【田中みな実インタビュー】smart連載「となりのみな実さん」50回記念!「ここは子供の頃から変わらない“素顔の田中みな実”でいられる場所」
執筆者: ライター/東海林その子
キャミワンピース¥80,300/シー ニューヨーク(ブランドニュース☎03-6421-0670)
2020年に始まった、我らが田中みな実さんの連載が今月で50回目を迎えました!いつもたくさんの応援ありがとうございます。このスペシャルな節目を記念して、みな実さんを大特集。気になる美容のことから、私物、プライベートな一面まで、老若男女楽しめる〈田中みな実スペシャル〉をお届けします!今回は、smartとの出会い、連載のこと、お仕事のこと、近況……etc.みな実さんが本音を明かしたインタビューを公開!
smartの撮影はご褒美みたいな時間。素顔の田中みな実でいられる場所
Tシャツ(メンズ)¥12,100/カルバン・クライン ジーンズ、ボクサーパンツ¥4,950/カルバン・クライン アンダーウェア(ともにカルバン・クライン カスタマーサービス☎0120-657-889)
――今回はsmartでの連載「となりのみな実さん」50回を記念した特集になります! これまでを振り返って、印象に残っていることはありますか?
田中みな実(以下、田中) 5年前、宝島社さんから写真集を出させていただいたご縁でsmartに出演した際に『男性誌で連載やれたら楽しそう~』と何げなく言ったことを、担当編集者の鈴木ちゃん(現編集長)が聞き逃さず、『えっ! 本当ですか? すぐにでもやりましょう!』って目を輝かせてくれて、あれよあれよという間に連載がスタート。驚くほどのスピード感でした(笑)。思えば、そのときから、私がやってみたいと言ったことを全力で形にしてくれる愛あるチームです。
当初はスタジオ撮影が多く、キレイな感じの写真を撮ってもらっていたのですが、いつからか、やりたいことをとことん楽しむ連載に形を変えていきました。ドラマの撮影が始まると、3カ月間ほとんど季節を感じることなく時間が過ぎてしまうから、連載にかこつけてグランピングをしたり、蒲田に餃子を食べに行ったり、銭湯でノスタルジックな日本を感じながら撮影をしたり、しっかり満喫しています。
――毎回、みな実さんの新鮮な姿を見られる連載ですよね。
田中 私にやりたいことが浮かばないと、カメラマンの(竹内)裕二さんが思いもよらない提案やアイデアをくださるから、いい意味で“らしくない”企画が自分の中でも新鮮で(笑)。読者のみんなも面白がってくれているといいな~。そういえば、大好きなパティスリーのアサコイワヤナギに行ったときは、大好物のパフェをただただ美味しく食べさせていただきました。開店前とあって、お店で働く皆さんもちょっとだけオフモードで、『実はファンなんです』と顔を真っ赤にして伝えてくれた子たちがたくさんいて、嬉しかったです。ここで働く皆さんはプロ意識が高く、何度もプライベートで訪れているのに、お仕事中はそんなこと一切顔に出さなくて。彼女たちも普通の女の子なんだと知って、いっそう大切なお店になりました。
――この撮影はロケが多いこともあって、声をかけてくださったファンの方と言葉を交わす機会もたくさんありましたよね。
田中 そうですね! お借りしている施設やお店の方々、通りすがりで声をかけてくれる方からの『好きです』『応援してます』などの優しいお声に励まされます。ねえ、見てみて! グランピングのロケ(※smart23年12 月号に掲載)も最高じゃなかった?(トビラに使用したカットを見て)しっかりくつろいじゃってます。サウナもバーベキューもどちらかというと好きじゃないほうだけど、やってみたら案外楽しくて、芝生で側転までしちゃってる(笑)。
――側転しているみな実さんはsmartでしか見られないかもしれませんね(笑)。
田中 側転、需要あります(笑)? 人前に出る仕事のとき、女性誌やビューティ誌、コマーシャルなどでは完璧な状態、キレイに写ることを求められるけど、この連載ではいつしかそんなの関係なくなっちゃって。キレイに見せたい、完璧でいなきゃ、みたいな自分より、子どもの頃から変わらない素顔が垣間見える連載でいいのかなと。ちなみに写真と文章の内容がリンクしていないことがほとんどですが(笑)、どこか親しみのある“隣のお姉さん”をテーマに皆さんのお悩みに答えたり、季節に合わせた話をしたり、私が考えていることをざっくり形にしてもらっている感じの連載なので、これからもゆるっとお付き合いください。
いつかリアルな場で、読者のみなさんとお話ししてみたいな
――今後やってみたいことはありますか?
田中 イベントやりたい!!悩める子羊くんたち(読者の皆さん)と実際に会って話をしてみたいです。何かを教えられるわけではないけど、転職みたいなものを2度経験し、大きな失恋を乗り越え、多くの読者さんよりは長く生きていると思うので、実際に相談にのれる機会があればいいなと思っています。
――現在は、ドラマ『Destiny』が放送中です。取材時点では3話まで放送されていますが、反響は届いていますか?
田中 Netflixでも配信しているからか、沢山の方に『観てるよ』と声をかけていただけて嬉しい限りです。『すみません、田中みな実さんですか?』と街中で話しかけられたかと思えば、『1話で死んじゃうなんて思わなくて……』って! このあいだは文房具店でレジの方に『「Destiny」観てます!……本当は生きてるんでしょ? あ、言わないでね』って。これだけ話題になる作品に関わらせていただけて幸せです。
――大学生役を演じたことも話題になりましたよね。
田中 それに関しては、批判的なご意見が私の耳にもたくさん届いています(笑)。30代の俳優が大学生を演じることについて、厳しいご指摘が多々あるようですが、それって、そんなに大事なことですか? 特殊メイクやカツラで大学生に寄せることはできたのかもしれないけど、そもそも、そこに重きを置いていないというか。試行錯誤を重ねた上でああいう見せ方になっているわけだから、受け入れて(笑)! じゃないとストーリーを楽しめない。大目に見てくださいな。
ワンショルダートップス¥13,200/ナイスナイス モーメント(ショールームリンクス https://www.links-partners.com)、ダンガリーシャツ¥70,400/シー ニューヨーク(ブランドニュース☎03-6421-0670)、パンツ¥57,200/ジョン ローレンス サリバン(ジョン ローレンス サリバン☎03-5428-0068)、チョーカー¥7,150/ロニ(ロニ info@auntierosa.com)
――今後の見どころも教えてください!
田中 『時をへて、愛は、歪む。』というドラマのキャッチフレーズがありますが、学生の頃に経験した友人の死を経て、どのようにそれぞれの人間関係や人生、愛が歪んでいくのかが見どころかなと思っています。私が演じる及川カオリが亡くなったのは事故だったのか、事件だったのか。奏と真樹の愛の行方は!?とにかく次週が楽しみで仕方ないドラマですから、最後までお付き合いください!!
――今後の展開も楽しみです!そして今は7月クールのドラマを撮影中なんですよね。
田中 今は松岡茉優ちゃん、滝沢カレンちゃんと3人で『ギークス』というドラマを撮っています。警察で働く人たちの話なんだけど、ゆるくて、痛快で、観やすい作品です。『仕事って最低限やっていればよくないですか? 私たちは自分のプライベートを優先します』と、胸を張って言い切っちゃう変わり者の3人が、ひょんなことから事件を次々に解決していってしまうお話。松岡さんは鑑識、カレンちゃんは交通課、私は産業医で、心理学にも精通している役どころ。たとえるなら、令和の『ショムニ』みたいな感じかも。絶対観てね!
――今回は夏を感じる撮影になりましたが、今年の夏こそはこれをやりたい!ということはありますか?
田中 今年の夏はメキシコに住んでいる中学からの大親友が一時帰国するから、一緒に温泉にでも行こうと話していて。1年ぶりの再会になるから顔を見たら泣いちゃうかも~。滞在中はなるべく会いたいから、今から彼女のスケジュールを押さえないと!!きっと、予定をいっぱい入れちゃうだろうから、私との時間も作って♡って。この夏の一番の楽しみ。
(了)
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※この記事は2024年smart7月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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この記事を書いた人
出版社を経てフリーライターに。ファッション誌、エンタメ誌、web媒体などでインタビュー・執筆。smart本誌では田中みな実さん、山本彩さんの連載などを担当。アイドル、アニメ、食、ドラマなど幅広く興味あり。最近は韓国語を勉強中。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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