田中みな実が教える“やる気の出し方”！休日を充実させるカギは「朝イチから予定を入れること」

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今月は久しぶりに、読者の方からのお悩み相談。「休みの日はやろうと思っていたことが面倒になってしまって、だらだら無駄な時間を過ごしてしまうことが多いのでなんとかしたい。やる気の出し方、教えてください！」。いつもテキパキしているみな実さん、ご意見お願いしま～す！！

Photography_YUJI TAKEUCHI[BALLPARK]
Styling_MENKO NISHINO
Hair & Make-up_TOMOKO YAMASHITA
Text_SONOKO TOKAIRIN

田中みな実の連載
「となりのみな実さん」
episode 39
やる気の出し方

早起きして朝イチから予定を入れてみる？

「私は『やる気が起きない～』みたいなことが滅多にない。昨日はお休みだったけど、朝7時からジムを入れていたから6時過ぎには起床。正直起きるのはしんどいし、キャンセルしてしまおうかと一瞬、邪念が頭を過（よぎ）るけど、こんな時間から付き合ってくれるトレーナーさんの優しい顔が浮かんで飛び起きる。顔を洗って、身支度を整えれば否が応でも一日は始まるものだ。ジムでたっぷり2時間トレーニングをした帰り道、『やっぱり行ってよかった』と、心地よい疲労感と達成感に酔いしれる。エンジンさえかかってしまえば、こっちのもの。

箇条書きにしたタスクから優先順位を考え実行していくのは実に爽快。休みの日にダラダラしちゃうのって、肝心の初動を起こせないことが原因だと思うのね。夜、いつまでたってもお風呂に入らずスマホやPCをいじってぐずぐずしていたらいつの間にか日付が変わって、十分な睡眠をとれず翌朝ぐったり～みたいなことと同じで、いつまでもゴロゴロしていたらあっという間に一日が終わってしまう。

何も自分を追い込む系の予定じゃなくていい。友達と早朝から話題のパン屋さんに並ぶもよし、特急に乗って都会の喧騒から離れたお蕎麦屋さんでランチをするのも贅沢だし、一番早い時間のエステや美容院を予約するのもあり。ポイントはなるべく早めの時間帯の誰かとの約束であること。じゃないと『今日じゃなくてもいっか』と先延ばしにしてしまうから。（『起きれなかった～』『急に体調悪くなって～』が続くと確実に友達を失うのでご注意を）。

で、仕事における“やる気”問題は、大前提、お金をいただいているわけだから、やる気のありナシにかかわらず、プロ意識を持ってやるべきことをやるしかない。大小様々不満はあれど、雇用されていて給与を支払われている以上、やる気があろうがなかろうが“やる”以外の選択肢は我々にはないのだ！！やる気がないからといって休んだり、手を抜いて困るのは他ならぬ自分。例えば私が、『セリフを覚える気になれない』って、何も覚えないで現場に行ったら当然迷惑をかけて、信用を失い、仕事を失い、自分で自分の首を絞めることになるもんね。そんなことわかりきっているし、元も子もないって思うかもしれないけど、これが現実、向き合おう。

ちなみに、私の課題は“ちゃんとだらける”こと。いつもシャカリキだから、ぼんやりする時間を作ろうと心がけているけど難しいものね。やる気がありすぎるのも考えもの（笑）」

Profile／田中みな実（たなか・みなみ）
1986年11月23日生まれ。元TBSテレビアナウンサー。近年は役者として映画やドラマなどでも活躍。4月クールで話題となったドラマ『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系）に続き、7月クールでは『ばらかもん』（フジテレビ系／毎週水曜よる10時）に出演中。

※この記事は2023年smart8月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。

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