【ネタバレあり】「バチェラー・ジャパン」シーズン5：参加女性4名が赤裸々に語る、友情と恋愛を育んだ忘れられない旅路

写真左から周典さん、竹下理恵さん、鈴木光さん、西山真央さん

8月3日(木)にPrime Videoでプライム会員向けに独占配信が開始された大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5。『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で最後の2人に残りながらもラストローズをもらうことができなかった長谷川惠一氏が新主人公になったことで話題になったが、参加女性間のかつてないほどの友情や絆も今回のストーリーに厚みを加えている。そんな女性陣のうち、周典さん、鈴木光さん、竹下理恵さん、西山真央さんの4名に、共にラストローズを狙った舞台の裏側について語ってもらった。

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※以下の記事は『バチェラー・ジャパン』シーズン5・第6話までのネタバレを含みます。

パートナーの座を狙う女性たちの
バチェラーへのそれぞれの向き合い方

――「【名バチェラー】に成長するのか、それとも【迷バチェラー】となるのか」というキャッチフレーズで、これまでのバチェラー像とは異なる新バチェラー長谷川惠一さんですが、皆さんの前でも緊張しているシーンが何度か見られました。そんなバチェラーの姿はどう映りましたか。

竹下 理恵（たけした りえ）さん（34歳）／メイク講師
竹下理恵（以下、竹下）　私はかわいさしか感じなかったですね。最初のカクテルパーティーで階段の上から出てきたときに、緊張しているのがすごく伝わってきて「かわいい」って。その瞬間「こういうのを受け入れて愛そう！」って思いました。

鈴木 光（すずき ひかり）さん（25歳）／カフェ店長
鈴木光（以下、鈴木）　「人と真剣に向き合いたいから緊張しているんだな」って思って、応援したい気持ちになりました。

周 典（しゅう てん）さん（31歳）／フードアドバイザー
周典（以下、周）　私は人間らしいなって思いました。素直で偽りがなくて、緊張が隠せないぐらいありのままというか。それが彼らしさだと思いましたし、「普段から口下手です」とは言っていましたけど、逆に言うとウソもつけない方だから「人間だな」って。1人の等身大の惠一だなって思いました。

――バチェラーに選ばれていくための自分だけの“とっておきの戦略”はありましたか。

竹下　私は結構オープンにみんなに話して相談していた気はします。

西山 真央（にしやま まお）さん（26歳）／元建設会社 広報
西山真央（以下、西山）　私は過去シーズンを観ていて「こういう家庭にしていきたい」とか「こういう恋愛が好き」のような話をする人が多いだろうなと思っていたので、あえて全然違う話をしようと思っていました。例えば「〇〇って美味しいよね」とか「あれって楽しいよね」とか、そういう他愛（たわい）のない話をしたほうが「この子は話しやすい」って思ってもらえるんじゃないかなっていうのはありました。

周　私は「胃袋をつかもう！」と思っていたんですけど、バチェラーより先に女の子たちの胃袋をつかんでしまいました（苦笑）。

竹下　ヴィラでずっと作ってくれていたよねー！全部美味しかった！

鈴木　ホント、すっごく美味しかった！

周　バチェラーの胃袋はつかみ損ねましたね！一番大事なところを（笑）。

――第4話で鈴木さんがバチェラーとされたダンスデートはすごく素敵でしたね。

西山　楽しそうだった！映画みたいで！

周　美しかったよね～！

©2023 Warner Bros. International Television Production Limited

鈴木　ファーストインプレッションローズをもらってから、ずっとデートをお預けにされていたんです。だから、自分の気持ちが下がっていたなかでのあんな素敵なデートで。

竹下　ずっとヴィラでお菓子にピーナッツバターをつけながら言っていたもんね。「私、もうデートに呼ばれないかもしれない」って。

鈴木　そうそうそう（笑）。そんななかマリアッチ（※1）デートを用意してもらったんですけど、旅の中では誰がどんなデートをしているのかわからないので「みんなもこのくらいすごいデートを用意してもらっているんだ」って思ってたんですよ。なので「わーい、ありがとう♡」みたいな感じだったんですけど、なんでこんな特別なデートをしているのか、あの時にもう少し言って欲しかったなぁとは思います（苦笑）。

※1……メキシコ民俗音楽のひとつであると同時に、その音楽を演奏する楽団の総称として呼ばれることもある。演奏にはヴァイオリン、トランペット、ギターなどを使用する。

――その後、残念ながら鈴木さんは第6話でローズをもらえませんでしたが、その時のコメントが印象的でした。

鈴木　私、長谷川さんを両親に会わせたかったんですよ。会ってもらったらたぶんもっと好きになるし、両親と会話しているところを見たら「絶対今よりもっと気持ちが膨らむ！」って思ったんです。でもそれができなくなって去ることになったことが悔しくて。でも、さよならはスタートだなって思い直して「次の恋愛に進みます」っていうコメントをしました。

“脱落ルール”はわかっていても
辛い別れと襲ってくる喪失感

©2023 Warner Bros. International Television Production Limited

――きらびやかな旅の中でも、辛かったことはありましたか？

周　女の子が去っていくときは、1回目のローズセレモニーから辛かったですね。

全員　辛かった！

竹下　私、5話のカクテルパーティーで体調が悪くなって、パーティーの途中でローズをもらったんですけど、あの時はずっとディアン（周さん）が横にいてくれたんですよ。

周　部屋の中で休んでいた時ね。

竹下　あの時ずっと、ぎゅーっと腕をつかませてもらっていて。その後私は一度会場から出て、ローズセレモニーにも出なかったんですが、ホテルでみんなの帰りを待っていたら、ディアンがいなくて……。あのときは感謝の気持ちがあった一方で「いなくなってしまった」という喪失感で、辛かったですね。その後初めて会えたのがスタジオ収録のときで、その時にやっと「あの時はありがとう」ってお礼が言えました。

周　私はまだ旅が続くなかで（竹下さんの）その状態が心配だったんですよ。だから最後にみんなと別れる時に「りえぴー（竹下さん）をよろしくね！」ってずっと言っていました。本当に会えなくなるから、寂しいよね。それこそ“2 on 1デート”のときも、どっちかの女性がいなくなるという心の準備ができてない状態でデートの実施が発表されて、すぐに行ってしまって……。あれは虚無でしたね。

――西山さんは“2 on 1デート”の当事者でしたが、いかがでしたか。

西山　どちらかがローズをもらえなくて脱落っていうのが決まっている状態なんですけど「どちらに転ぶとしても楽しもう！」ぐらいの気持ちで行ったんです。でも自分が結果的にローズをもらったことで、私が渡したわけじゃないけど、悪いことをしたような気分にはなりましたね。

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