「アフリカ大陸」の店内では、現地の音楽が流れ、本場そのものなムードが漂う中、おいしいアフリカ料理を五感で楽しめる素敵なお店でした。ここはまさに、アフリカの楽園です。「アフリカ料理は食べたことがない」という方にこそ、行ってみてほしいなと思います。

また、お店では定期的にアフリカンミュージックを体感できる生ライブも実施しているようです。すっかりアフリカ好きになってしまった私も、ぜひ次回はライブに参加できればなぁと思います。皆さんもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか！