【DリーグCSに密着】全13チームの頂点に立ったチームは?史上初の快挙を成し遂げた王者たちに注目してみた
執筆者: ライター/黒川すい
【ファイナルマッチ】KADOKAWA DREAMS VS CyberAgent Legit
同じくシード権を掴み、準決勝(1st セミファイナルマッチ)からの出場となったCyberAgent Legitが、決勝へと駒を進めました。 KADOKAWA DREAMSとCyberAgent LegitがCSの決勝に並ぶこの状況は、実は昨シーズンとまったく同じなんです。KADOKAWA DREAMSがここで勝てば2連覇、はたまた、CyberAgent Legitに軍配があがればレギュラーシーズン1位と併せた完全勝利が待っているということで、会場のボルテージはマックスまで高まります!
先行のKADOKAWA DREAMSのテーマは「ONE」。準決勝に引き続き、アクロバットを存分に詰め込んだ作品を見せつけました。華やかに、軽やかに、舞うように、跳ぶように、畳みかける……!
そしてCyberAgent Legitは「ALL FOR GOLD」をテーマに、隙のないユニゾンと個々の強みを存分に生かした魂のパフォーマンスを披露。作品の完成度はもちろんですが、準決勝ではシルバー、ここではゴールドの衣装を身にまとった姿からは、優勝へと一歩ずつ着実に近づくかのような意志が伝わってきました。
両チームとも今シーズン最後のピースを埋める作品をやり通し、互いに一歩も譲らないハイレベルな戦いに会場は大興奮。今シーズンの覇者が決まる瞬間を見届けるべく、結果発表の時間になると、静かなステージ上のスクリーンに、厚い視線が集まります。
1票ごとに様々な反応が巻き起こる会場。今までにないくらいの緊張感がそこにはあったと思います。6-5でKADOKAWA DREAMSが見事優勝を飾りましたが、かなりの接戦で本当に最後まで展開が見えない状況でした。優勝が決まった瞬間に、パッと舞い上がる金色のテープ、喜びを噛みしめたメンバー同士の抱擁、ドッと湧き上がる拍手……会場の一体感を心の底から感じました。
決勝戦でメインダンサーを務めたMINAMIは目に涙を浮かべながら周りへの感謝の想いと来シーズンへの意気込みをコメントしつつ、最後は、23-24シーズンを全力で駆け抜けたD.LEAGUERたち全員がステージに集結。リスペクトを送るように惜しみない拍手が包み込んだのでした。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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