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連載スタイリスト服部昌孝のマシン沼。

ノッチは走るよいつまでも。「Yes We can」をスタイルにしてしまった男のマシン愛と、次にチェンジしたいバイクの話

漢(おとこ)のカワサキ、上品なホンダ。スズキの魅力はどこにある?

服部 何歳までバイクに乗りたいですか?

ノッチ いつまでも、と言いたいけどあと15年くらいは頑張って乗りたい。排気量を下げてもいいし、ホンダ・カブにまたがって信号待ちするおじいさんとか見かけると「あぁ、いいなぁ」って思うんです。

服部 俺もそうなんですけど、バイクに乗るのって体力や集中力がいりますよね。

ノッチ めちゃくちゃ疲れるし体力が奪われる!だからネタでスベろうもんならバイクのせいにします(笑)。ガタガタと震えているのは緊張じゃなくてバイクで来てただ寒いだけだ!とかね。実際、歳をとると手足の冷えはお湯に浸からないと復活しないんですよ。

ノッチは走るよいつまでも。「Yes We can」をスタイルにしてしまった男のマシン愛と、次にチェンジしたいバイクの話

服部 なるほど(笑)。じゃあ普段、バイクで遠出とかはあまりしない派ですか?

ノッチ 長時間乗り続けるのは苦手で、ツーリングも実は得意ではないんです。特に高速道路が怖くて、車ならまだしもバイクで同じ景色がずっと続いたりすると耐えられなくて。

服部 そうだったんですね。『TOKYO BB』を観ていた側としたらそれは意外かも。

ノッチ あの番組に出る人たちは平気で何時間も走りますからね。僕の普段の移動距離は陸上の練習場までだったり、プールやサウナに行くときくらいです。

服部 でも、やっぱりバイクの爽快感って車とはまた別モノじゃないですか?

ノッチ そう思います!バイクって音を聞くだけで気持ちが高まるし。特にスズキのバイクはいい音がします。

服部 たしかに他メーカーより音が高いように感じますね。それでいてどこか獰猛さもあって。GS400にGT380、ガンマ(RG250)……スズキで乗りたいのはまだまだいっぱいあります。

ノッチは走るよいつまでも。「Yes We can」をスタイルにしてしまった男のマシン愛と、次にチェンジしたいバイクの話

ノッチ 名車揃いですねぇ。僕も今まで乗ってきたなかでもう一度乗りたいバイクの一位がGS400。所有していたのは40年以上前の話で、当時は今の10分の1くらいの値段で買えたから。あのエレガントな雰囲気がいいんだよなぁ。二気筒のエンジンとタンクのフォルムはどの角度から見てもとてもセクシーで。

服部 シンプルなのに存在感が強いですよね。

ノッチ スズキのバイクってエンジンの振動といい特殊な金属音といい、なんかクセになる魅力があるんですよね。ピーキーというか、じゃじゃ馬というか。

服部 なんとも言えないよさがスズキにはあるんだと思います。“鈴菌”ってネタで言われちゃうくらいだし(笑)。ちなみにカワサキやホンダはどう映りますか?

ノッチ どちらも素晴らしいメーカーで、カワサキは不良の匂い、ホンダは白バイみたいな上品さ、って感じかな?

服部 まさにそれですね。

ノッチ 僕はバイクが好きすぎてちょっとおかしくなってるんだと思います。ゼファーに乗っているはずなのにGS400を感じる瞬間すらあって。「あぁ、今GSに乗ってる!」って気分も味わえて最高なんですけどね。

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08:30

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