埼玉西武ライオンズのイケてるグッズ“ベスト9”が決定!キャップ、ユニフォームほか“強さの象徴”が揃う【2回表 埼玉西武ライオンズ編】
執筆者: インタビュアー・ライター・編集者/本田圭佑 、 smart編集部/熊谷洋平
©︎SEIBU Lions / TEZUKA PRODUCTIONS
2023年シーズンが開幕すること早2カ月。各球団の戦力や思惑が見えはじめ、推しチームの進退に一喜一憂するファンの気持ちが交錯する時期に入りました。さてさてそんなタイミングで、smart編集部・熊谷の独断と偏見と野球愛に満ちた、イケてるグッズを9点選定してしまうエゴ企画「“プロ野球12球団グッズ”ベストナイン」、満を持しての2回表は埼玉西武ライオンズの“攻撃”です。
初回(DeNAベイスターズ編)にもお伝えしましたが、この企画はホームラン狙いじゃございません。愛ゆえのスティール、いや奇襲スクイズぐらいのテンションとでも言いましょうか。とにかく見る人がドキッとするようなコースギリギリ、ヘタすりゃ外してるじゃねぇかという内容をお届けします。打つんだか、守るんだか、なんだかよくわかりませんが、なにもせず見逃しはもっともギルティ。そういうことです。今回グッズを紹介するのは、アラフォー世代のヒーローの1人、“ミスターレオ”こと松井稼頭央が本年度から監督として率いる埼玉西武ライオンズ。強者のシンボル「獅子」をあしらったグッズの出来栄えはいかほどか。期待を胸に、プレイボール!
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©︎SEIBU Lions
This is 王道!球団が推す3選
ライター・本田(以下、本田) 一回目の反応が良かったのか、ただやりたいだけなのか。第2回、埼玉西武ライオンズ編のスタートです。
smart編集部・熊谷(以下、熊谷) 感覚的にですが、僕にとってのライオンズは不思議なポジションの球団なんですよ。関東圏のチームでいて、ホーム球場が埼玉の所沢にあるという絶妙な距離感がそう感じさせるのかもしれませんが、ともかく!私もそうですが、1980年代から90年代にかけての黄金期を知るオールドファンもきっと多いことでしょう。「ライオンズ=強者」の認識は色濃く残っているように感じます。その、いつでも強かった強者のイメージ、そして松井稼頭央が監督に就任したことでさらに栄光を……。
本田 はいはい、そこまで。グッズ紹介企画なのでね。出だしからちょっと語りすぎです。前回同様、今回も球団、熊谷氏、本田から推しグッズを3点ずつ、トータル9点をピックアップしています。いきますよ?
熊谷 よろしくどうぞ!
ホームである“埼玉”を前面に打ち出した1着「獅子T SSL(ネイビー)」¥4,500(税込)
本田 まず最初は、埼玉西武ライオンズを「SSL」とロゴ化したプリントTシャツ。
熊谷 ホームをしっかりと打ち出しているTシャツですね。近年の日本プロ野球ではフランチャイズ、ローカライゼーションの重要性が高まっているので、これ1枚で「埼玉県ごと推してるぞ」という意志を感じさせてくれる仕様になっています。
本田 ライオンズのイメージカラーはユニフォームしかり、青系の印象が強いです。
熊谷 そうですね。それでいてシンプルで王道感があるのが全体的な特徴かもしれません。
本田 あれ?ちょっと待ってください。資料によるとこのTシャツ、もしかするとコーデュラボディみたいで……(PCで確認作業中)。
熊谷 本当に!?もしそうなら珍しいけど……(Tシャツ片手に審判=本田へリクエスト中)。
本田 コットン60%ナイロン40%。軽くて丈夫。接触冷感効果もある機能素材。これ、コーデュラです!
熊谷 おぉ~リクエスト成功!リクエストは1試合で2回までです。失敗すると1回分行使する権利がなくなるので慎重に使っていきましょう。
本田 リクエスト、以前はメジャーだとよく見かける光景でしたが、最近ではプロ野球でももはや当たり前になりましたね。
熊谷 審判もしょせんは人間。人間の目には見逃しやミスだってあります。
熊谷 本田 ……。(細心の注意をしておりますが、本記事も万が一の誤字、脱字はご容赦ください)
マグネットボタンが観戦中にうれしい仕様!「前冠ヨコショルダーバッグ」¥4,400(税込)
本田 続いてはショルダーバッグ。商品キャプションによると「ポケットや仕切りが多く、収納力が考えられたバッグ」だそうです。たしかに外側と内側にはいくつもポケットがありますね。で、外側のフラップにはマグネットボタン。
熊谷 マグネットボタン!いいですね~!ここに観戦スタイルへの手厚い配慮を感じます。どうしても片手にはフードやドリンク、応援グッズを持っていたりと、観戦中は両手が空いている状況が少ないので。マグネットとなると、そりゃーもう便利です!しかもカラーも黒なので老若男女問わず、まさに“球場必携バッグ”と言っていいでしょう。
本田 その熊谷さんのスイッチの入り方、怖いんですけど(笑)。ただ、常日頃球場に通っている人がそう言うなら間違いなく便利なんでしょう。特に防水とかは付けていないみたいですけど、そのあたりは?
熊谷 ライオンズの本拠地球場・ベルーナドームは屋根があるので悪天候によって濡れる心配はありません!
本田 なるほど。ちなみに現在のプロ野球の球場の中で、野外球場はどこですっけ?
熊谷 神宮(明治神宮野球場)、ハマスタ(横浜スタジアム)、甲子園(阪神甲子園球場)、マツダ(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、ZOZOマリン(ZOZOマリンスタジアム)。
本田 即答(笑)。このショルダーが便利なのはわかりましたが、熊谷さんは球場に行くときのバッグってどうしてます?これだけじゃ応援グッズとかまで入りきらないでしょ?
熊谷 基本的には、リュックか大きめなトートバッグと、小さめなバッグの2個使いです。よく街中や電車の中で目にしませんか?バッグからニョキっとグッズが飛び出しているファンの人たちを。
本田 たしかに見かけますね。
熊谷 手ぶらで来ている人がいたら、それは逆に相当な猛者だと思います(笑)。ライオンズ特有の応援にはフラッグ(旗)が用いられていて、球場で見るとなかなか壮観なんですよ。フラッグを収納するためにも、他バッグと併用するかたちが望ましいかと思います。
3カ所に配置されたロゴが印象的「NEW ERA バケットハット レオマークシルエット」¥5,060(税込)
熊谷 言わずもがな、球団グッズの筆頭ファッションアイテムですね。
本田 ベーシックな作りですが、ニューエラのロゴを含めて3カ所に配置されているロゴにはなにかじわじわとくるデザイン性がありますね。独特のユーモアを感じます。
熊谷 たしかに。センターに英字でライオンズ(Lions)、サイドにレオマークのシルエット。球団側の絶対的な自信の表れなのかもしれませんね。そもそも、ライオンズはベーシックな面とユーモラスな面、個性的な面のどちらも兼ね備えている球団なんじゃないでしょうか。松井監督の現役時代にしても、一流のプレイヤーでありながら金髪スタイルが印象的でしたし。
本田 おぉ!その推察、案外的を得ているかもしれませんね!
熊谷 ありがとうございます(笑)。ライオンズというチームは、前身である西鉄ライオンズ時代は“野武士軍団”と呼ばれていたんです。強面の選手が多かったり、ワイルドな選手が多かったり。無頼派な選手が多いイメージでした。
本田 へぇー!その個性やDNAが今も受け継がれているというわけですね。あと、ライオンズってホームランバッターの外国人選手の存在感も昔からデカかった気がします。(アレックス・)カブレラ選手とか。
熊谷 他にも(オレステス・)デストラーデ選手とか。そんなライオンズは昔から“山賊打線”という愛称がつくほどの強力すぎる打線が魅力でもありましたが、今年はそれ以上に投手陣が良さそうです。特に、甲子園でそれぞれ優勝経験のある髙橋光成(こうな)投手と今井達也投手。髙橋投手は群馬県の前橋育英高等学校、今井投手は栃木県の作新学院高等学校の出身で、北関東出身者でもあります。そしてこの2人もまた、野武士軍団の名残を残すライオンズらしいと言いますか、ロン毛が特徴でとにかくワイルドなんですよ。
本田 本当にすごいですね。熊谷’sデータベース。
頼れる主将、smart編集部・熊谷が推す3選
この“ライオンズブルー”こそ“大人の青”の象徴「復刻Tシャツ 西武ライオンズ(1979)」¥3,360
本田 ここからは熊谷氏セレクトのアイテム3選です。まずはTシャツから。
熊谷 これはもう、多くの人にとっての“Theライオンズ”でしょう。僕はこの色を見たらパブロフの犬かのように無条件に反応してしまいます。「あ!ライオンズだ。強いぞ」と。
本田 まさしく黄金期の象徴ですね。
熊谷 その通りです。そして当時のライオンズは「大人の野球をする」ことでも称賛されていました。僕にとっての大人ブルーは、いわゆるファッションシーンでよく言われている「ネイビー」ではなく、この「ライオンズブルー」です。
本田 実にこぎつけっぽい理屈をありがとうございます。
熊谷 80年代は石毛(宏典)選手、辻(発彦)選手などを筆頭に、アダルトな野球をするチームっていうところは事実ですから!しかしこのブルー、やっぱりいいですね。野球好きの編集者のなかに、デザイナーとのやりとりで「そこのブルーはライオンズブルーでお願いします」って伝えたことがある人が絶対にいるはず。パントーン(PANTONE:世界で使用されている色見本帳のひとつ)で答え合わせしたいくらいです。
本田 ティファニーブルー的な。これは“1979年”とあるので、西武ライオンズ誕生直後のデザインだったってことですね。
熊谷 今の時代だと生まれてこなかったブルーかもしれませんし、感慨深いですね。あとやっぱり、ライオンズといえばこのレオマーク。巨匠・手塚治虫さんの『ジャングル大帝』が残す印象は強いです。
本田 ライオンズのレオは、手塚治虫さんのデザインによって1978年に誕生したそうです。
熊谷 ライナは?
本田 レオの妹・ライナは1981年の誕生とあります。球団で長く大切にしているデザイン。ありがとうレオ&ライナ。ありがとう手塚治虫さん。
熊谷 ちょっと!まだ終わりませんよ!(笑)
本田 あ!熊谷さん!このTシャツ、3,360円だって。
熊谷 なんとリーズナブル!非常に良い買い物です!
プロ野球ファンなら“一家に一台”モノ!「ブロックカレンダー」¥3300(税込)
本田 お次は卓上カレンダー。
熊谷 一家にひとつはあるべきもの、それがカレンダーです。
本田 特に我々はデスクワークが多いので、卓上カレンダーを重宝しがちでもありますね。
熊谷 そうなんです!僕はプロ野球が開幕すると、自分の予定と照らし合わせて「いつなら観に行けそうだな」という頭に切り替わります。日にち感覚はファンにとって非常に大事なわけです。火曜日からの平日3連戦と、金曜日からの週末にかけての3連戦とでは全然違う!なので卓上カレンダーがないライオンズファンは絶対に買ったほうがいい!
本田 (言い切りおった……)そうなんですか。長く使えるものなので、そういう意味でも持っておいて損はないですしね。
熊谷 プライベートはもちろん、会社でも球団グッズを身の回りに置くファンはいるので需要はたくさんあります。
本田 自分のことですよね、それ。
熊谷 いっそ、星取表みたいな要素を追加してくれたらさらに応援熱も高まりそうです。
本田 じゃあ、試合ごとに組み替える必要はあるけど、この数字が書いてある面と反対の面で、白星か黒星かわかるように色を変えたデザインになっていたら、カレンダーとしてより楽しいかもしれないですね。
熊谷 それ良い!遊び感覚のある勝敗機能付きカレンダー。ひと月のチーム成績を確認したいときって必ずあるので、その機能があれば僕なら組み替えます。
強度・耐久性ともに折り紙付き!複数買いを推奨「折りたたみコンテナ」¥7,700(税込)
熊谷 熊谷ピックアップアイテムはこれがラスト。車の中でも家の中でも、こんなんなんぼあってもいい(©ミルクボーイ)です。
本田 アーミー感のある、落ち着いたカラーがいいですね。ステンシル調に入れているロゴで球団愛も伝わりますし。
熊谷 「強度・耐久性ともに折り紙付き」とのことなので、タフなことも間違いなさそうです。こういった類(たぐい)のものって、ひとつだけでもいいですが複数個揃えているのがビジュアルとしても効果的ですよね。
本田 ですね。用途もたくさんありそう。子供のおもちゃ入れとか。親のエゴっちゃエゴかもですが、自分が好きなものを子供にも好きになってもらいたいというピュアな気持ちは否定できません。
熊谷 シンプルなかっこよさって子供にも伝わりやすいと思います。球団の新規ファン獲得のためにも、やるなら早めにすり込んでいきましょう。
この記事を書いた人
スポーツ新聞社、編集プロダクションを経て宝島社に入社。2014年よりsmart編集部に所属し、2022年9月よりsmart Webの専任担当。タレント特集を中心に、ファッション、スニーカー、腕時計、美容などを幅広く担当。3度のメシより野球好きで、幼稚園年長の頃からの熱狂的な東京ヤクルトスワローズファン。最近はサウナにハマっており、smartサウナ部の広報担当も兼務。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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